359話 グダリの先の爆弾(修)

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大和「おいおいおいっ！？なんで俺んちなんだよ！？」

俺がそう言うと、みんなはキョトンとした。

理子「なんでって、ご挨拶だよ？」

大和「はい？」

聖菜「ご両親へのご挨拶。だって私たち、卒業したら結婚するでしょ？」

大和「いやまぁ、そりゃそうだけどよ･･･」

雫「今までは後回ししてましたが、早くした方がいいと思うんですよ。」

加奈「行動は、お早めにな！」

大和「そんな過払い金じゃないんだからさぁ･･･」

奈緒「もうこの歳になったら、許可さえあれば結婚できるのですから･･･しちゃいましょ？」

愛奈「うちの両親は、もはやウェルカムだから。そこんとこご理解を。」

大和「お、おう。」

みんなの圧が凄い。まぁどの道、逃げられないんだけどな。もうアポ済みだし。てか俺の家だし。

そんなわけで、俺は冷や汗をかきながら帰宅するのだった。

･･･だが、その帰宅途中。

リリィ「皆さんお揃いでどこへ？」

理子「大和ん家！結婚のご挨拶よ！」

大和「ちょ」

リリィ「へぇぇ･･･そうですかぁ･･･。ねぇ、大和さん？私はいかが？」

愛奈「悪いけどお断り。大和先輩は、私たちだけで既にキャパオーバー。」

大和「わかってるなら、少しくらい配慮ってもんをだなぁ･･･。」

リリィ「あなたには聞いてないんですよ。私は大和さんに聞いてるんです。」

大和「えぇ･･･(困惑)」

俺はなんとか、その場しのぎで話を流し、リリィから離れた。いや、嫌いじゃないし、どちらかと言うと好きなんだが･･･さすがに妹より年下は･･･ねぇ？

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玄関開けたら修羅場だった。そう言われてもイマイチピンと来ないだろう。だが、悲しいかな。俺の人生は─

小鈴「おにぃ？なに彼女沢山侍らせて、鼻の下伸ばしちゃってんの？本妻は私だって言ってるよね？」

聖菜「悪いけど、あなたは結婚出来ないよ？兄妹だからね、仕方ないね。」

ジェリー「私だって彼女ですもの。ご主人様、いーっぱいごほーししてあげますよ？」

奈緒「ご、ごほーしなら私だって出来るのです！」

大和「もうヤダ･･･。」

─こんなもんなんだよね。仕方ないね、うん。

とりあえずその場を収め、リビングに入ると･･･

大和「･･･何してんの？」

蒼龍「いやぁ、大和が彼女連れてくるって言うから･･･ねぇ？」

佳穂「そうそう、だから･･･ねぇ？」

大和「orz」

リビングに机が数多く並べられ、その上に馬鹿みたいな量のお菓子と料理が並べられていたのだった。

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蒼龍「えっと･･･とりあえず、その子たちが大和の彼女なんだね？」

大和「あぁ。父さんと違って、俺は全員幸せにするからな。」

わざと〝父さんと違って〟を強調して言ってみると、父さんは苦笑いをして流した。

佳穂「･･･でも、やっぱり小鈴はダメだと思うの。」

小鈴「なんでや兄妹関係ないやろ！」

大和「大ありだよ。」

俺は思わず突っ込んでしまった。

小鈴「むー･･･〝そこは、好きになっちゃったんだから仕方ない〟とか、〝好きになったのがたまたま妹だっただけだ〟とか言って欲しかったな･･･」

大和「はいはい。父さん、母さん。鈴のことは任せて。俺が幸せにするから。」

蒼龍「･･･本当は、小鈴を渡したくないが･･･しゃあないかぁ。」

大和「そう、しゃあない。」

小鈴「大丈夫だよお父さん！おにぃは優しいから！」

蒼龍「そっかぁ～なら大丈夫だな！」

いつまで経っても、鈴には激甘やな。

雫「あのー」

蒼龍「ん？どうしたんだい？」

雫「少し聞きたいんですが･･･」

そこで雫は、大きすぎる爆弾を落としやがった。

雫「子供って･･･どうしたらいいんですかね？」

･･･( 'ω')ﾌｧｯ!?

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☆コメント返信のコーナー☆

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･ラム&ロムさん
「放課後のお家デートとかリア充してますね(血涙)
ベッドの下に◯ロ本…だとありきたりなので、大和のトランクスでも仕組んでやろうかしら。」

→大和「やめなさい」

いいぞもっとやれ、トランクスと言わずに、どうせなら妹ちゃんのも･･･

大和「やめてください(社会的に)死んでしまいます。」

エロ本探しのために覗いたら、そこには大和と小鈴のパ〇ツが･･･！修羅場待ったなしですね。

大和「マジでやめて？」

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･黄昏ノームさん
「大和君、良かったね！
リリィちゃんが大人になれば
お前のハーレム増えるね！
応援するよ大和君！
まぁ大和の味方って訳では無いけどねw」

→大和「いやいや･･･大人になる頃には、別に好きな人ができるだろ。リリィには、もっと素敵な人が」

リリィ「いません。そんな人、この世に存在しません。」ｷｯﾊﾟﾘ

大和「えぇ･･･」

リリィ「ふふ･･･あと3、4年後ってとこですね。待っててくださいね･･･？」ﾆﾀｧ

大和「:(´◦ω◦｀):ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ」

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