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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

327話 金持ちのパーティは異常なり




その日の夜、家に帰るとまさかの、水着サンタコスをした鈴とジェリーがお出迎えしてくれた。・・・めっちゃブルブル震えてたけどな。

その後普通の服に着替え、家族でクリスマスパーティをした。こういうの、普通はイブにやると思うのだが、うちはずっと25日にやっている。

鈴は俺にあーんを強要し、ジェリーはとろけそうな顔でチキンを頬張っている。そして、両親は相変わらずイチャイチャ。・・・もうつっこまんからな。

その後は、鈴とジェリーとめいっぱい遊び、疲れて寝てしまった。

・・・ちなみに、同じ布団で寝ようと持ちかけてきて、そのくらいならいいかと思ったものの、掛け布団を剥がしたら中から大量のおもちゃが出てきたため、すぐに追い出した。

あいつらはホント、油断もすきもない。・・・あ?なんでおもちゃを見つけて追い出しのか?・・・あー、まぁあれだ。

おもちゃがその、だいたいシリコン系のアレだったからだ。・・・俺のじゃねぇからな、マジで。



時は流れに流れて、12月31日。大晦日である・・・のだが。

理子「うっはー!どれも美味しそー!」

聖菜「ほんとそれ!ゲームもたくさんあるし!」

雫「・・・まぁ、料理に関しては、和洋折衷もビックリの内容ですけどね。」

加奈「あと行事もな。おせちにチキン、ケーキ、フランス料理に中華まで・・・凄いなほんと。」

奈緒「なのです・・・よりどりみどりなのですよ・・・。」

愛菜「・・・こ、これは既に廃版したゲーム・・・。それに、大人気漫画の最新刊まで・・・。」

大和「・・・なぁ、本当にいいのか?これ、タダで食っていいなんて言って・・・ゲームや漫画のまで全部OKしちまってよ。」

リリィ「はい♪私たちだけじゃ、食べきれないんですよ・・・。」

執事「本当に、とても助かります。ありがとうございます。」

只今ただいま、リリィ宅。だだっ広いホールに、大量の料理、ゲーム、漫画・・・なんで、こんなことになったのかと言うと、それにはちゃんと理由がある。

昨日、俺のスマホに突然、電話がかかってきたのだ。知らない番号だし、出なくてもいいかも思ったのだが、やけに引き下がるため、一応出たのだった。

大和「もしもし」

??「あぁ、やっと出てくださいましたか・・・。もしもし、私のことを覚えてらっしゃいますか?」

大和「え、その声は・・・」

声の主は、俺が一時、とてもお世話になった人だった。

大和「お久しぶりです、リリィの執事さん。」

執事「ご無沙汰しております。大和様に、折り入ってご相談がございまして・・・」

大和「はい、なんでしょうか?大抵の事は聞きますよ!」

執事「ありがとうございます。実は─」

執事さんの話はこのような内容だった。

12月31日に、身内だけのパーティをやろうとしていた。いわゆる忘年会である。しかし、SPのほとんどが「大晦日は実家に帰るんだい!」とのことで、家には全員合わせても5人ほどしかいないのだとか。

料理は既に頼んでおり、キャンセルも無理。どうしようかと頭を抱え、俺を頼ることにしたと。

執事「なんとかなりませんか?」

大和「分かりました、理子たちに声かけてみます。また後で報告しますね。」

執事「ありがとうございます!助かります!では!」

そう言って、電話は切れた。

その後すぐに理子たちに電話し、「寒い中神社行くの飽きたから全然OK」と、神主さんが聞いたらイラッと来そうな言葉で返され、俺は了承して執事さんに伝えた、と。そんな具合である。

・・・ちなみに、唯一残ったSPはサイボーグさんであり、さっきから「バイオエタノールのシャンパン割り」という頭の悪そうなものを飲みながらポケーっとしていた。たくさん食べそうな体してるのに・・・。


☆コメント返信のコーナー☆


・√るーとさん
「初コメントですが、いつも見させてもらってます!
更新待ってますね!」

→コメント、ありがとうございます!2日に1話投稿なので、次の投稿は明後日です!気長にお待ちください!

大和「以上、久しぶりのコメントでコメ返のやり方を忘れかけた作者でした。」

わ、忘れかけてなんかないんだからねっ!(突然のツンデレ)


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