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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

337話 愛菜はデリケート、これ常識




理子「はー、お腹いっぱい♪」

聖菜「もう、お餅は当分いいかな・・・」

雫「私もです・・・。でも、美味しかったですね~」

加奈「だな。大和、サンキューな!」

大和「俺、ほとんど焼いてただけなんだが・・・。」

奈緒「途中途中、お餅を食べさせてあげましたのです!」

奈緒「・・・あーんしてあげたんだから、文句言わないの。」

大和「俺は、アレをあーんとは、絶対認めんからな。お腹いっぱいにはなったけどさ。」

俺がそう言うと、理子は手をポンとやり、電球のマークが出そうな感じに「そうだ!」と言った。・・・いや、もろ出てた。

理子「美味しい大福買ってきたんだけどさ、みんな食べない?」

大和「話聞いてた?ついでに、自分が言ったこと覚えてる?」

理子「失敬な、そこまでバカじゃないやい!でも、デザートは別腹でしょう!?」

大和「いやいや、聖菜も『餅は当分いい』って言ってたろ?大福はほぼ餅だろ。」

理子「ぜーーーんぜん違うよ!!大和、あんたは大福の良さがわかってない!」

大和「十分にわかってるよ、大福の良さは。でも、だからこそ大福はチョイスミスだろ。聖菜からも何か言って─」

聖菜「大福!?食べる食べる!」

大和「えぇ・・・。」

雫「大福は美味しいですからね~。それに、あまりない理子ちゃんの奢りですから、ありがたくちょうだいしましょう♪」

たしかに、それは一理ある。食いしん坊な理子が、誰かに食い物奢ることなんて、滅多めったにないのだ。

理子「そ、そそそそうだね!?私のおごりだよ!?」

当の本人はこの慌てっぷり。・・・こいつまさか、金取る気だったのか。

加奈「甘いもんは別腹、これ常識だぜ!てことで大和、要らないならあたいもらうな!」ヒョイ

大和「要らんとは言ってねぇ。」ガッ

奈緒「えへへ、美味しそうなのです♪」

奈緒は目を輝かせてそういった。・・・いや、輝いているどころか、目の中にハートがある。甘い物×女子=最強。これ常識。

愛菜「中身はあんこ?」

理子「あー、いちご大福なんだよね。中はいちごと生クリーム。」

愛菜「チッ、邪道が・・・」

大和「ちょっ!?」

突然、愛菜の口が悪くなった。

理子「えちょ、愛菜ちゃんどうしt─」

愛菜「大福といえばあんこ!!あんこといえば大福!!あんこ以外は大福と認めない!!あんこでない大福は、大福の皮を被った洋菓子だ!!」

理子「」アゼン

大和「わ、わかったから・・・とりあえず落ち着いて・・・」

愛菜「フン!これが落ち着けるわけないでしょう!?こんなもの・・・!」パックン

愛菜「美味しくなんか・・・!」モグモグ

愛菜「・・・。」ピタッ

これまた突然、愛菜が止まった。

大和「ま、愛菜?」

愛菜「・・・な」

大和「な?」

愛菜「何これ!?めっちゃ美味しいやん!」パァァ

大和「」ボーゼン

色々と突っ込みたい。突っ込みたいけど・・・やめとこう。今の愛菜は厄介そうだ・・・。

とりあえず、一つだけ言えるのはは・・・

大和「キャラ崩壊は、程々にな・・・」

キャラ崩壊キャラだと思われるからな、うん。


☆コメント返信のコーナー☆


・颯★改さん
「ちなみにだけど、人工呼吸する時には頭を下にして気道を確保しないと息が詰まってガチで死ぬ。
大切な人を失う前にレクチャーを受けて正しくKissしよう!」

→小鈴「はーい!講習受けてきまーす!」

大和「・・・それは、アレだよな?人命救助時に役立つために、覚えるんだよな?」

小鈴「あ、ああ当たり前よ!おにぃとキスする口実を作るためとか、そんなんじゃないから!勘違いしないでよね!」

大和「突然のツンデレ乙」


・澪燈さん
「ちなみに人工呼吸は患者の口を覆うように口をつけるから正確にはキスではない、はず 
今は器具を付けてすることもあるね 

それにあれそんないいもんでもないしな 
自分の対応に一人の命かかってんだもん 
もう二度とやりたくないね」

→一旦真面目になりますね。えぇ、人工呼吸はキス何ぞではございません。胸骨圧迫と共に、人命救助のための措置になります。

今では、人工呼吸のためのシートみたいなものもありますが、普通そんなの持ってないですよね。ですから、戸惑ってしまうのも仕方ないです。特に異性に対しては。

しかし、それが延命措置として優秀であることもまた事実。ちなみに、赤十字の方が言うには「人工呼吸がためらわれる場合は、胸骨圧迫だけで結構です。それだけでも、十分に効果があります。」だそうです。

誰が倒れているのを発見した時、戸惑いますし、正直関わりたくないという気持ちもあるでしょう。しかし、その人の行動で、もしかしたら、1つの命が救われるかもしれません。それでも無理そうな場合は、とりあえず助けを呼びましょう。

というわけで、中学校3年間、ずっとJRC委員会だった作者が学んだことを、たんたんと述べるだけのコメ返しでした。長文、失礼しました。

大和「・・・俺も、こういうことが出来ていれば、誰を助けることが出来たのかな。」

今からでも遅くはない。こういうのは後々役立つかもしれないから、知識をつけることは、いい事だよ。


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