女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
294話 意図せずとも修羅場(禁句)
大和「!?」
ジェリー「!?」
俺たちは、突然の声に驚きキョロキョロと周りを見渡す。だが、誰もいない。・・・まさか!?
大和「もしかして、ヴィーちゃんとディーテちゃん!?」
ヴィー『そうよ!久しぶりね大和くん!』
大和「ど、どうして?というかどこから?」
ディーテ『天界から、お二人さんの頭の中に話しかけてるのよ。たまたま地上を見下ろしてたら、私たちの知らないところで凄いことになってたから、気になってね。』
なるほどなぁ、と思っていると、ジェリーがつんつんとつついてきた。
ジェリー「・・・どなたです?」
大和「えっと・・・神様?」
ヴィー『なんで疑問形なのよ!?れっきとした神様よ!!』
ディーテ『どうどう。それより大和くん、やっと勇気出せたんだね?』
大和「・・・はい。」
ディーテ『うんうん、いいことだと思うよ。良かった良かった・・・けど!!』
頭の中に、机を叩いたような音が響く。やめてほしい。
ディーテ『私たちを忘れないでぇぇぇ!!』
ヴィー『やまどぐぅぅぅん!』
大和「っ!?!?」キーン
ジェリー「ひどく頭痛がします・・・。」
俺たちは数分、その頭痛に耐え続ける拷問を受けるのだった。
大和「・・・大丈夫ですか?」
ヴィー『う、うん。ごめんね、急に。』
ディーテ『いやぁ、ごめんごめん。』
大和「いや、それはいいんですが・・・あの、さっきの事なんですけど」
ディーテ『・・・うん』
大和「ずっと前に、私たちの分も愛してあげてって言ってたじゃないですか。だから・・・」
ヴィー『それは分かってるんだけどね・・・ほら、その後に呼び出したじゃない。』
大和「あぁ、あのゼウス様の時の。」
ヴィー『そう、あの“無知無能のジジィ”のゼウス様よ。』
ヴィーちゃんは、無知無能のジジィというフレーズを強調して言った。
ディーテ『その時に・・・やっぱかっこいいなって。諦められなくなりました!』
ヴィー『今すぐにでも大和くんを襲いたいです!』
大和「開き直りやがったよこの人。そしてヴィーちゃんは自重しようね。」
ヴィー『大和くん、そこまでハーレムしとけば、もう2人増えるくらいなんてことないでしょ?お願い、私たちとも付き合ってくれないかな?』
大和「うーん・・・」
別に、付き合うことは問題ないと思う。可愛い人達だし、尽くしてくれるし。
ただし。この2人は「神様」であり、そして「それなりの地位である」ということを覚えていて欲しい。この人たちは、見ようと思えばいつでも、地上の様子を覗けるのだ。
この人たちのことだから、付き合うことを許可したら、『誰も私たちを止めることは出来ヌゥ!』と言いながら、風呂だのトイレだの、色々覗かれる気がする。それが怖い。
俺が悩んでいると、すぐ横からつねられた。
大和「いっ・・・!?ジェリー、なんだ?」
ジェリー「・・・ご主人様。今は私への返事の最中でしょう?まず、私の返事を聞かせてください。」ニッコリ
大和「あ、あぁ。」ビクビク
笑顔が怖い。俺はジェリーに、告白の返事をしようと・・・
ヴィー『ちょっと!私たちも返事待ちなのよ!』
ディーテ『抜けがけは許しませんよ!?』
ジェリー「私が最初に告白したんですよ!!順番くらいまてや神やろ!」
ヴィー『神様がワガママで悪い!?』
ディーテ『絶対に、譲りません!』
いきなり口が悪くなるジェリー。・・・と、その時。ジェリーは禁忌である言葉を口にしてしまった。
ジェリー「いけいけしゃあしゃあとうるさいよオババ共!!」
大和「あ」
その瞬間、空気が一変した。
☆コメント返信のコーナー☆
・ノベルバユーザー358256さん
「ジェリーと性〇為したらどこぞの狼子供みたいに犬の子供が生まれるのかな?( ^ω^ )」
→ジェリー「ふふふ、そうかもしれませんね。でも、きっと可愛いですよ?犬の耳と尻尾が生えた赤ちゃんがじゃれてくるんですよ?最高でしょう?」
大和「そこだけ聞けば最高だな。そこだけ聞けば、な。」
ジェリー「さぁ今すぐにでもヤって、愛の結晶を作りましょう。(ご主人様の決心が着いたときで構いませんよ。私はいくらでも待ちます)」
大和「逆、逆。本音と建前が逆だよ。」
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コメント
るーちゃん
作者さん、忘れているものがまたありますよ。
猫美、にゃーにゃ、ニャン太郎を……
颯★改
どうする?
魂の格を昇華させて種族を上級化させる手術があるけど?
今ならサービスで3万円!
颯★改商会は貴方の恋に寄り添います。