女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

351話 ショタ、グダグダを無視(寒)




俺は強くノックする。恥ずかしさをかき消すように。

理子「うぇっへっへ、どうぞ~」

気持ち悪い笑い声が、部屋の中から聞こえてきた。・・・はぁ、憂鬱。

俺は、思いっきりドアを開けた。

聖菜「お~似合ってるぅ!」

ジェリー「クマさんパジャマ、気に入りました?」

大和「気に入るとでも?」

小鈴「おにぃ、クマの真似してよ!グオーッ!って!」パシャッ

大和「ぶっ飛ばすぞグオーッ!」クマー

俺は普通に怒ったのだが、笑顔で済まされる。

理子「大和・・・ちょっとだけでいいからさぁ・・・」

大和「ハミらせないからな、絶対に。」

理子「ちっ」

聖菜「理子ちゃん、そういうこと言わないの。ささ、次のやつに着替えてきてよ。」

大和「おう・・・」

俺は静かにドアを開け、閉めた。

なんていうか、この姿じゃ威厳が一切ないんだもんなぁ・・・はぁ。

・・・言いたいことは分かる。そうさ、元から威厳なんてねぇよ。ぺっ。



ゴンゴンゴンとノックする。ドアぶち壊してやろうか。無理だけどさ。

・・・いや、今の俺ならできないこともない気がする!やったるぜこんちくしょおぉぉ!

小鈴「おにぃ?早く入って・・・」
ガチャ

大和「あ」ポス

小鈴「・・・何してんの?まぁ、全然OKなんですがね。」パシャパシャ  ナデ

大和「何でもないです・・・。」トラー

虎のパジャマを着て、妹にすがり付いている俺が、そこにいた。もうやだ、恥ずい・・・。



コツ・・・コツ・・・。弱々しくノックする。着ている服の雰囲気というのもあるのだが、さっきの反動が大きいのだ。

理子「おー、そういうのも似合うね~。」

聖菜「大和くん、将来役者とかにもなれるかもよ?」パシャ

大和「絶対にいやだ・・・」ユーレー

小鈴「可愛い可愛い」ナデナデ

大和「やめなされ・・・呪うよ?」

小鈴「おぉ怖い怖い」ナデナデ

ジェリー「なでなでーです」ナデナデ

大和「(  '-' )」

お化けの格好で、妹に撫でられる俺が、そこにいた。ネタの使い回し、ダメ、ゼッタイ。



最後。もう・・・おうち帰りたい。

だが、これを乗り切れば・・・だけど、この服はないだろ。

俺は小刻みにノックする。わざとでは無い、必然とそうなってしまうのだ。

理子「うへへへ・・・ええのぉ」カシャシャシャシャシャ

聖菜「良きかな・・・良きかな・・・」

大和「やめて・・・寒い・・・」

アホほど寒い。スッケスケです、はい。

小鈴「じゃあ、引っ付いてあげないとね?」ピッタァ

ジェリー「みんなでポカポカ~」ピッタァ

大和「今回は許す・・・」

理子「じゃあ私は後ろから・・・」ムニ

大和「普通に引っ付こうか、おい」ググ

聖菜「・・・引っ付きそびれた・・・」

こうして、俺は無事に着せ替え人形と成り果てたのだった。・・・どこが無事なんやワレェ。


☆コメント返信のコーナー☆


・黄昏ノームさん
「じゃあ虹色に輝くチョコをあげよう!
貴方が欲しいのはこの虹色のチョコですね?そうですね?(威圧
ブロマイドがダメならポスターにすれば良いじゃのいこw
まぁ私が君の写真を持っている以上はね?((シャシンヾ(・д・。)フリフリ」

→大和「なんか無敵になりそうなチョコやな・・・。安全とは程遠いけど。ついでに写真貸せい。ビリビリにしてやる。」

えぇい、つべこべ言わずにお口へシュート!(っ'-' )╮ =͟͟͞͞

大和「ぶっ!?」

虹色のチョコを食べてしまった大和!果たして無敵になれたのか!?大和の運命やいかに!

大和「勝手に殺すな!」

まだ何も言ってないんだが・・・。

大和「その後絶対、大和死す!って言うつもりだったろうが!」

・・・。(目逸らし)

大和「否定しろやァァ!」


コメント

  • 黄昏ノーム

    写真は既に君の身の回りの人に上げたよ?(´>∀<`)ゝ))エヘヘ
    虹色のチョコ食べたのか……
    あのチョコには猫耳が生える呪いが掛かってるのにw
    ご愁傷さまです(*^^*)

    1
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