347話 ショタ、ここに爆誕(取引)

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なんだろう、この感じ。気のせいか、いつもより体が軽いぞ･･･？

俺は少しずつ目を開ける。ぼんやりとしていて、まだハッキリと見えていない。だが、目の前に誰かがいることと、枕のような柔らかい感触が感じられたため、多分膝枕されてるんだろう。

ぼやけがだんだん無くなってきて、はっきりと見えた時。俺はある違和感に気がついた。いつもより、理子達が大きく見えるのだ。

大和「あれ･･･お前らどったの･･･？一瞬で育った･･･？」

理子「何言っちゃってんの？私たちは変わってないよ～？」

違うらしい。寝ぼけてるだけか。そう思って頭を上げ･･･

大和「な･･･なんじゃこりゃァァァ！」

おかしすぎる事態に遭そう遇ぐうした。制服が、ぶっかぶかだったのだ。なにこれェ。

大和「お前ら、俺が気絶してる時にどんな細工した！？」

聖菜「え～？気絶してる時には何もしてないよ？」

大和「嘘つけ！絶対なんかしたろ！じゃなかったら、こんなこと有り得んだろうが！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

服が合わないせいで、袖から手が出ない。服だけがバサバサと音を立てて揺れている。

雫「本当ですよ？気絶してる時にはなんにもしてません。」ﾂｰ

大和「鼻血！鼻血たれてる！」

雫「え、あ･･･」ﾃｨｯｼｭﾂﾒﾂﾒ

加奈「今のは大和が悪いな。」

大和「なんでだよ！」

加奈「だってそんな可愛い仕草されちゃあなぁ･･･」ﾆﾔﾆﾔ

加奈がすっごい笑顔でニヤニヤしてくる。

大和「いったいなんなんだよ･･･俺の身に何が起きてんだよ･･･」

そう呟くと、後ろから肩を叩かれた。

大和「ん？」ｸﾙｯ

奈緒「それは･･･」ｻｯ

愛菜「これみたらわかる」ｻｯ

奈緒と愛菜が鏡を取り出してきた。というか、こいつら俺より身長高くなってんじゃん。どんなマジック使った･･･ん？

大和「は？」

鏡を見て、ようやく気づいた。遅せぇよって？俺もそう思う。声の高さで気づけよ。

大和「な･･･な･･･なぁぁぁぁっ！？！？」

俺は、幼稚園生くらいになっていた。

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大和「は！？なにこれ！？は！？」
ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

小鈴「ミニおにぃキタコレ」ﾀﾗｰ

ジェリー「ご主人様、カワユス･･･」ﾀﾗｰ

大和「うおおぉい！何が起きてんだよぉ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

理子「ちょ、その動きやめて、可愛すぎる･･･」

大和「なんだこれ！？なんだよこれぇ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

聖菜「天使や、天使がおる･･･」

大和「どうしてこうなった！？マジで！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

雫「む、無理です、これはお持ち帰り不可避です･･･」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

大和「どうして縮んでんだよ！何処ぞの探偵じゃないんだからさぁ！怪しい取引なんて見てねぇよ俺！」

加奈「わかった、分かったから･･･ちょっとだけ、ハミらせて･･･」

大和「え･･･ちょ･･･」

加奈「なぁ･･･ええやろ？ちょっとだけ、ちょっとだけだから･･･」ﾊｧﾊｧ

大和「変態だー！？」ｻｻｰｯ

加奈から逃れようとして、後ろに下がったのだが･･･

奈緒「捕まえたのです♪」ｶﾞｼｯ

大和「ひっ！？」

奈緒に捕まった。

奈緒「さぁ大和先輩･･･いや、大和くん？お姉さん達とお楽しみしましょうね～」ﾆｺｯ

大和「いやぁぁぁぁ！」ﾊﾞｯ ｻｻｻｯ

俺はすかさず、ドアの方へ向かう。･･･だが

愛菜「･･･」ﾊﾞｰﾝ

大和「ま、愛菜･･･」

その前に、愛菜が突っ立っていた。

大和「愛菜は･･･俺の味方だよな？」

愛菜「･･･味方。そう、私は大和先輩の味方。だからお持ち帰りする。」ｻｯ

大和「敵だァァァ！」ﾊﾞｯ

残るは、鈴とジェリー。頼むから、味方であってくれ･･･

大和「鈴、ジェリー、俺を守って─」

2人「」ﾁｰﾝ

大和「ちくしょおぉぉ！」

2人とも、鼻血垂らして気絶しておった。

俺･･･どうなっちゃうの！？

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☆コメント返信のコーナー☆

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・黄昏ノームさん
「普通に作った訳じゃないですよ
その子普段は料理上手いんでw
私にだけ悪戯仕掛けて来るっぽいですけど(´・ω・｀)
1番酷い時にはチョコの中からイナゴの佃煮が出てきましたw」

→チョコからイナゴ･･･これもうわっかんねぇな。

大和「俺よりゃマシやろ。食ったら小さくなっちまったで」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

･･･なんだろう、何故か和む。まぁ、それはさておき。なんというか、凄い悪戯ですね･･･。友人だからこそできるんでしょうが、それをノリノリで作ってるとことかは、あんまり想像したくないですね。

大和「俺だったら、確実にキレてるな。」

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