女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

323話 言い方に問題あり(ジト目)




大和「鈴、俺って昨日何してたっけ?」

小鈴「ふぁひぃっふぇふほ?おふぃ・・・」ムグムグ

大和「・・・俺から聞いといてなんだが、飲み込んでから喋りなさい。はしたないぞ。」

小鈴「ん・・・」ゴクン

大和「うんうん、それでいいのだよ。」

小鈴「ふぅ・・・何言ってるのおにぃ?・・・モグモグゴクン、昨日はいつも通りだったじゃない。・・・モグモグゴクン。」

大和「喋る合間に食えばいいって話じゃねぇんだぞ・・・」

小鈴「こっちはお腹すいてんの!!おにぃのも食べちゃうぞコラー!」

大和「行儀悪いからやめようか、おい。」ガッ

小鈴「おにぃの食べかけの食パンが、私の口に入りたがってるんだ・・・!」

大和「変な言い訳するんじゃありません。」ベシ

小鈴「あう・・・」

蒼龍「お前ら、ホント仲いいよなぁ・・・」

小鈴「付き合ってるからね!」キラキラ

ジェリー「む・・・私だって付き合ってるんですよ?ご主人様が望むなら、色んなごほーし致しますよ?」

大和「・・・今の所、そんなことを望むつもりはねぇよ。」

佳穂「女の子を弄ぶような真似、して欲しくないんだけどなぁ・・・」

大和「弄んでるつもりはねぇんだけど?あと、変なこともしてねぇよ。」

小鈴「あくまで健全なお付き合いを?」

大和「そのつもりだが?」

そういうと、鈴とジェリーは互いに目を合わせ、どの口が言ってるんだと言いたげな目でこちらを見てきた。

はぁ、とため息をつき、自分の皿を片付ける。

大和「じゃ、行ってくるから。」

小鈴「えー、もう行くのー?」

大和「こちとら、準備が色々あんだよ。それに、理子も起こさなきゃなんねぇし。」

佳穂「そうよ、大事な行事なんだから。」

ジェリー「むー・・・」

そして、家を出ようとした瞬間、鈴とジェリーがこっちに走ってきて、こんなことを言いやがった。

小鈴「今日の夜は覚悟しててね!」

ジェリー「聖なる夜・・・心が踊ります♪」

俺は速攻家を出た。あれだよな、クリスマスパーティやるから、楽しい夜だよってことだよね?そういうことにしとくからねうん。



大和「おーい、理子起きろー」

理子「うぅ・・・もうちょっと寝かせてよぉ・・・zzz」

大和「言ってるそばから寝るんじゃねぇ。起きない気なら、こっちにだって策はあんだぞ?」

理子「ふふふ・・・どうしようとわれは起きんぞ・・・zzz」

言ったな?じゃあ起こしてやる。俺は理子の布団に手をかけ・・・思いっきりふんだくった。

理子「ぴゃ!?寒い寒い寒い・・・!」

大和「返して欲しくば起きやがれ。」

理子「ち、ちくせう・・・。しかし、こんなことで屈服する理子様ではないぞ!」

大和「じゃあこいつは返さねぇから。ついでに、次はそのモコモコの服をふんだくってやろうか?」

理子「すんませんした勘弁してくだせぇ・・・」

大和「分かればよろしい。ほらさっさと起きろ。」

理子「うぅ・・・寒いんじゃあ・・・」

そんなこんなで、理子を起こすことに成功した。すこし勝ち誇った気分になった・・・が、よく考えたら、今俺結構やばいこと言わなかったか?

・・・いや、気のせいだな。そういうことにしておこう。認めたくないものだな、若さ故の過ちというものは・・・。


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