343話 大イベントに向けて(戦)

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2月1日。俺が遊戯室に入ると、異様な空気がただよっていた。

いったいなんなんだ？と思っていると、奈緒が近くに来て、耳打ちしてきた。

奈緒「みんな、今月の大イベントでカリカリしてるのです･･･」

大和「大イベント？･･･あぁ、もしかして戦車の名前にもなってるアレか？」

奈緒「せ、戦車の名前？･･･えっと、そう言われるとうんとは言いにくいのですが･･･多分それです。」

大和「なるほど。でも、なんでバレンタインくらいで、そんなカリカリするんだ？」

奈緒「最初からそう言ってくださいよ･･･。えっと、誰かが抜けがけしないように、みんながみんなを監視してるのですよ。」

大和「へぇ、そっかぁ。･･･ちなみにさ、奈緒」

奈緒「はい？」

俺は言うべきか迷ったが、どうせ抗えないので言うことにした。

大和「･･･後ろ」

奈緒「後ろ？」ｸﾙｯ

みんな「･･･。」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

奈緒「／(^o^)＼ﾅﾝﾃｺｯﾀｲ」

大和「どんまい」

奈緒「ちょ、そんな他人事みたいに言わないで欲しいのです！こうなったのは、先輩に説明してたからでしょうが！」

大和「･･･まぁ、そやな。みんな、一旦落ち着け。」

理子「はぁ。もう抜けがけしないでね？」

聖菜「次したら･･･たとえ大和くんが原因でも許さないから。」

奈緒「ひっ･･･し、承知しましたのです･･･。」

奈緒はビクビクしながら、自分のもといたところに戻っていった。

･･･にしても、バレンタインとはいえ、そんなことをする必要ってあるのか？そう思い、俺は話を切り出した。

大和「なぁ、そもそもなんでこんなことしてんだ？」

理子「･･･話せば長くなるけど？」

大和「手短に頼む。」

聖菜「大和くんを守るため」

大和「･･･はい？」

突然すぎて驚いた。え、なんで？

雫「えっと、それだと少し言葉が足らないですね。ちゃんとした意味がわからないと思いますよ。」

加奈「えっとだな･･･大和を守るってのは･･･」

加奈がどもる。実は、結構珍しい図だ。こういったことはあまりないのだ。

奈緒「私が説明します。大和先輩を守るという言葉だと、大事な部分が抜けてるのです。」

大和「大事な部分が？」

奈緒「はい、それは･･･ムグッ」

愛菜「空気読もう。1人1回しか喋ってないんだからさ。てかさっきまで喋ってたろうが。」

奈緒「ご、ごめんなさい･･･」

大和「あの･･･」

愛菜「･･･ごめんなさい、今話す。私たちが言う、大和先輩を守るというのは･･･」

愛菜は一言置いて、こう言った。

愛菜「･･･大和先輩の〇貞を守るって」

大和「それ以上はいけない！」

みんな「ちゃっかり2回喋ってんじゃねぇかよ！」

愛菜「･･･てへっ」

愛菜は、可愛らしい仕草で謝った。･･･ただ、それを真顔でやるから、なんかシュールだった。

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☆コメント返信のコーナー☆

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・黄昏ノームさん
「大丈夫、呪われないよ！
取り憑かれるだけでw
私は和解したけどね！
まさかあの森に管理者が居たとは……
ついでだが、チョコはガーナより明治の方が好きですw」

→大和「取り憑かれるのも大概なんですがそれは･･･てか和解できるってすげぇ。」

チョコレートは既に、様々な企業が着手してますからねぇ･･･。

僕はどこのチョコがってよりかは、ブラック系の、カカオ比率が高いチョコだったらなんでもいい派ですね。

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グダってる？　いやいやまさか
マジだコレ   ･･･もう、グダってもいいよね･･･。(白目)

ちなみに、実際にバレンタインという戦車はあります。イギリスの戦車で、2月24日に採択されたために、バレンタインという名前になったらしいです。･･･言いたかっただけですごめんなさい。深い意味はないです。

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