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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

307話 いつもより真面目な校長(反)




校長「えー・・・おほん。急遽きゅうきょ集まってくれてありがとう。こんなことになったのは、言うまでもない。最近、噂になっている事だ。」

ザワザワと、たくさんの生徒の声が入り交じる。

校長「静かに。色々言いたいことはあると思うが、とりあえず。わかっているとは思うが、我が校に覗き魔がいる。」

ザワザワッ!と、先程より大きな声で騒ぎだす。

校長「静かにせんか!今から、その覗き魔の容疑がかけられているものをここに呼ぶ!・・・大和くん、来なさい!」

大和「はい」

俺は、軽い足取りで校長の近くに立つ。

校長「・・・大和くん、言いたいことはあるかね?」

大和「はい。・・・ごめんなさい」ペコ

俺は普通に謝った。

モブ男「謝って済む問題じゃねぇだろ!」

モブ女「そうよそうよ!この女の敵め!」

俺に、非難の声が集まる。

校長「静かに!!まずは、情報提供者の話を聞こうと思う。道村さん、来なさい。」

緋色「はい」

俺とは反対方向から、緋色さんが出てきて、マイクの前に立つ。

緋色「どうも、道村緋色です。道村、という名前は知っていますよね?道村咲月は私の姉です。・・・と、話がれましたね。」

コホン、と緋色さんが咳払いをした。というか、こういう場所ではちゃんとした言葉遣いになるのね・・・。

緋色「私は、ここにいる稲木大和が、女子更衣室を覗いているのを見ました。」

ザワっ!となるが、緋色さんが一瞥いちべつすると、すぐにシーンとした。

緋色「時間は夜の8時半。運動部の終わりの時間です。その時に、この人を見ました。そして、咄嗟に写真を撮りました。それが、掲示板に載せたやつです。」

緋色さんは俺をギロリと見つめ、言った。

緋色「さらに、この男はたくさんの女の子を侍らせています。この男はクズです。人類の敵です。よって、こいつは死刑が妥当─」

そこまで言った時。

加奈「上等だもういっぺん言ってみろぉぉぉ!!」ガァン!

緋色「!?」

大和(派手にやってんな・・・)

舞台袖からでてきた加奈が壁をぶん殴った。うわ、ちょっと凹んでないかアレ・・・。

緋色「い、いったいなんですの!?」

理子「あぁもう、もう少し後に出るわけだったのに・・・」

聖菜「しょうがないなぁ・・・。」

ゾロゾロと、ハレム同好会のみんなが舞台袖から出てくる。

緋色「あんた達、いったいどこに隠れて・・・!」

理子「聞かせてもらったよ、全部。そして、後悔しな。」

奈緒「今から絶望することになるのです・・・。」

緋色「な・・・なんであんたら、大和先輩の味方を・・・!?昨日はあんなに・・・!」

雫「やっぱり盗聴してたのはあなたですか。」

緋色「・・・っち!」

明らかに不満そうな顔をする緋色さん。わずかに歯ぎしりも聞こえる。というか、盗聴器は俺が来る前に見つけたんだろ?なんでその事知ってんだ?

愛菜(・・・見つけたのは来る前だけど、外したのは帰ってから。)

大和(なるへそ。もう突っ込まないけど、お前は俺の心の声にスっと入ってくるよな。)

愛菜(・・・褒めても何も出ない)

大和(褒めてない)

愛菜(・・・そう、ですか)ズーン

なんか落ち込んだ。ま、それはさておき。

今まで散々言われたからな・・・ここからは、俺たちの番だ。ゆっくりと絶望させてあげようじゃないか・・・。

愛菜(・・・大和先輩、意外と腹黒)

大和(こいつ・・・直接脳内に・・・!?)



テスト期間なので、いつもより早めの投稿です。

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