300年 吸血 鬼ごっこ
第4話 〜動き出す何か〜
ある朝の事だった。
鏡を見ると、 私の首に有る牙の刺さった痕が広がっていたのだ。
 「抉れたみたいになってやがる……どうりで痛い訳だよな」
傷口からは血が少し出ていて、 首を少し傾げるだけで引き裂かれるような痛みが来る。
今回も学校を休むしかないな……と考えた私は、 いつもなら由奈に対してメールするが、 今回は別の奴にメールを送った。
数十分後、 そいつは私の家にやって来た。
 「おはよう、 凌菜ちゃん。 どうしたの? 」
私は傷口を指差し、 ヴォルフを強く睨みつける。
だが、 傷口を見たヴォルフもとても驚いた様に眉を曲げ眼を見開いている。
どうしたのか聞いて来たヴォルフに対し、 私は腕組みをし、 左目を閉じて答えた。
 「吸血鬼、 ゾンビ、 キョンシー、 ミイラとかって噛まれたりしたら仲間になってちまうんだろ? だからお前のせいじゃないかと思って」
ヴォルフを大きく手を横に振ると、 必死に誤解を解こうとしてきた。
 「僕にそんな力ないから! 死んでる訳でもないし」
そうなのか……こいつらの仲間になっちゃったら自殺してやろうと思ったんだけどな。
違うなら生きてよう。
 「それにしてもこの傷何なんだろうな。 お前の噛み跡が違うってんなら」
 「そこは気になるとこだね。 とりあえず病院にでも行ってみる? 」
そうだな、 と頷いた私は病院へ行く準備を始め、 ヴォルフは高校へと向かった。
数分経ち病院へ着いた私は服で傷が見えない様にしたが、 医者が何か言ってきたらどうしようかと不安になっていた。
もし、 手術しなきゃみたいな流れになったら最悪だし……。
そう考えていると、 私は看護師の女性に名前を呼ばれ、 診察室に入った。
 「よろしくお願いします」
診察をしてくれる医者は何故か帽子をしかも深く被っており、 顔が良く見えない。
だが、 医者にしてはとても珍しい金髪で、 ピアスもしてるし。
オマケに色黒で、 ある奴を思い出させる容姿だった。
 「はい、 じゃあまず首見せて下さい」
私は普通に首を医者に見せているがふと思った。
 『私まだ首なんて言ってないんだけどな……』
私は凄い医者なんだろうと思い、 首を差し出すが間近で見てくる医者の吐息がかかって気持ちが悪かった。
医者は唸ると何やらノートに書き出し、 斜め下を見ながらこっちを向いた。
そんなに顔見られたくないの?
 「はい、 じゃあちょっと服脱いで下さい」
 「え? 」
思わず確認すると、 また同じ事を言われた。
首なのに服を脱ぐ必要はあるのだろうか……見辛いのかな? そう考え素直に私は上半身下着姿となった。
冷房が効いているのか寒かった。
 「ん〜……」
医者は傷口を見てまた唸っている。
帽子で良くは分からないが、 別のトコを見ている様にも感じた。
そして医者はまたノートに書き出し、 咳払いをしてからこっちを向いてきた。
 「下も脱いで下さい」
 「は ︎ 」
首に傷が有るのに下も脱げってどういう事だ ︎
私は流石におかしく思い、 医者に確認した。
 「あの、 下も脱いで何か意味あるんですか ︎ 」
そう言うと、 医者は頷き私の首元に手を置いた。
 「ここの傷の作用として他の場所に別の痕が出来てないか調べるんです。 なのでいっそ全部脱いでくれて構いません」
構いませんじゃねーよ! 確かにそういう事もあるらしいけど全部脱げって何だコイツ ︎
 「あの、 それは分かったんですけど自分で見るとか看護婦さんに見てもらうとかじゃダメですかね」
男の前で下着姿になるの自体マジで死ぬ程恥ずかしいのに下まで脱げるか!
