女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

302話 悲劇を産みし写真(ボケ)




大和「・・・は?」

中守「だから、ここに写ってるの、大和くんで間違いない?」

大和「間違いだらけですが」

中守「えぇ・・・?」

大和「こっちがえぇですよ・・・。」

俺はため息をつき、写真を指さす。

大和「こんなボッケボケの写真で、わかるもんもわからんでしょうが。何を根拠に俺だと?」

中守「うーん、なんかね?匿名のタレコミがあったらしくて。」

大和「タレコミ?」

中守「うん。『女子更衣室を覗いてる変態を見つけた。あれは確かに、3年の稲木大和だ。』って。その後に写真を発見したってわけ。」

大和「はぁ・・・その写真、周りくらいですよね?いつの写真です?」

中守「えっと・・・見つけたのは、昨日の10時頃だったかな。その前に撮ったなら・・・9時頃?」

大和「・・・先生ってブラックっすね。」

中守「うん、ほんとそれね。・・・で?」

大和「はい?」

中守「大和くんなの?」

大和「なわけないでしょう?昨日のその時間は、家に居ましたよ。」

中守「でもね、もう結構広まってるんだよ。」

大和「・・・じゃあ、朝感じた視線は全部・・・。」

中守「だろうねぇ。うーん・・・でも、嘘の情報流しても仕方ないと思うんだよね・・・。」

大和「・・・信じられないと?」

中守「今は、ちょっとね。もし本当だったら、今後の関わりを考えるレベルだからね。」

大和「ですよね・・・どうしたら信じてもらえんだろ・・・。」

ふと、俺は気がつく。

大和「・・・その情報、どこから?」

中守「え?」

大和「俺を見たっていう情報。どこから流れてきたんですか?」

中守「あぁ、学校の掲示板。多分だけど・・・裏サイトとかでも流れてんじゃない?この感じだと。」

大和「・・・公開処刑じゃん。」

中守「だね。嘘なら最悪のとばっちりだね。」

大和「ほんとですよ・・・はぁ。」

中守「写真は封筒に入って、私の机にね。そのせいで、仕事が伸びたんだよちくしょう。」

大和「・・・なんかすみません。」

中守「まぁ、帰りが遅いのはいつもの事だからね。慣れてるよ。」

大和「はぁ。どうしよう・・・このまま戻っても、また睨まれるだけですよね・・・。」

中守「そりゃそうだろうけど、一応まだ容疑者だからね。仕方ないよ。授業、サボっちゃダメだよ?」

大和「はーい・・・。」

俺はトボトボと、教室に戻った。なんでこんなことに・・・?俺、罰当たりなことしたっけ・・・?

大和「・・・考えても仕方ねぇな。今は、放課後まで耐えよう。それから、みんなに相談しよ・・・。」

俺は運の悪さに嫌気がさしながら、また、周りからジロジロ睨まれながら、授業を受けるのであった。


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・颯★改さん
「コラボ、楽しみにしててくださいね〜」

→はい、楽しみにしてます!
投稿されましたら、コメント下さい!見に行きます!


コメント

  • 颯★改

    出来ましたよ〜!
    若干キャラ崩壊かもですけど
    おんハレへの愛を込めて一生懸命書きました!
    ぜひ、召し上がってください!

    1
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