女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

331話 休める時など皆無




気持ちよさそうに眠る愛菜を家に送り、俺が帰ったのは3時を過ぎた頃だった。

こんな時間だし、もう誰も起きてないだろうと思い、なんの身構えもなしにドアに手をかける。

鍵を開け、中に入ると─

小鈴「遅すぎじゃあぁぁぁ!!」
ドゴォ

大和「ぐおっ!?」

ロケット頭突きをかまされた。俺は玄関にうずくまった。

大和「何すんじゃぁ・・・」

ジェリー「今何時だと思ってんですか!?3時ですよ3時!」

小鈴「今日はお父さんとお母さんがいない日だから、おにぃとイチャコラ出来ると思って待機してたのに・・・!」

大和「いや、早く帰ってもイチャコラは・・・」

小鈴「あ?」ギロ

大和「しますします何でもないですはい」ドゲザ

ジェリー「謝っても無駄無駄ーです!さぁ、一緒に遊びますよ!徹夜でゲームです!」

大和「す、少しだけ寝てからでも・・・」

2人「」ニコニコ

大和「ダメですよね知ってます」

俺は、疲れた体にムチを打ち、鈴とジェリーと遊びのであった。
トホホ・・・。



大和「あ~・・・寝みぃ~・・・」

小鈴「何言ってんの!まだ朝の7時だよ!」

ジェリー「まだまだこれからですよご主人様!さぁゲームの続きを!」

大和「えぇい、何を言うか。元旦は黙ってお雑煮タイムって決まってるだろうが。ほら、ゲームはやめて雑煮作るぞ。」

小鈴「え~・・・めんどいからおにぃが作って・・・」

大和「あのなぁ・・・」

ジェリー「私もめんどいですね・・・ご主人様、お願いします♪」

大和「ジェリーまで・・・はぁ、わーったよ。作ったるから待ってろ。」

2人「ワーイワーイ!」

大和「その元気はどこから湧いてくんだ、全く・・・」ガチャ

俺は一階に行き、雑煮の準備をした。今日も両親はいない。2人だけで4泊5日の旅行だと。仲の良いことで。

雑煮って、家庭によって全然違くなるからいいんだよな。うちは、ここ数年は俺が作ってるからな・・・お察しの通り、ほぼ毎年誰かさんと誰かさんが旅行行っちまうせいでな。

はぁ、と1つため息をつき、俺は料理に取り掛かった。



・・・数十分後。無事完成なり。なんのコメントもない、いつも通りである。

大和「おーい、出来たぞー!」

2人「「今すぐに向かうっ!!」」

元気の良い返事が帰ってきた。予告通り、すぐにドタドタと足音が響く。ほんと、食い意地が張ってるよな・・・。食べる子は好きだけどさ。

小鈴「おにぃー!まだー?」

大和「はやっ!?今分けるから待ってろ!」

ジェリー「たのしみです♪」

理子「大和の雑煮、美味しいんだよねー」

大和「そう言って貰えるとうれし・・・って理子!?いつから居た!?」

理子「いまさっき!大和ー早くー!」

大和「はいはい、ほらよ」

理子「ワーイ!・・・って、これ餅がねぇ!餅は何処へ!?」

大和「急に来たんだからあるわけねぇだろ。」

理子「餅ー餅ー!」

大和「あぁもう!ほれ!」

ウザったくなって、俺の分の餅をお椀にぶち込む。

理子「ヒャッハー!大和大好きー!」

そう言って餅に食らいつく理子。・・・少しだけ。ほんの少しだけドキッとした。

小鈴「・・・おにぃ?雑煮まだ?」

ジェリー「待ちくたびれました・・・」

大和「あぁ、悪い悪い。」

俺は2人に雑煮を渡し、失われた俺の餅を、追加で茹でるのだった。


☆コメント返信のコーナー☆


・アニメ好き不登校さん
「「おっ〇いだいしゅき〜」がいいです!
あとお久です!最近忙しくてコメできまへんw」

→大和「絶対に嫌だ!」

どうしても?

大和「当たり前だ!」

なら、今すぐに名言を作りやがれください。じゃないと、これで確定な。

大和「・・・名言って、そんなポンポンと出るもんじゃないと思うんだが・・・」

いいからさっさとせんか。

大和「わかったよ・・・期待すんなよ?」

おう、さっさと言え。

大和「・・・辛くなったら逃げたっていい、現実から目を逸らしたっていい。ただ、生きろ。生きることを拒んだら、それはもう人であって人でない何かだ。」

・・・コメントしづらい言葉をどうも。

大和「もう一度だけ・・・会いてぇな。姉ちゃんに・・・。」



はたして、これは名言と言えるのだろうか・・・。当たり前のことなんだよなぁ・・・。

あと、なんかの作品で同じような事言ってたらごめんなさい。一応断っておきますが、ちゃんと自分で考えてつくりましたので。


コメント

  • 澪燈

    久しぶりだなあああああああ
    大和おおおおおおおおおおおおおおお
    携帯がぶっ壊れて二か月も読めなかったぞこんちきしょうめ
    全部大和が悪うううううい!!!!!!
    ってことで遅れた分読んでくる

    1
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