女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

333話 あざとい(?)理子と新学期




楽しい時はあっという間に過ぎ去って、1月8日。俺は布団から起き上がり、絶望した。

昨日の夜、学校にだけ隕石が降ってきて、あと1ヶ月冬休みが長くなるように、1時間近くお祈りしたってのに・・・。ま、無理なのは知ってたけどな。

俺は〝寒い、眠い、行きたくない〟の3大寝坊欲に何とか打ち勝ち、クソ寒い部屋で用意をするのだった。



大和「起きんかワレェ!」ゲシッ

小鈴「ありがとうございます!」ハァハァ

大和「えぇ・・・(困惑)」

ジェリー「ご主人様・・・眠いのでまた寝ますね・・・」

大和「ダメです(ヤーマン)」

俺はいつも通り(?)に鈴とジェリーを起こし、朝飯をかっ込んだ。冷えきった体に味噌汁が染みるぜー!

・・・なんか一人でやってて悲しくなってきた。さっさと理子を起こしに行こう。

玄関を開けると、外には行かせないとばかりに、風が吹き込んできた。

大和「フィクショイ!やべぇぞコレ、はよしよっと・・・」

俺はそそくさと理子宅に入り、未だお布団でぬくぬくしておる理子を起こした。・・・布団をこう、バッと引っペがしてね。

理子「殺す気!?」ブルブル

大和「こんなクソ寒い時期に、下着オンリーのお前が悪い。」

いつも言ってるのに、こいつはどんな季節だろうと、俺が起こすときには必ず下着なのだ。

・・・ここまで毎日だと、もうさすがになんとも思わなくなったよ。慣れって怖いね。

理子「大和、もう少しデリカシーってものをね・・・」

大和「じゃあ服着て」

理子「やだ」

大和「なんで」

理子「・・・言わせる気?」

大和「やっぱ言わなくて良いわ。それより早く用意しろ。」

理子「ヘタレチキン・・・」

大和「どうとでも言え。」

理子「ヘタレ!鈍感!ヘタレ!ハーレム野郎!ラッキースケベ!変態!」

大和「ごめんやっぱやめて」

理子「童て」

大和「やめなさい」

相変わらず、油断も隙もないやつである。



学校にて。

加奈「大和あけおめ!」スッ

聖菜「お年玉ちょーだい♪」スッ

大和「いじめかな?」

キラキラとした笑顔で、そんなことを言ってきた。

もちろん、今の俺にそんな金はない。札はおろか、玉も。「はいはい、落とし玉ね」というボケすら出来んのだ。

雫「私も、大和くんの落としだまが欲しいです・・・!」

大和「なんだろう、絶対に何かが違う気がする・・・」

すごく寒気がした。教室が寒いだけだよね?きっとそうだよね?

俺は今日1日、雫に怯えながら過ごすこととなった。ふふ、怖い・・・。


☆コメント返信のコーナー☆


・澪燈さん
「全部読み終わったあああああ 
そのうえで大雅からなんかあるみたいやで? 

大雅「大和、お前バカ野郎。馬鹿野郎だよ本当に… 
頼れや、大和 
もし学校の中に味方がいなくなっても俺らがいるだろう?! 
親友の俺らがいるだろう?! 
月兎も、俺も!頼れよ… 
親友のお前が辛い時に助けられなかったのを知って、心底自分を恨んだ 
彼女たちだけじゃなくて俺らがいるのも忘れないでくれ 
お前はかけがえのない親友なんだ。」 

だってよ、大和 
辛くなったら逃げたっていい、現実から目をそらしたっていい 
ただ生きろ。 
生きることを拒んだらそれはもう人であって人でないナニカだ。だろ? 
逃げて来いよ、俺も受け止めたるから。 
…まじめに言うとハズイな、おわりっ」

→大和「・・・ごめん。そして、ありがとう。もう二度と、死のうとしたりしない。生きることを・・・拒まない。」

そうしてくれ。誰も、悲しませたくないんだろ?

大和「あぁ。大雅、澪燈さん、本当にありがとう。」


・黄昏ノームさん
「ヤホ〜5ヶ月ぶりやで!
久々にコメやで!
肺炎なって危うく星になるとこやったw
貯まった分読んで来るな!」

→それは災難でしたね・・・危うく星になるって、普通にヤバいじゃないですか。

大和「だな。辛かったろうな・・・お疲れ様。5ヶ月ってことは、単純計算で75話か。スキマ時間にゆっくりでいいからな。」


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コメント

  • 黄昏ノーム

    うむ、時間ある時に読ましてもらいます!
    体に気ぃつけてね!作者さんも大和もな!………あ、大和は空想の人物だから作者次第で体調変わるから心配要らねぇやw
    インフル流行ってるし、気をつけて下さい!

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