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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

314話 ─些細な事で崩れる




大和「いってきまーす」ガチャッ

理子「お、ぴったしタイミング!」

俺がドアを開けると、理子がちょうど前にいた。

大和「よ、おは」

理子「おは!にしても、いつもより少し遅いんじゃない?なんかあったの?」

大和「まぁ、ちょっとな。いつもより楽しい朝食だったもんで。」

理子「へぇ?なに、妹ちゃんとイチャラブ出来たの?」

大和「いや、そういうんじゃなくてさ。・・・お前は前に見たろ?幽霊になった姉ちゃん。」

理子「・・・あぁ、美由紀ちゃんの時のか・・・。」スッ

理子は少し目を細めた。やはり、あの時のことは、理子にしてもトラウマなのだろう。

大和「その姉ちゃんが、今ここにいるんだよ。」

佐和子「理子ちゃんおひさ~。見えてるぅ?」

理子「え、大和のお姉さんって・・・消えちゃったんじゃ・・・。」

大和「なんか、休んでただけなんだと。」

理子「はへ~・・・そうだったんだね。」

大和「・・・ということは、見えてないのか?」

理子「うん、ごめん。見えないなぁ・・・。」

大和「そっかぁ・・・。」

佐和子「がーん・・・。」

姉ちゃんがうなだれる。まぁ、これに関しては体質もあるからな。見える人と見えない人がいるし。・・・見えない方が、本当はいいのかもしれないけどな。

そんなことを思っていると。

愛菜「・・・あれ、大和先輩に理子先輩?」

大和「あ、愛菜!ちょうど良かった!」

愛菜は不思議そうに、首を傾げた。

愛菜「・・・ちょうど良かった?」

大和「おう。愛菜はさ、幽霊とかって見える?」

愛菜「・・・見える。今も、そこでムーンウォークしてる幽霊が」

大和「どういう状況だよ、それ・・・。ま、いいか。それより、紹介したい人がいるんだ。」

愛菜「・・・紹介したい人?」

大和「まぁ、人っていうか、幽霊なんだけどね。俺の後ろにいるの、俺の姉ちゃんなんだ。」

そう言うと、俺の後ろからひょこっと出てきて、

佐和子「初めまして!大和の姉です。よろしくね?」

にっこりとそういった。

俺は姉ちゃんの方をちらっと見て、もう一度愛菜の方を見ると・・・

愛菜「・・・」

無視、というか、意味がわからないといった目でこちらを見ていた。

佐和子「あ、あれ?」

大和「おい、愛菜?どうした?」

愛菜「・・・大和先輩こそ、いったいどうしちゃったんですか?」

大和「は?えっと、何が?」

理子「愛菜ちゃん?」

すると、愛菜は信じられないことを口にした。

愛菜「・・・大和先輩の後ろには、人も幽霊もいない。誰も、存在しない。」

・・・・・・え?え、え?


☆コメント返信のコーナー☆


・颯★改さん
「お姉さん、お姉さん、あなたの弟は自分のケツをコンニャクでペチペチしていましたよ?
一体ナニをしていたんでしょうねぇ?」

→佐和子「大和・・・?」

大和「違う、おいらそんなことやってないもん・・・」

佐和子「これは、色々と聞かなきゃダメだねぇ?」

大和「いや、マジでやってないんだって・・・」

愛菜「・・・」


・アニメ好き不登校さん
「お姉さん、お姉さん、あなたの弟は妹の●●●の臭いを嗅いでエクスカリバーを立たせてましたよ?
一体ナニーをしてたんでしょうねぇ?」

→佐和子「本当に何やってるの大和・・・?終いにゃ、怒るよ?」

大和「ちゃうんや・・・これはちゃうんや・・・」

佐和子「なーにが違うのかなぁ?えぇ?」

大和「いや、その・・・マジすんませんした」ドゲザァ

愛菜「・・・」


・アニメ好き不登校さん
「次はあなたの番です」

→大和「・・・俺、ゲームに参加してないどころか、マンションにすら住んでないんだけど?」

なんていうか・・・うん。今はただ、著作権が怖いなって。

大和「・・・お、おう。」


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