異世界は現実だ!
遭難して見知らぬ土地なのだ!
第二章
第18話、遭難して見知らぬ地なのだ!
第一章までのお話。"ある女性に恋に落ちてしまったので冒険者になり女性を探す旅に出た"
のだったが…。
「ねぇ!ここどこ?タダンダルの街から出発してもう一週間だよね?いつ次の街に着くんだよ!」
タダンダルを出る前にダニー兄さんから隣の国への行き方を教えてもらった。北に進めばいいというので進んでみるが、全く街などない。村すらなかった。称号には遭難者が追加されてしまった。マップも開いてみるが今のところタダンダルと王都しか登録されてない。使えなすぎるだろ!
遭難者 体力アップ
フライで空を飛んでみるが、地平線まで全て砂漠だ。街らしきものもない。かなりきつい。
ずっと明るいので寝るにもねれず、兵舎に帰ってもいいのだが一週間で戻ったとなると笑い者になりそうな予感がして帰れない。ということで、サボテンを採りずっと砂漠を彷徨っているわけだ。 
「北ってこっちだよな?」
マップには方位磁針機能はないものの方位がわかるように地図のはしっこについてあるやつは付いているので前言撤回でまあまあ心の支えにはなる。しかし後どのくらい歩けば着くんだよ!
フライはもしもの時用だ。魔力がそれで尽きてしまったら僕がまだ見ぬ生物に敵対され襲われたりした時に、フライやゲートなどの魔法が使えないからだ。逃げる手段がなくなれば戦うしかないが、僕より弱い奴ならいいが砂漠の巨大生物なんて手に負えないからな。
なぜか知らないが羽靴を履いている時は魔力を消費せず常時一センチほど宙に浮かぶ。空中散歩状態なので熱い砂が入ってこないし、足が疲れなくて有難いのだが。
歩いて歩いて歩いて進んで行く。とある地点で向こうに生物の声が聞こえた。僕は盗み聞き称号で聴力がアップされているためその声をしっかりと聞くことができた。その方向へと向かってみる。何かがいる。あそこに何かが……そう思い姿が見れる直前、
ドン!!
僕は突如後ろから何かに衝撃を与えられ、意識を失った。
「ここはどこなのだろう?」
ガヤガヤと人の声がする。男が1一、二、三、四、……十人。見知らぬ天井、見知らぬベッド。
僕は立ち上がり声が聞こえる方のドアを開ける。
「ん?おや?起きたか?坊主!大丈夫か?」
「……え?」
「なんだ覚えてないのか?お前砂漠で倒れてたの。俺たちがここまで運んでやったんだぜ?」
「……あ、そういえば砂漠で声が聞こえてなんかの衝撃で……そのあと記憶がない。」
「あ〜なるほどな。それはあれだ。乾燥ゴブリンだな。子供が泣いてる声をお前が察知して見に行ったら大人のゴブリンがそれを見つけて敵だと思って襲ったんだな。」
「乾燥……ゴブリン……?……というよりもここはどこですか?あなた方は誰ですか!?」
「警戒するよりもお礼をしなさいよ。君、あの状態で僕らが見つけなかったら確実に死んでたよ!」
「え!?……そうなんですか?ありがとうございました。」
「まあいいってことよ!困った時はお互い様だ!まあこっち座れや。」
僕は男十人の円卓の空いた席に腰を下ろした。
第18話、遭難して見知らぬ地なのだ!
第一章までのお話。"ある女性に恋に落ちてしまったので冒険者になり女性を探す旅に出た"
のだったが…。
「ねぇ!ここどこ?タダンダルの街から出発してもう一週間だよね?いつ次の街に着くんだよ!」
タダンダルを出る前にダニー兄さんから隣の国への行き方を教えてもらった。北に進めばいいというので進んでみるが、全く街などない。村すらなかった。称号には遭難者が追加されてしまった。マップも開いてみるが今のところタダンダルと王都しか登録されてない。使えなすぎるだろ!
遭難者 体力アップ
フライで空を飛んでみるが、地平線まで全て砂漠だ。街らしきものもない。かなりきつい。
ずっと明るいので寝るにもねれず、兵舎に帰ってもいいのだが一週間で戻ったとなると笑い者になりそうな予感がして帰れない。ということで、サボテンを採りずっと砂漠を彷徨っているわけだ。 
「北ってこっちだよな?」
マップには方位磁針機能はないものの方位がわかるように地図のはしっこについてあるやつは付いているので前言撤回でまあまあ心の支えにはなる。しかし後どのくらい歩けば着くんだよ!
フライはもしもの時用だ。魔力がそれで尽きてしまったら僕がまだ見ぬ生物に敵対され襲われたりした時に、フライやゲートなどの魔法が使えないからだ。逃げる手段がなくなれば戦うしかないが、僕より弱い奴ならいいが砂漠の巨大生物なんて手に負えないからな。
なぜか知らないが羽靴を履いている時は魔力を消費せず常時一センチほど宙に浮かぶ。空中散歩状態なので熱い砂が入ってこないし、足が疲れなくて有難いのだが。
歩いて歩いて歩いて進んで行く。とある地点で向こうに生物の声が聞こえた。僕は盗み聞き称号で聴力がアップされているためその声をしっかりと聞くことができた。その方向へと向かってみる。何かがいる。あそこに何かが……そう思い姿が見れる直前、
ドン!!
僕は突如後ろから何かに衝撃を与えられ、意識を失った。
「ここはどこなのだろう?」
ガヤガヤと人の声がする。男が1一、二、三、四、……十人。見知らぬ天井、見知らぬベッド。
僕は立ち上がり声が聞こえる方のドアを開ける。
「ん?おや?起きたか?坊主!大丈夫か?」
「……え?」
「なんだ覚えてないのか?お前砂漠で倒れてたの。俺たちがここまで運んでやったんだぜ?」
「……あ、そういえば砂漠で声が聞こえてなんかの衝撃で……そのあと記憶がない。」
「あ〜なるほどな。それはあれだ。乾燥ゴブリンだな。子供が泣いてる声をお前が察知して見に行ったら大人のゴブリンがそれを見つけて敵だと思って襲ったんだな。」
「乾燥……ゴブリン……?……というよりもここはどこですか?あなた方は誰ですか!?」
「警戒するよりもお礼をしなさいよ。君、あの状態で僕らが見つけなかったら確実に死んでたよ!」
「え!?……そうなんですか?ありがとうございました。」
「まあいいってことよ!困った時はお互い様だ!まあこっち座れや。」
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