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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

322話 こんなことが許されるのか




大和「や、やっと終わった・・・」

聖菜「ふーっ・・・さすがに疲れたね~」

理子「し、仕分けするのもきついんやぁ・・・」

12月21日。やっと全員分のマフラーや手袋が作り終わり、俺たちは部屋で大きくため息をついた。

雫「皆さんが変な意地はるから・・・」

加奈「だってなぁ、さすがに雫に任せっきりってのもあれだしさぁ・・・」

雫がお茶を淹れてくれた。実は、凄い速さで編んでいく雫に嫉妬し、

「あとは私たちだけで作るから!雫ちゃんは休憩してて!」

と、聖菜が言い出し、俺たちもそれに賛同して、結果こうなったのだ。

すると、ガチャッとドアが開き、

愛菜「ただいま・・・」

奈緒「ただいまなのですー!」

奈緒と愛菜が帰ってきた。2人には、幼稚園に行って先生たちと打ち合わせをしてもらったのだ。・・・まぁ、全て変な意地のせいなんですけどね。

大和「おつかれ、どうだった?」

奈緒「だいたいの段取りは、決まったのです!」

愛菜「細かいことは、当日とのこと。とりあえず、楽しみ。」

大和「そかそか、わかったぜ。ほんと、楽しみだぜ。」

理子「ねー、こういうことはあんまりないからね。」

加奈「せやな。はよ当日にならんかねぇ。」

雫「待てば待つほど、楽しみは増えるんですよ?」

加奈「そうはいってもよぉ・・・」

すると、突然声が聞こえてきた。しかも、頭に直接響く感じで。

ヴィー「あんた達の願い、叶えるよー!」キーン

みんな「っ!?!?」キーン

凄い耳鳴りがした。飛行機に乗った時の、あの感じだ。

ディーテ「ヴィーナス、音量下げて!」

ヴィー「え?あ・・・ご、ごめんね~・・・。」

理子「一瞬鼓膜死んだかと思った・・・」

雫「私もです・・・」

大和「おう・・・で、ヴィーちゃんにディーテちゃん?願い叶えるって・・・?」

ディーテ「うん、時間を飛ばしてあげてもいいかなって。」

大和「・・・それ、大丈夫なのか?倫理的に。」

ディーテ「倫理?知ったこっちゃないね。」

大和「ちょ」

ヴィー「まぁ、多分大丈夫だよ。なんとかなるさ。うん。」

大和「神様がそんなでいいのか・・・?」

奈緒「・・・えーと」

理子「とりあえず・・・なんとかなるの?」

大和「・・・さぁ」

2人「「なんとかなるのかじゃない、何とかするんだよぉぉぉ!!ほいさぁ!」」ピッ

大和「い」

理子「ろ」

聖菜「は」

雫「に」

加奈「ほ」

奈緒「へ」

愛菜「と」

シュン



チュン、チュン─

大和「う・・・うーん・・・?あれ、なんで家?というか、今何時・・・」

時計を見ると、そこには12月25日の午前6時とはっきり映し出されていた。

大和「・・・本当に、時間飛ばすとかあり?」

他では絶対にやらないことを、平然とやりやがったよ・・・この作者は・・・。


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