女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

324話 賑やかな準備とコス




理子「あー・・・雪降ってんじゃん。寒いわけだよ全く・・・」

大和「ホワイトクリスマス、だな。積もるかなこれ。」

理子「どうだろうねぇ、積もったら雪合戦大会だね!」

大和「寒いから却下とかそういうのは・・・」

理子「出来るとでも?」

大和「デスヨネー」

幼稚園への道を歩きながら、そんなことを話していると、

雫「大和くん、理子ちゃん、おはようございます♪」

加奈「お、やっと来たな。おせーぞー!」

聖菜「まぁ、遅れた理由は大方予想つくけどね・・・」

奈緒「寒いからって、お寝坊さんはメッなのですよ、理子先輩。」

愛菜「そういう人には、1番布の薄いサンタコスをさせようではないですか。この寒い中で。」

理子「なんで私が寝坊したことになってんですかねぇ・・・」

大和「事実だろうが、いさぎよく認めろ。」

理子「ぶーっ・・・少しくらい味方してくれたって・・・」

大和「丁重にお断りする。さ、はよ中入って用意しようぜ。」

理子除く皆「はーい♪(なのです)」

理子「(´・ω・`) ショボーン…」

そんな感じのノリで、俺たちは幼稚園の中に入った。



中に入ってすぐ、サンタコスが全員に渡された。母曰く、「めんどいから、全員サンタでお願いね~」とのこと。もうあんたに「曰く」は使わん。

俺はトイレで着替えて、みんなの着替えが終わるのを待った。数分後、みんなの声が近づいてきた。

大和「おう、着替え終わったか。」

聖菜「うん、バッチシだよ!」

理子「何この薄い生地は。私のだけ手抜きやんけ。さぶぶぶ・・・」

雫「寝坊した罰ですよ。ドンマイです。」

加奈「一人分だけ予算が足んなくなっちまったんだと。許せ。」

奈緒「私たちはセマクラのサンタコスなのです。理子先輩のは・・・便利ショップ、ドンショーの500円コスなのです・・・ぷぷ」

愛菜「こっちはぬくぬく・・・ドンマイ。」

理子「ちくしょうめ・・・」

大和「ったく。俺のマフラーとカイロ貸したるから、それで我慢しろ。」

俺は、自分用に作ったマフラーを理子の首に巻き、ホッカイロを手渡した。

理子「おぉ、神よ・・・ぬくぬくなんじゃあ~・・・」

大和「んな大袈裟おおげさな・・・」

理子除く皆「(◉︎_◉︎ )」ジトー

大和「な、なんだよ?」

聖菜「べっつにー?理子ちゃんにやけに優しいなんて思ってないよー?」

雫「大和くんは、全体的に甘々です。もう少し、お抹茶くらいに苦くなりましょうよ。」

加奈「・・・ちぇ」ムスー

奈緒「雫先輩の言う通り、甘々なのです・・・アスパルテームの100倍は甘いのです・・・」

愛菜「・・・裏山裏山・・・」

大和「何言ってんのお前ら?」

なんか、みんなが怖いんだけど。というか奈緒、アスパルテームってめっさ甘い人工甘味料だろうが。その100倍て・・・

・・・というか、さっきから理子が黙ったままなんだが。

大和「理子、お前は何して─」

理子「大和の匂い・・・温もり・・・」カオヲウズメ

大和「本当に何してんの!?」

・・・その後、その行為を辞めさせるのに5分もかかった。カップラーメンもびっくりだよ。


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