私が聞くと医者は高速で首を横に振った。
 「看護婦達はこの症状は全く分からないと思いますし、 自分じゃ見えない所もあるでしょう」
そうだけど……!! 絶対ヤダからな!
 「もういいです、 私今日はもう帰りますね」
私がドアを開けようとしたら、 ドアは鍵が掛かった様に開かなかった。
そして医者は私の腕を掴んで部屋に有ったベッドに押し倒して来た。
 「患者さん? な〜に逃げようとしてるのかな? 」
 「オメー何してんだコラァ ︎ 」
医者の正体はやはりヴォルフだった。
予想は出来てたんだよ、 あちこち共通点あり過ぎだもんな! てか何で医者になってんの ︎
 「しかも君、 服着ないで出るつもりだったの? 」
あ、 忘れてた。
ヴォルフは私の服を自分の椅子の上に投げた。
人の物投げんな。
 「……何でお前医者やってんだ」
 「いやぁ、 昔医者の免許取ってたから普通に慣れちゃって。 イケメン天才医者って有名なんだよ? 」
 「学校行けよ! 」
爽やかな笑顔で言うヴォルフに突っ込まずにはいれなかった。
しかし、 コイツは一体何を……はっ! もしかして私の血を吸おうとしてる ︎
 「いやぁ、 jk凌菜ちゃんのそこそこ発育のいい身体見れて満足だよ僕は。 今度は凌菜ちゃん家のベッドでやろっか」
予想は的外れだったがコイツの変態度はヤバいな。
てかこの流れはヤバいかも知れないぞ、 この方向で進んでったら作品消される! ヤメロヴォルフ ︎
 「ふぅ……流石にこれ以上はマズいからココでは出来ないけど、 まあ機会があれば……」
 「させねーよ! 」
私は服を取ってヴォルフを蹴り飛ばし診察室から出て行った。
一体何考えてんだアイツ! 私の血を吸いたいんだかそれとも違う行為をしたいんだか分かったもんじゃない!
どっちもさせないけど!
私は病院から出て家へ向かった。
私は家の前で立ち止まり、 家の二階を見た。
アイツ居ないよな? からかう為に待ち伏せしてるとかあり得るかんな……こういう時アイツのテレポート能力厄介だな。
 「……よし」
私はポケットからスマホを取り出し、 ヴォルフに電話を掛けた。
プルルルルルルルルルルルルル。
その音は家の中、 2階にある私の部屋から聞こえた。
居やがった。
 『も、 もしもし? 凌菜ちゃんどうしたの? 病院に電話かけて来ないで〜……」
家からも同じ声が聞こえている。
 「お前私の部屋に居るだろ。 病院だったら出ないだろうしな」
 『げ』
私が溜息を吐くと、 部屋のカーテンが開いた。
ヴォルフがこちらをスマホを持ちながら見ている。
 『や、 やあ凌菜ちゃんお帰り〜……」
私が合図するとヴォルフは恐る恐る窓を開けた。
そしてその瞬間、 私のバッグが奴の顔面を直撃した。
 「お帰りじゃねえええええええ!!! 」
 「いってぇええええええ!!! 」
部屋の中で仕方なく私はヴォルフの治療をした──殴りまくった後にだが。
たくっ、 治療して欲しいのは私だっつうの。
 「凌菜ちゃん、 1回でいいから、 お願い聞いてくれる? 」
 「血をくれとかさせてくれとかだったら顔面の骨砕くからな」
ヴォルフは一旦黙ってから、 苦笑いで否定をした。
どっちかだったのかよ……マジで死ね。
 「首、 ちゃんと診せてくれないかな。 ちょっと気になっちゃって」
私はヴォルフの方に首を向けると、 彼は真剣な顔で首を見ている。
だが、 悩んでいるのを見るとこの傷が普通ではないのが分かる。
 「どうだ? どうにか治りそう? 」
私が不安そうに聞くと、 ヴォルフは頭を掻き、 両手で口を覆った。
どうしたんだこいつ、 何か言えよせめて。
そう思ってると何故かヴォルフは謝ってきた。
傷をつけたからだろうと思って、 仕方ないからいいって答えたが、 思ってる事は全然別だった。
 「ごめん、 首筋見てたらそのまま下に……」
上の方から私の服に手を入れて来たヴォルフ。
その瞬間、 触れられてから0.0001秒でヴォルフを壁に叩きつける私。
 「ぐ……!!! 」
頭を押さえて転げ回るヴォルフの上に跨ると、 再び拳を振り降ろした。
 「お前……今何したか分かってんのか? あ? 」
ヴォルフは治療したばかりの鼻を覆っている。
傷が開いたんだろう。
 「……触りました」
私が何をか聞くと、 ヴォルフは一瞬止まり、 私の身体の一部に再び触れてきた。
 「よく育っております」
その直後ヴォルフは町の空を暫く彷徨うはめとなった。
私の手によってな。
それにしてもアイツがあんなド変態だったなんてな……いやド変態なのは知ってたけど、 ごく普通に直に触るか ︎ 普通よ!
