女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

342話 何度目かの奇跡(努力)




1月も、もう数日となった今日この頃。俺は、いつも通りの日々を過ごし、帰路についていた。

玄関のドアを開けると、誰かに突然飛びかかられた。誰なのかはだいたい分かってるが・・・

大和「おい鈴、頼むからそういうのは家に入ってからだな・・・」

小鈴「だってだって、すっごいニュースがあるの!」

大和「あとで聞くから、とりあえず中で、な?」

小鈴「むー・・・」

俺がそういうのには、理由がある。後ろの方からすっごく視線を感じるのだ。

俺の家の前にあるのは、理子の家。つまり、そういうことである。

俺は鈴をなだめ、家に入ることが出来た。

大和「で、ニュースって?」

小鈴「うん!おにぃにとっての、ビッグニュースだよ!!」

大和「いったいなんだ?」

そう言うと、鈴は目を輝かせて言った。

小鈴「決まったの!おにぃの就職先が!」

大和「なんですとっ!?」

本当にビッグニュースだった。



蒼龍「いやぁ、まさかOK出るとは思わなかったよ。玉砕覚悟で突っ込んだのにさぁ。」

大和「玉砕覚悟て・・・。まぁいいや。それで、どこになったの?」

そう聞くと、父さんは「あー・・・」と言いながら、頬をかいた。・・・なんかあるな、これ。

蒼龍「驚かないでくれよ?」

大和「え?おう。」

蒼龍「・・・ガーナ。」

大和「え?ガーナって・・・チョコレート作ってる会sy」

蒼龍「それ以上はいけない」

大和「あっはい」

遮られた。

蒼龍「そっちの事じゃなくてだな・・・国の方だ。」

大和「え?・・・なんで?」

蒼龍「えっとだな。俺の元同僚に、チョコレートの加工工場やってる奴がいてな・・・。そいつに、『息子が一夫多妻制望んでて、職を紹介して欲しい。』って頼んだら・・・」

大和「ガーナの工場を紹介された?」

蒼龍「あぁ。といっても、チョコを作るほうじゃなくて、カカオ豆を作るほうだけどな。すごく品質のいいものを作れば、場合によってはいい給料出すって。」

大和「・・・つまり、努力次第と。」

蒼龍「そういうこったな。だが、お前なら大丈夫だろ?」

大和「当たり前だ。アイツらのために、努力は惜しまないさ。」

蒼龍「それが聞ければいい。・・・しかし、だ。やはり英語を喋れないと・・・」

大和「努力する。これまでにないくらい、勉強してやるさ。」

俺は、キッパリとそう告げる。

蒼龍「・・・なぁ、前から気になってたんだが・・・どうしてそこまで頑張れるんだ?あの子たちのために。」

大和「それは・・・」

蒼龍「・・・佐和子、か?」

ピクッと体が反応する。

蒼龍「・・・やっぱりか。」

大和「あぁ。姉ちゃんとの、約束だ。」

蒼龍「・・・そっか。お前、佐和子のこと大好きだったもんな。」

大和「・・・だった、じゃない。今だってそうだ。」

蒼龍「そうか。まぁ、理由が分かっただけでもよしとしよう。・・・覚悟しろよ?これまでとは比べ物にならないくらい、努力しなきゃだからな?」

大和「おう、任せとけ。」

小鈴「おにぃ、なんかあったらすぐ言ってね?」

ジェリー「ご主人様の体調の方が大事ですから・・・」

大和「あぁ。2人とも、ありがとう。」

これで、みんな幸せになれる。絶対に、幸せにするからな。みんなも、俺自身も。


☆コメント返信のコーナー☆


・黄昏ノームさん
「Happy new year!
今年も頑張ってください!
後、私は恐○の森の黒幕ではなくヨ○ゑに憑かれてしまったので、仕方なく飼ってますw
あ、大和くんは例の森に転送したよ!U○Aがお出迎えするよ」

→はい!今年も頑張りますので、応援よろしくお願いします!

大和「そんなことより助けてえええ!」

あー・・・無理かな。U〇A苦手なんだよねー・・・。あの作品の中で唯一の天使は、電池の吉〇さんだけだわ・・・。恐〇の森って、設定がちゃんとしてるから好きなんですよね~。

大和「そんなお前には、ヨ〇ゑさんをプレゼント」

丁重にお断りします。どうぞお帰りください。・・・帰ってよ、ねぇ、近づいてこないでぇぇぇ!


・颯★改さん
「ハッピィネウイヤァァァァァ!(ネイティブ発音)
今年もよろしく!
&僕の管理する森へようこそ!
新しいアットホームな職場で愉快な仲間たちと仲良くしていってね!」

→今年もよろしくお願いします!

大和「颯さんが管理してたんかい!じゃあこいつ止めてくれよ!U〇Aいやぁぁぁ!」ダダダダ

大変そうだなぁ・・・。おっと、俺もこうしてる場合じゃない。はよ逃げんとヨ〇ゑさんが・・・。というか、この話してると呪われそうで怖いんだが・・・。

大和「助けてえええ!」ダダダ



一夫多妻制が認められている国を探した時に、上の方にガーナがあったので、それにしただけです。他意はありません。

ガーナでカカオ豆作ってる人は、チョコを食べたことがないって話も聞くため、これを話題にしていいものか、きんしんではないのかと迷いました。

しかし、これを機にってのは難しいかもしれませんが、何かが変わってくれることを願います。

貧困や戦争、紛争が、この世から無くなるといいですね。


コメント

  • 黄昏ノーム

    大丈夫、呪われないよ!
    取り憑かれるだけでw
    私は和解したけどね!
    まさかあの森に管理者が居たとは……
    ついでだが、チョコはガーナより明治の方が好きですw

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