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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

308話 久しい登場、後に崩壊




緋色「・・・聞こえたのは、たまたま部屋の前を通りかかったからですわ。」

緋色さんはそう言って、盗聴器のことをなかったことにした。

理子「・・・おっけー、言いたいことはあるけど、一旦このことはなしにしてあげる。」

聖菜「こっちにはまだまだ手札があるんでね・・・。覚悟しなよ?」

緋色「はっ、どう弁解しようとも、大和先輩がやったことには変わりないですわ。」

加奈「・・それはどうかな?加奈だけに」

大和「・・・」

みんな「・・・」

シーン

加奈「おい、なにか言えよ。あたいがスベったみたいじゃねぇか。」

みたいも何も、その通りなんだよなぁ・・・。

雫「ま、まぁそんなことよりも。こっちは、証人がいるんですよ。早くゲロったほうが、身のためよ?」

緋色「どう足掻こうと、この事実は変わりゃしないですわ。」

奈緒「そういうことなら遠慮なく。証人さーん、お願いするのです!」

奈緒がそういうと、奥から誰かがでてきた。カメラを持って・・・ん?待てよ?あの人どっかで・・・。

緋色「あ、あなたは・・・!」

愛菜「この人は、写真部の部長さん。大和先輩、メイド服の時に居た人です。」

・・・苦い思い出が蘇る。もうずっと思い出さなくてよかったのに。

写真部「あ・・・えっと、あの時はどうも・・・。」ポッ

大和「あ・・・いえ、こちらこそ・・・。」

とりあえず会釈。というか、なんでこの人顔赤くしてんの?あれか?思い出しただけでも・・・ってやつか?それならこっちのセリフだわ。

雫「・・・大和くんは、私たちの知らないところで敵を作りすぎです。」

加奈「うんうん。マジでそれな。」

いったいなんの事だろうか。まぁ、どうでもいいか。

理子「全く・・・話を逸らすなと言うのに全く」

大和「すまん。続けていいぞ。」

理子「はぁ・・・で、証人さん?あなたは何を証言してくれるんですか?」

写真部「あ、はい・・・私は・・・」

写真部の部長さんは、一度深呼吸をし、こう言った。

写真部「写真の真実について、証言します!」



緋色「あなた、何を言って・・・!」

理子「ほう、写真の真実と。では、自由に話してください。」

写真部「はい。まず、あの写真は、撮ってそのままではありません。故意にぼやかして、輪郭が分からなくしてあります。」

緋色「ちょ」

写真部「これは、私がやりました。緋色さんに命令されて、仕方なくやりました。」

観客・・・もとい生徒側から、ヒソヒソと声が聞こえる。

写真部「そして、この写真に写っているのは・・・大和くんじゃありません!」

ザワザワッ!と声が大きくなる。

緋色「あなた、よくも裏切りましたわね!?」

写真部「裏切った!?裏切ったのはどっちよ!!写真を撮って、ぼかす代わりの条件!あれはどうなったのよ!」

大和「条件?」

緋色「あれは、その・・・き、今日やらせてあげようと・・・」

写真部「言い訳は要らない!いったい・・・いつになったら・・・!」ワナワナ

部長さんは、フルフルと震えながら言った。

写真部「いつになったら、大和くんをハミハミさせてくれるのよぉぉぉ!!!」

・・・へ?


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コメント

  • 無名の新人

    きっと最近コメント少ないのは
    みんなSS作りに無により夢中だからだよ!
    頑張れ作者!

    1
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