 「……っ ︎ 」
首がまた痛んだので、 私はとりあえず机に入っていたガーゼと包帯で応急処置をしといた。
 「ちっ、 暫くは学校休むか。 首が心配だしな。 いや、 家に居たらヴォルフが心配だけどな」
その後ヴォルフは人の家の上で倒れてるのを発見され、 医者の癖に病院に搬送されたらしい。
───そして私も誰も知らぬ者が彷徨き始めていた。
 「あれが聖女の生まれ変わりか……。 全く聖女には見えないが、 頂くとするか……。 女の血を」
遠くの古い建物から双眼鏡で凌菜を見るのは、 一体誰なのか……。
私の運命は少しずつ変化して行っていた。
  どうも、 ☆夢愛です。
今回ヴォルフの変態っぷりが分かる場面が多かったですが、 あれは文字数稼ぎでごさいます。
  本当はなるべくやりたくなかった方法です。
鏡を見ると、 私の首に有る牙の刺さった痕が広がっていたのだ。
 「抉れたみたいになってやがる……どうりで痛い訳だよな」
傷口からは血が少し出ていて、 首を少し傾げるだけで引き裂かれるような痛みが来る。
今回も学校を休むしかないな……と考えた私は、 いつもなら由奈に対してメールするが、 今回は別の奴にメールを送った。
数十分後、 そいつは私の家にやって来た。
 「おはよう、 凌菜ちゃん。 どうしたの? 」
私は傷口を指差し、 ヴォルフを強く睨みつける。
だが、 傷口を見たヴォルフもとても驚いた様に眉を曲げ眼を見開いている。
どうしたのか聞いて来たヴォルフに対し、 私は腕組みをし、 左目を閉じて答えた。
 「吸血鬼、 ゾンビ、 キョンシー、 ミイラとかって噛まれたりしたら仲間になってちまうんだろ? だからお前のせいじゃないかと思って」
ヴォルフを大きく手を横に振ると、 必死に誤解を解こうとしてきた。
 「僕にそんな力ないから! 死んでる訳でもないし」
そうなのか……こいつらの仲間になっちゃったら自殺してやろうと思ったんだけどな。
違うなら生きてよう。
 「それにしてもこの傷何なんだろうな。 お前の噛み跡が違うってんなら」
 「そこは気になるとこだね。 とりあえず病院にでも行ってみる? 」
そうだな、 と頷いた私は病院へ行く準備を始め、 ヴォルフは高校へと向かった。
数分経ち病院へ着いた私は服で傷が見えない様にしたが、 医者が何か言ってきたらどうしようかと不安になっていた。
もし、 手術しなきゃみたいな流れになったら最悪だし……。
そう考えていると、 私は看護師の女性に名前を呼ばれ、 診察室に入った。
 「よろしくお願いします」
診察をしてくれる医者は何故か帽子をしかも深く被っており、 顔が良く見えない。
だが、 医者にしてはとても珍しい金髪で、 ピアスもしてるし。
オマケに色黒で、 ある奴を思い出させる容姿だった。
 「はい、 じゃあまず首見せて下さい」
私は普通に首を医者に見せているがふと思った。
 『私まだ首なんて言ってないんだけどな……』
私は凄い医者なんだろうと思い、 首を差し出すが間近で見てくる医者の吐息がかかって気持ちが悪かった。
医者は唸ると何やらノートに書き出し、 斜め下を見ながらこっちを向いた。
そんなに顔見られたくないの?
