話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

異世界は現実だ!

竹華 彗美

魔法修行③でマスターなのだ!

 第二章
 第23話、魔法修行③でマスターなのだ!


 修行三日目、僕は朝からゴブリンを狩っていた。昨日帰ってオークを持っていくと驚かれた。オーク三体を一人で狩ってくるなんてすごいことらしい。オークは大体一匹あたり二人で討伐するのが当たり前だという。村長のワンストさんからはすごい拝まれた。はっきり言って困る!

 
 まだ火属性魔法でゴブリンを狩っていく。なるべくマックスになった魔法は使わず、討伐していく。今日はファイヤーエレメンタルを使って討伐していた。レベル1でエレメンタルは魔力3で大体一メートルぐらい、五分間戦ってくれる。攻撃に威力はあまりないので僕がファイヤーウォールなどで防御しながら戦っていく。時々ファイヤージャベリンも使って補佐する。そうするとわずか六回召喚しただけでレベルマックスになった。レベルマックスになると魔力3で三メートルぐらいになり十分間戦う。攻撃の威力もレベル1の二倍程度になる。攻撃は極めてシンプルで殴る、蹴る、炙るだ。それでもかなり戦いやすくなる。まあまあ使えるな。
 戦闘中は羽靴は使わず運動靴にしている。やはり地に足をつけしっかりと立った方が戦いやすい。空を飛びながらも慣れれば面白いだろうなぁ。

 
 午前中でファイヤーエレメンタルを使いながら戦ったおかげで補佐したファイヤージャベリンもマックスになった。
 アーマー系は発動して消す、発動して消すという行為を繰り返しているとレベルは上がっていった。なので午後は全属性のアーマーをレベルマックスできた。アーマーもマックスになると使用中の副作用が弱くなり、発動も全属性共通で魔力2で十分もつ。使えるかもしれない。
 その後試しに火属性魔法の中級魔法を使ってみた。使えれば適性があるということを意味してくれるからだ。

「ファイヤーボム」

 ファイヤーボールよりも大きい火の玉を作り、その中心に魔力を送り爆破するようにイメージする。すると凄まじい音とともにボールが爆発した。実験に使った遺跡は見事に破壊されところどころ火を出していた。

「怖、これ。初級魔法なんてカスみたいだ。」

 僕は思わず声を出してしまった。こんなの地球でテロとかに使ったら、そこら辺の人全員死ぬよな?
 そんなことを考えたら背筋がゾクッとしてしまった。
 とういうことで結果火属性も適性があったみたいだ。

 次は水属性か雷属性か迷ったが雷属性にすることにした。相手の強魔族は蛇のようだと言っていた。そこで火を最初にレベル上げした目的は虫なら火が怖いんじゃないか?というただの妄想だ。まあ一番は火属性魔法が一番面白そうだったからだが。
 だが火属性の魔法をマスターするまで二日かかってしまった。いつ相手が襲ってくるかわからない以上、相手が一番不利そうな属性をマスターしておくべきだと考えたのだ。だから魔族と言ったら光や雷属性という地球の教えを信じてみようと思ったのだ。水属性は進化系まで使えるのでと思ったが元系も進化型もマスターするのはかなり厳しいと思ったので先に雷属性にしようと考えた。

 三日目の夜から雷属性の修行を始める。まだ攻めてくるなよ!強魔族!!



「異世界は現実だ!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く