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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

330話 あるお方、豹変す




1月1日。すっかり夜も更けた午前1時。俺は・・・酔っ払いの相手をさせられていた。

しかも、その酔っ払いというのは・・・

愛菜「うふふふ・・・良きかな良きかな・・・」

大和「キャラが崩壊してる・・・」

愛菜であるという、事実。



ここでひとつ断っておく。別に、愛菜は未成年で飲酒をした訳では無い。つまり、法律違反ではない。だからBANはだめよ。

事の発端は、執事の提案にある。

年越し後、聖菜とキスしたことを咎められている最中に、トレイに何かを乗せた執事さんが入ってきた。

執事さんにそれは何かと聞くと、こう返ってきた。

執事「甘酒ですよ。酒粕のでは無く、米麹のやつです。」

リリィ「あぁ、昨日『良い甘酒が入ったぜヒャッハー!』とか、年柄にもなくはしゃいでたアレ?」

リリィ、さらっとディスっていく。一瞬、執事さんの顔が歪んだが、すぐに元に戻る。

執事「えぇ、そのアレです。丁度いい機会なので、皆さんにどうかも思いまして。」

理子「いーんじゃない?あったまるし。」

加奈「甘酒かぁ。昔大和と一緒に飲んだな。」

加奈はさらっと爆弾投下するし。

聖菜「・・・昔一緒に飲んだァ?ドウイウコトカナヤマトクン?」

大和「そ、そんなことより!せっかくだし貰おうぜ!な?」

奈緒「逃げたのです。」

雫「逃げましたね。」

愛菜「・・・甘酒初めて。どんな味?」

大和「逃げてねぇ。甘酒は・・・甘くて濃厚な感じだな。」

愛菜「・・・楽しみ。」

俺たちは甘酒を受け取り、飲みながら談笑した。久しぶりに飲む甘酒は、とても美味しかった。執事さんがはしゃぐのも頷ける。

・・・だが、その数分後。

愛菜「あぴゃぴゃ・・・大和先輩がたくさん・・・」

大和「愛菜が壊れたーっ!?」

おかしな方向にスイッチが入ってしまったのか。愛菜は絡みがだるい酔っ払いみたいになってしまった。米麹だから酔わないはずなんだが・・・

その後、理子がしばらくの間面倒を見ていたのだが、しんどくなってしまったと。それで、俺が交代したということなのだ。

そして、冒頭に至る。

愛菜「大和しぇんぱぁい・・・ねぇねぇ、聞いてますかぁ~?」

大和「おう、聞いてるよ・・・聞いてるから、その絡み方やめて・・・。ついでにあたってるからね。」

愛菜「当ててるんでしゅよぉ?付き合ってるんだからぁ、これくらいはいいじゃないれすかぁ~・・・。」

大和「おう、とりあえず落ち着け、な?今のお前は、結構なキャラ崩壊してるから。水飲むか?」

愛菜「お水より、締めのラーメン・・・ラーメンよりザー」

大和「言わせねぇからな?」

愛菜「大和しぇんぱいのいけずぅ・・・」プクーッ

大和「そんな可愛くねてもダメです。」

愛菜「・・・えへへ、私そんなに可愛い・・・?」

大和「あぁ可愛いよ、だから少し離れてくれ・・・」

愛菜「じゃあ抱きしめて」

大和「ファッ!?」

愛菜「可愛いんでしょ?なら抱きしめて・・・」

大和「・・・ったく、これでいいか?」ギュ

愛菜「うえへへへ・・・大和しぇんぱい・・・大好き・・・zzz」

大和「・・・ふぅ。一件落着っと。」

愛菜以外の皆「ど こ が?」ゴゴ

大和「ひっ!?」

愛菜「zzz・・・」

執事「青春してますねぇ・・・」

サイボーグ「」チビチビ

金輪際、愛菜にこういう系統は飲ませない。そう心に決めた。

その後、みんなに色々と要求されたのは、言うまでもないだろう。言ったけど。



ふと思ったことがあります。この作品には、「名言」がない!

ラノベ主人公やアニメによくある、キャラ特有の名言がほぼ皆無ということに気が付きました、はい。

次回あたり頑張って作ってみようかな・・・(作るとは言ってない)


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コメント

  • アニメ好き不登校

    「おっぱいだいしゅき〜」がいいです!
    あとお久です!最近忙しくてコメできまへんw

    1
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