 「はい、 じゃあちょっと服脱いで下さい」
 「え? 」
思わず確認すると、 また同じ事を言われた。
首なのに服を脱ぐ必要はあるのだろうか……見辛いのかな? そう考え素直に私は上半身下着姿となった。
冷房が効いているのか寒かった。
 「ん〜……」
医者は傷口を見てまた唸っている。
帽子で良くは分からないが、 別のトコを見ている様にも感じた。
そして医者はまたノートに書き出し、 咳払いをしてからこっちを向いてきた。
 「下も脱いで下さい」
 「は ︎ 」
首に傷が有るのに下も脱げってどういう事だ ︎
私は流石におかしく思い、 医者に確認した。
 「あの、 下も脱いで何か意味あるんですか ︎ 」
そう言うと、 医者は頷き私の首元に手を置いた。
 「ここの傷の作用として他の場所に別の痕が出来てないか調べるんです。 なのでいっそ全部脱いでくれて構いません」
構いませんじゃねーよ! 確かにそういう事もあるらしいけど全部脱げって何だコイツ ︎
 「あの、 それは分かったんですけど自分で見るとか看護婦さんに見てもらうとかじゃダメですかね」
男の前で下着姿になるの自体マジで死ぬ程恥ずかしいのに下まで脱げるか!
私が聞くと医者は高速で首を横に振った。
 「看護婦達はこの症状は全く分からないと思いますし、 自分じゃ見えない所もあるでしょう」
そうだけど……!! 絶対ヤダからな!
 「もういいです、 私今日はもう帰りますね」
私がドアを開けようとしたら、 ドアは鍵が掛かった様に開かなかった。
そして医者は私の腕を掴んで部屋に有ったベッドに押し倒して来た。
 「患者さん? な〜に逃げようとしてるのかな? 」
 「オメー何してんだコラァ ︎ 」
医者の正体はやはりヴォルフだった。
予想は出来てたんだよ、 あちこち共通点あり過ぎだもんな! てか何で医者になってんの ︎
 「しかも君、 服着ないで出るつもりだったの? 」
あ、 忘れてた。
ヴォルフは私の服を自分の椅子の上に投げた。
人の物投げんな。
 「……何でお前医者やってんだ」
 「いやぁ、 昔医者の免許取ってたから普通に慣れちゃって。 イケメン天才医者って有名なんだよ? 」
 「学校行けよ! 」
爽やかな笑顔で言うヴォルフに突っ込まずにはいれなかった。
しかし、 コイツは一体何を……はっ! もしかして私の血を吸おうとしてる ︎
 「いやぁ、 jk凌菜ちゃんのそこそこ発育のいい身体見れて満足だよ僕は。 今度は凌菜ちゃん家のベッドでやろっか」
予想は的外れだったがコイツの変態度はヤバいな。
てかこの流れはヤバいかも知れないぞ、 この方向で進んでったら作品消される! ヤメロヴォルフ ︎
 「ふぅ……流石にこれ以上はマズいからココでは出来ないけど、 まあ機会があれば……」
 「させねーよ! 」
私は服を取ってヴォルフを蹴り飛ばし診察室から出て行った。
一体何考えてんだアイツ! 私の血を吸いたいんだかそれとも違う行為をしたいんだか分かったもんじゃない!
どっちもさせないけど!
