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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

350話 ショタ、腹を括る(諦)




その後、俺たちはカフェへと入り、放課後のひと時を楽しんだ。

いつも通りに、ブラックのコーヒーを頼んだのだが、どうやら味覚や感覚までお子様になっているらしい。ミルクと砂糖を入れて、冷ましてからじゃないと、とても飲めたものではなかった。

周りからはさぞかし、仲のいい姉弟だとか思われたんじゃなかろうか。俺たち自身、そう見えるようにしていたのだが・・・

加奈「ほら、あーん」

大和「あ・・・あーん・・・」モグモク

加奈「どうだ?美味いだろ?」

大和「う、うん。とっても美味しいよ、加奈・・・お姉ちゃん。」

雫「大和くん、私のもどうぞ!」バッ

大和「んぐっ!?ん・・・」モグモク

雫「どうですか?」

大和「お、美味しいよ?雫お姉ちゃんのも・・・」

ジェリー「むー・・・大和くん?お姉ちゃん、大和くんのケーキ食べてみたいな?」

大和「え?うん、いいけど・・・」スッ

ジェリー「そうじゃなくて。食べさせて欲しいな?」

大和「」

こんな感じで、俺のメンタルがボロッボロに崩れ去ったのだった。頼むから早く治って・・・。



カフェから出たあと、別れたところまで戻ると、みんな既に揃っていた。理子と聖菜、鈴の3人は大きな紙袋を抱え、奈緒と愛菜は買い物袋を掲げた状態で。

理子「満足のいく買い物であった」
ホンワカ

聖菜「これで大和くんを・・・ふへへ・・・」

小鈴「おにぃ、覚悟しててね?おにぃに似合いそうなのたっくさん買ったから!」

大和「やめて・・・俺は既にボロボロなんや・・・」

奈緒「愛菜ちゃん、ありがとうなのです!おかげで助かったのです!」

愛菜「・・・お易い御用。ご褒美は大和くんの着せ替えショーで良いぞ・・・」

大和「やるとは一言も・・・」

理子「残念、拒否権はないんだなぁ。」ガシッ

聖菜「大和くん、お覚悟を。」ガシッ

大和「HA☆NA☆SE!」

小鈴「無理かも」ガシッ

理子「ささ、お家へレッツゴー!」

大和「いやぁぁぁぁ!」

雫「写真、撮ってくださいね?」

加奈「印刷も頼むぞー!」

聖菜「ガッテン承知ー!」

ジェリー「大和くん、人生諦めが肝心だよ?」

大和「いやなものはいやだぁぁ!」

抵抗虚しく、俺はズルズルと引っ張られるのだった。



理子「着いたー!」

大和「着いてしまった・・・」

理子の家に到着。俺氏、絶望す。

聖菜「さ、早くお着替えしましょうね~」

大和「あとで絶対、お前らにも同じ目にあってもらうからな・・・。」

俺は、理子の部屋の隣にある物置部屋に、紙袋を持たされた状態で入れられた。

俺はため息をつき、紙袋を漁ってみる。・・・どれも全て、いつもの俺なら恥ずかしんでるやつだ。だが、これを着ないとここからは出れない。

・・・はぁ、しゃあない。俺氏、男の意地を見せます。


☆コメント返信のコーナー☆


・黄昏ノームさん
「お前失礼だろ!
単に中身がブートジョロキアなだねのチョコなんだよ!
気にしたら負けだよ!
もしかしたら元に戻るかもよ!
オイシイヨ?(ΦωΦ)フフフ…」

→大和「ブートジョロキア入チョコ・・・絶対ヤバいやつやん。」

失礼な事言った罰として、絶対食わせたるからな。覚悟しておけぃ。

大和「・・・一応言っておくが、それを言わせてるのはお前だからな?」

ナンノコトカナー

大和「こいつ・・・」


・颯★改さん
「という事でプロマイドにしよう!
定価は10枚セットで30円!
先生お1ついかが?」

→大和「安スギィ!」

中守「お1つと言わず、10ください。」バッ

大和「させないですからね。絶対に買わせないですから。」ガッ

中守「そんなぁ!唯一の楽しみを!・・・そ、それともあれ?『そんなもの買わなくても、俺はここにいるだろ?』ってやつ・・・!?」

大和「(そうじゃ)ないです。知らないところで俺の写真が出回るのが嫌なだけ。」

中守「ちくしょぉぉ!」


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コメント

  • 黄昏ノーム

    じゃあ虹色に輝くチョコをあげよう!
    貴方が欲しいのはこの虹色のチョコですね?そうですね?(威圧
    ブロマイドがダメならポスターにすれば良いじゃのいこw
    まぁ私が君の写真を持っている以上はね?((シャシンヾ(・д・。)フリフリ

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