異世界は現実だ!
別世界でVIP対応なのだ!
第三章
第46話、別世界でVIP対応なのだ!
帝都に向かう旅二日目、僕は朝食も済ませた後、結界を解除してオークたちはその場で解放し歩き始めた。筋肉痛などにはならなかった。あんなに歩いたのに不思議なものだ。
僕は北へ北へと歩き続ける。小休止の時は方角があってるかの確認と"ウォーター"の水を飲んで水分補給だ。まあ基本だわな。三時間歩いたら三十分休むの繰り返しだ。それぐらいが丁度いい。
そうしていると一回目の休憩が終わり歩き始めた頃正面に丘のようなものが見えた。アバットさんからは"丘が見えれば帝都は近い"と言われていた。僕は胸が高まり丘に向かって駆け出した。近くに行ってみると丘とは言えど急斜面な登りになってた。これを登って行くとなるとかなり大変だが、僕にとっては造作もない。羽靴に履き替え"フライ"の魔法で上に向かって飛ぶ。その時に風除けの結界を張る。一様だ。
まっすぐ上に飛ぶと丘の頂上には一分ぐらいで着いた。頂上までは六百メートルぐらいはあった。そして頂上に立つと僕は思わず驚く。
今登って来た側面は荒野で石がゴロゴロとした山肌だが、反対すなわち今から行こうとしている場所は木々が生い茂り全く気候が違った。川が流れており、気質も違う。太陽も全く同じものとは思えなく雲も発生している。
"別世界"
その言葉しか出てこなかった。丘を下りたところに家らしきものが見える。そして遠く微かに見える場所に宮殿みたいなものが見える。あれがおそらくは帝都なのだろう。ニアーの町からここまでは遠いが、ここから帝都まではそんなにかからなそうだと思った。
僕は丘を木々が生い茂る方へと飛びながら降り第一の町から少し離れたところに着地した。そして検問所が見えてきて若い兵士が一人立っていた。見た目的にはアバットさんと変わらない。
「身分証明書を見せ、銅貨十枚を払いなさい。」
僕はガガさんからある紙を渡されていた。それはガガさんに認められたものしか持つことができない帝国軍大将の紋章。それを見せれば帝国内ではどこでも無期限で行き来可能という証明書だ。
なのでそれをバックから取り出し兵士に見せる。一応身分証明書も一緒に出す。
「これで大丈夫ですか?」
「……!?」
兵士はその紙と僕の顔を交互に見合い、腰から上を上下に振り始める。
「今までのご無礼申し訳ございませんでした!ガガ大将様の紋章確かに拝見いたしました!どうぞお入りください!お疲れているようでしたらお近くの兵士に言えば宿を紹介しますので。ではごゆっくりどうぞ!!!」
なんかVIP対応だったな。兵士にとっては帝国大将なんて帝王よりも偉い存在なのかもな。
この町はメンメル帝国スタ町というらしい。ここからまっすぐ北に行くと帝都があるみたいだ。丘から見えたのはやはり帝都らしい。だがその前に大きな川があり普通の人々は丸一日かけて行くらしいが僕は"フライ"で飛んでいけばいいので、今日はここから少し北東にある、川の手前の小さな町メッタまで行くことにした。まあ前に行けるなら行っておきたい。それにマップの開示も大切だと思うからな。町はなるべくわかる範囲で回ったほうがいい。
そういうことで、すぐにスタ町は出てメッタの町に行く。砂漠とは違い、木や植物が多く生い茂っているのでそれなりにウサギや鳥などの小動物もいた。本当に少し歩くと小さな町が見えてきて検問所から兵士が出てくる。そこでもガガさんの紋章を見せ驚かれた後、VIP対応になり町で一番高い宿を半額で貸してもらえた。お偉いさんってこういう気分なんだろうなと思いながら優越感もあったが、小恥ずかしい感じもした。
第46話、別世界でVIP対応なのだ!
帝都に向かう旅二日目、僕は朝食も済ませた後、結界を解除してオークたちはその場で解放し歩き始めた。筋肉痛などにはならなかった。あんなに歩いたのに不思議なものだ。
僕は北へ北へと歩き続ける。小休止の時は方角があってるかの確認と"ウォーター"の水を飲んで水分補給だ。まあ基本だわな。三時間歩いたら三十分休むの繰り返しだ。それぐらいが丁度いい。
そうしていると一回目の休憩が終わり歩き始めた頃正面に丘のようなものが見えた。アバットさんからは"丘が見えれば帝都は近い"と言われていた。僕は胸が高まり丘に向かって駆け出した。近くに行ってみると丘とは言えど急斜面な登りになってた。これを登って行くとなるとかなり大変だが、僕にとっては造作もない。羽靴に履き替え"フライ"の魔法で上に向かって飛ぶ。その時に風除けの結界を張る。一様だ。
まっすぐ上に飛ぶと丘の頂上には一分ぐらいで着いた。頂上までは六百メートルぐらいはあった。そして頂上に立つと僕は思わず驚く。
今登って来た側面は荒野で石がゴロゴロとした山肌だが、反対すなわち今から行こうとしている場所は木々が生い茂り全く気候が違った。川が流れており、気質も違う。太陽も全く同じものとは思えなく雲も発生している。
"別世界"
その言葉しか出てこなかった。丘を下りたところに家らしきものが見える。そして遠く微かに見える場所に宮殿みたいなものが見える。あれがおそらくは帝都なのだろう。ニアーの町からここまでは遠いが、ここから帝都まではそんなにかからなそうだと思った。
僕は丘を木々が生い茂る方へと飛びながら降り第一の町から少し離れたところに着地した。そして検問所が見えてきて若い兵士が一人立っていた。見た目的にはアバットさんと変わらない。
「身分証明書を見せ、銅貨十枚を払いなさい。」
僕はガガさんからある紙を渡されていた。それはガガさんに認められたものしか持つことができない帝国軍大将の紋章。それを見せれば帝国内ではどこでも無期限で行き来可能という証明書だ。
なのでそれをバックから取り出し兵士に見せる。一応身分証明書も一緒に出す。
「これで大丈夫ですか?」
「……!?」
兵士はその紙と僕の顔を交互に見合い、腰から上を上下に振り始める。
「今までのご無礼申し訳ございませんでした!ガガ大将様の紋章確かに拝見いたしました!どうぞお入りください!お疲れているようでしたらお近くの兵士に言えば宿を紹介しますので。ではごゆっくりどうぞ!!!」
なんかVIP対応だったな。兵士にとっては帝国大将なんて帝王よりも偉い存在なのかもな。
この町はメンメル帝国スタ町というらしい。ここからまっすぐ北に行くと帝都があるみたいだ。丘から見えたのはやはり帝都らしい。だがその前に大きな川があり普通の人々は丸一日かけて行くらしいが僕は"フライ"で飛んでいけばいいので、今日はここから少し北東にある、川の手前の小さな町メッタまで行くことにした。まあ前に行けるなら行っておきたい。それにマップの開示も大切だと思うからな。町はなるべくわかる範囲で回ったほうがいい。
そういうことで、すぐにスタ町は出てメッタの町に行く。砂漠とは違い、木や植物が多く生い茂っているのでそれなりにウサギや鳥などの小動物もいた。本当に少し歩くと小さな町が見えてきて検問所から兵士が出てくる。そこでもガガさんの紋章を見せ驚かれた後、VIP対応になり町で一番高い宿を半額で貸してもらえた。お偉いさんってこういう気分なんだろうなと思いながら優越感もあったが、小恥ずかしい感じもした。
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