私は病院から出て家へ向かった。
私は家の前で立ち止まり、 家の二階を見た。
アイツ居ないよな? からかう為に待ち伏せしてるとかあり得るかんな……こういう時アイツのテレポート能力厄介だな。
 「……よし」
私はポケットからスマホを取り出し、 ヴォルフに電話を掛けた。
プルルルルルルルルルルルルル。
その音は家の中、 2階にある私の部屋から聞こえた。
居やがった。
 『も、 もしもし? 凌菜ちゃんどうしたの? 病院に電話かけて来ないで〜……」
家からも同じ声が聞こえている。
 「お前私の部屋に居るだろ。 病院だったら出ないだろうしな」
 『げ』
私が溜息を吐くと、 部屋のカーテンが開いた。
ヴォルフがこちらをスマホを持ちながら見ている。
 『や、 やあ凌菜ちゃんお帰り〜……」
私が合図するとヴォルフは恐る恐る窓を開けた。
そしてその瞬間、 私のバッグが奴の顔面を直撃した。
 「お帰りじゃねえええええええ!!! 」
 「いってぇええええええ!!! 」
部屋の中で仕方なく私はヴォルフの治療をした──殴りまくった後にだが。
たくっ、 治療して欲しいのは私だっつうの。
 「凌菜ちゃん、 1回でいいから、 お願い聞いてくれる? 」
 「血をくれとかさせてくれとかだったら顔面の骨砕くからな」
ヴォルフは一旦黙ってから、 苦笑いで否定をした。
どっちかだったのかよ……マジで死ね。
 「首、 ちゃんと診せてくれないかな。 ちょっと気になっちゃって」
私はヴォルフの方に首を向けると、 彼は真剣な顔で首を見ている。
だが、 悩んでいるのを見るとこの傷が普通ではないのが分かる。
 「どうだ? どうにか治りそう? 」
私が不安そうに聞くと、 ヴォルフは頭を掻き、 両手で口を覆った。
どうしたんだこいつ、 何か言えよせめて。
そう思ってると何故かヴォルフは謝ってきた。
傷をつけたからだろうと思って、 仕方ないからいいって答えたが、 思ってる事は全然別だった。
 「ごめん、 首筋見てたらそのまま下に……」
上の方から私の服に手を入れて来たヴォルフ。
その瞬間、 触れられてから0.0001秒でヴォルフを壁に叩きつける私。
 「ぐ……!!! 」
頭を押さえて転げ回るヴォルフの上に跨ると、 再び拳を振り降ろした。
 「お前……今何したか分かってんのか? あ? 」
ヴォルフは治療したばかりの鼻を覆っている。
傷が開いたんだろう。
 「……触りました」
私が何をか聞くと、 ヴォルフは一瞬止まり、 私の身体の一部に再び触れてきた。
 「よく育っております」
その直後ヴォルフは町の空を暫く彷徨うはめとなった。
私の手によってな。
それにしてもアイツがあんなド変態だったなんてな……いやド変態なのは知ってたけど、 ごく普通に直に触るか ︎ 普通よ!
 「……っ ︎ 」
首がまた痛んだので、 私はとりあえず机に入っていたガーゼと包帯で応急処置をしといた。
 「ちっ、 暫くは学校休むか。 首が心配だしな。 いや、 家に居たらヴォルフが心配だけどな」
その後ヴォルフは人の家の上で倒れてるのを発見され、 医者の癖に病院に搬送されたらしい。
───そして私も誰も知らぬ者が彷徨き始めていた。
 「あれが聖女の生まれ変わりか……。 全く聖女には見えないが、 頂くとするか……。 女の血を」
遠くの古い建物から双眼鏡で凌菜を見るのは、 一体誰なのか……。
私の運命は少しずつ変化して行っていた。
  どうも、 ☆夢愛です。
今回ヴォルフの変態っぷりが分かる場面が多かったですが、 あれは文字数稼ぎでごさいます。
  本当はなるべくやりたくなかった方法です。
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