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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

295話 人間としてのキャパシティ




ディーテ『・・・あ?』

ヴィー『おいそこの犬っころ、今なんて言いやがった?』

そんな声が降り注ぐ。見えなくても分かる、激おこプンプン丸状態だ。・・・いや、そんな生ぬるいものでは無いかもしれない。

ジェリー「うるさいよオババ共!って言ったんですよ。耳遠いんですかぁ?」

大和「ちょ、そんなあおるような・・・」

ヴィー『上等だよクソガキ。』

ディーテ『私らを舐めてると、痛い目見るよ。あやまるなら今のうち。』

大和「か、神様達もそう言ってるしさ?今ならまだ許してくれるだろうから、謝りなよ。な?」

ジェリー「・・・ご主人様、いくらご主人様の頼みだろうと、ここだけは譲れません。こんなオババ共に謝る意味なんてないですから。」

大和「ちょ、おま」

ヴィー『おっけ、もう許さん。』

ディーテ『我らの怖さ、思い知れ!』

ああ・・・怒らせちまった。もう知らねぇぞ?どうなっても。

・・・そう思ってすぐのことだった。

ジェリー「・・・っ!っ!!」フラフラ

大和「えちょ、ジェリー!?」

ジェリーが言葉にならないような音を発し、苦しそうに悶え始めたのだ。

ジェリー「・・・ごしゅ、じんさまぁっ・・・!!」フラッ

大和「!!ジェリー!」ダキッ

倒れそうになったジェリーを抱き抱える。

大和「ふ、2人とも!いったいなにを!?」

ヴィー『頭痛だよ、頭痛。それも、とびっきり辛いやつを、ね。』

大和「なっ!?」

ディーテ『素直に謝っておけば、こんなことにはならなかったのにねぇ。・・・バカな子ね。』

ジェリー「ぅあ・・・っ!!」

ジェリーが苦しそうに頭を抑える。・・・た、確かに自業自得じごうじとくかもしれないけど・・・でも・・・!

大和「お願いだ、やめてくれ!」

ディーテ『・・・大和くん?どうしてかばうの?』

ヴィー『そいつは、私たちに酷いことを言ったんだよ?』

大和「確かにそうかもしれない!でも、それは何もジェリーだけのせいじゃない!俺のせいでもあるんだ!!」

ヴィー『大和くんの?』

大和「俺がいつまでも答えを出さず、不安にさせたから!俺が、ジェリーのことをもっと真剣に考えてなかったから!そのせいで、ジェリーは・・・!」

ディーテ『そんなの、関係ないね。過程がどうであろうと、その子が私たちに悪口を言ったという事実は変わらない。』

大和「くっ・・・!」

いったいどうすれば・・・

ジェリー「ごじゅ・・・じんさ・・・ま・・・ぁっ!!!うぁぁっ!!」

いったいどうすればっ!!こいつを、ジェリーを救えるんだ!?神様達を、止められるんだ!?

考えた。今までにないくらい、真剣に。考えて、考えて、考え抜いて。



・・・・・・・・・あっ!!これなら!

そう思って俺は、1度ジェリーから離れ、ベッドに優しく寝させた。待ってろ・・・いま助けるから!

俺はノートから紙を破り、鉛筆で走り書きをして、天井にかかげた。

大和「2人とも見えるか!これあげるから、ジェリーを解放してくれ!!」バッ

その紙をかかげて・・・すぐのこと。

その紙が手元から消え、ジェリーが元気になったのだ。

ジェリー「ご主人様!ご主人様ぁ!!」ギュウ ブンブン

ジェリーは久しぶりに、尻尾を出して喜んでいる。

ヴィー『や、大和くん、ここ、これいいの!?』

ディーテ『こんなのもらっちゃって・・・!』

大和「あぁ。ただし、使うのは俺が休みの時にしてくれ。あと、過度なやつはなしで。」

神様2人『『はーい♪』』

よしよし、何とかなってよかった・・・。

ジェリー「あの、ご主人様?いったい何を渡したんですか?」

大和「ん?あぁ、これ。」ピラッ

ジェリー用に作ったチケットを渡す。

そのチケットの内容とは・・・

ジェリー「・・・稲木大和を3時間自由にできる券!?」

大和「うん。それ、ジェリーのだから。あいつらにも言ったけど、俺が休みの日な。」

ジェリー「ごごご、ご主人様を3時間自由にしていいんですか・・・!?」

大和「Yes。」

あたふたするジェリー。うーん、カワユス。・・・あ、そうだ。

大和「それと、ジェリー。俺は、お前が好きだ。・・・これからも、よろしくな。」

そういうと、ジェリーは「ふぁいっ!?ひ、ひゃあぁ・・・///」と顔を真っ赤にして固まってしまった。

2人『『・・・私たちは?』』

大和「2人は・・・俺らを、皆を見守っていてください。その、神様として。」

2人『『どちくしょぉぉぉ!!』』

さすがに、神様2人と付き合えるほど、俺のキャパは大きくないのだ・・・。逃げてない、逃げてないぞ。


☆コメント返信のコーナー☆


・颯★改さん
「どうする?
魂の格を昇華させて種族を上級化させる手術があるけど?
今ならサービスで3万円!
颯★改商会は貴方の恋に寄り添います。」

→大和「異世界系の何かかな?」

理子「何となくだけど、大和なら異世界でもやってけそうだよね。」

聖菜「うん。悪知恵を働かせたりしてね。」

大和「人聞きの悪いことを言うでない。というか、手術は受けないからな。興味無いし。」


・ノベルバユーザー358256さん
「作者さん、忘れているものがまたありますよ。
猫美、にゃーにゃ、ニャン太郎を……」

→覚えてますが、ノーマルな猫ちゃんなので、いいかなぁと。

大和「ノーマルな猫ってなんやねん。ジェリーが特別だっただけだよ。」

猫美&にゃーにゃ&ニャン太郎
「な~ん」スリスリ

大和「おぉよしよし、そろそろ飼い主に懐こうかお前ら。休みの度に会いに来るのはなんなんだろうね?」

理子「なかなか懐かないんだよねぇ・・・じゃれたりしてこないし。色々やってんだけどねぇ・・・。」

ニャン太郎「ふしゃー!」

ジェリー「わおーん!」


・夜桜 真さん
「これはお父さんを尋問してお母さんを説得してもらうしかないな。
それと俺も小説をこれでで出そうと思うのですが、どうやって真ん中ぐらいで線を引いているんですか?」

→多分、場面が切り替わるところで引いてる線のことですよね?ルビの隣にある(iPhoneの場合)、「ナンタラ線(読めなかった)」ってとこを押すと、出てきますよ。(押すと、
<hr>って出てくると思います。)


・夜桜 真さん
「お願いだから姉ちゃん帰ってきて」

→大和「姉ちゃん・・・か。今どうしてっかな。」

理子「大和の現状を知ったら、めっちゃ驚くだろうね。あと怒るかも。」

大和「かもな。」ハハ…

大和の姉ちゃんに、ひ〇ら〇のな〇頃にの「yo〇」を送りたい。(願望)



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コメント

  • るーちゃん

    ハレム同好会のみんなにプレゼント!大和の自慰画像!
    ただし、これを渡すには条件がある!
    猫耳と明度服を着て、大和に「ご主人様ぁ❤️」と、言うことだ!
    さぁ、このプレゼントは誰が受けとることができるかな?

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