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異世界は現実だ!

竹華 彗美

魔法修行①で火属性魔法なのだ!

 第二章
 第21話、魔法修行①で火属性魔法なのだ!


 モンスター狩りをし始めて二日目。昨日は魔法の試し作業で終わってしまったが充実した日だった。しかし色々試し過ぎて魔力が尽き回復しては尽きの繰り返しだ。確かにプロフィール以上は魔力はありそうだが(というのも新しく称号が増え、モンスターハンター、魔法入門者が追加された。モンスターハンターは魔力アップ、武力アップ。魔法入門者は魔力中アップとなっていた。魔力がこの二つの称号でかなり上がったようなのだ)、それでも魔力が足りない。強魔族が攻めてくるまでの間、ひとつひとつの魔法をレベルマックスにし、マジックキャスターのレベルも上げつつ全体レベルも上げることにした。
 ウォーターは昨日村の人たちに水を供給したのであっという間にレベルマックスになった。ウォーターソードは一回で不思議とレベルマックスになってしまったのでそれ以外の魔法だ。
 それにもしレベルマックスにあげることができたら水魔法のように中級魔法だけでなく進化型も使えるようになる可能性がある。その方針を決めたあと僕はモンスターエリアへと足を運んだ。

 
 地下はかなり暗い。村は少しばかり明るかったな。なんでだろう?まあそんなことは魔族を倒せばいくらでも聞ける。
 ミニライトをつけながら進む。ライトに気づいてレベル一のゴブリン達が襲ってくる。全部で六匹だ。
 まずは火属性魔法。最初にファイヤーウォールで障壁を作る。ゴブリン達は僕の前に火の壁が突然現れ驚いていた。ウォール類はレベル一で魔力を3消費し、二分間その場で壁の役割をしてくれる。大きさは僕の身長が百七十センチなのでプラス二十センチ。百九十センチほどだろうか。
 その後、横から回り込んできたニ体のゴブリンをファイヤーで直接触り丸焦げにする。一体は上から飛び降りてきたのでファイヤーボールで心臓を貫く。あと三体はファイヤージャベリンで弱らせファイヤーで丸焦げにした。
 魔力は半分くらい減ったようだ。モンスターから離れているところで小休止をとりまた戦う。今度は四体。ファイヤーソードで葬った。ソード系は武力がないとかなり難しい。モンスターハンターの称号がなければ剣すら振れなかっただろう。
 そんな感じで今日の午前中は火属性魔法を中心としてゴブリンを五十体程度狩った。その五十体はあらかじめ村にゲートを張っておいたので、丸焦げでなく食べれそうなものは提供した。
 僕はゴブリンは沢山狩っても、大丈夫なものなのか聞いた。しかし全く問題ないらしい。ゴブリンは繁殖がすごく一日に四十匹ずつぐらい増えていくそうだ。それなら問題ないな。
 午前中火属性魔法に集中したためファイヤーがマックスレベルに到達した。ゴブリン程度ならすぐ触って丸焦げにでき、なんといってもこの魔法は魔力消費量が少ない。マックスになると十回使っても魔力は1しか減らない。使い勝手がいい。強魔族にはさわれないと思うし、当たっても全くダメージにならないと思うが普段の生活では使えそうだ。
 午後も火属性魔法を中心にレベル上げをした。レベル三のゴブリンが四匹同時に出てきた時はひやっとしたがそんなに強くなかった。ファイヤーだとすぐ丸焦げになってしまったしな。僕のレベルとモンスターのレベルって別物なのかな?そうふと
思った。

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