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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

281話 あの子の意外な一面(みゃ)



お昼休みより少し前。理子たちのスパルタ特訓は、やっと終わりを迎えようとしていた。

途中で中守先生も加わったせいもあり、もう1週間は運動しなくてもいいと思うほどやらされた。･･･明日走れるのかしら。

理子「はぁ･･･はぁ･･･よ、よーし、終わりっ！」

奈緒「はぁ、み、皆、頑張ったの･･･ですよ･･･」ﾊﾟﾀﾝ

やっと終了した。奈緒はその場に大の字になって倒れ込んだ。正直俺もそうしたい。

だが、隣のこいつを放っておくわけにもいかないしなぁ･･･。

愛菜「はぁ･･･はあっ、ん･･･はぁ」

大和「大丈夫か？愛菜。」ﾎﾟﾝｯ

妙にえろっぽい声を出す愛菜の肩に手を置く。･･･すると

愛菜「ぴゃあっ！？」ｶﾞｯ

悲鳴をあげ、俺の手に爪を立ててきた。いや、そんな強く置いてないんだけど痛い痛い！愛菜にこんな一面があったとは･･･。

大和「ちょちょ･･･！大丈夫か！？ごめん、俺何かやっちまったのか！？」

愛菜「･･･だ、大丈夫･･･少し、驚いただけ･･･」ｽｯ

大和「そうは見えないが。足プルプルしてるし･･･。保健室行くか？」

愛菜「･･･ご心配なく。ちゃんと歩け･･･」

その瞬間。

愛菜「みゃ･･･！」ｸﾞﾗｯ

大和「っ！？愛菜！」

愛菜は猫のような声を出して倒れそうになり、なんとか俺が制した。

愛菜「･･･ごめん、なさい。･･･正直、ここまで運動できないって、思わなかった･･･。」

大和「無理するな。保健室行くぞ。･･･というわけだから、お前らは各自休憩しててくれ。昼飯の時間になったら、食っててもいいぞ。」ｽｯ

聖菜「え？あ、うん。」

雫「分かりました。」

俺は愛菜を抱えたまま立ち上がった。

そしてそのまま走り出そうとしたのだが。

加奈「ちょっと待てやコラ」ｶﾞｼｯ

何故か加奈に捕まった。

大和「おい、ふざけてる場合じゃ･･･」

加奈「･･･大和、お前そのまま連れてく気か？愛菜を〝お姫様だっこ〟したままで。」

大和「なん･･･だと？」

俺は目線を下に移す。そういえば俺、愛菜を抱える感じで受け止めたんだったな。そのまま立ち上がれば･･･あ。

愛菜「･･･私は一向に構わん」

奈緒「私たちが構うのですーっ！！」ｷｼｬｰ

さっきまで寝っ転がっていた奈緒が起き上がってそう言った。

大和「んな事言ったって、早く連れてかないと･･･」

愛菜「･･･その通り。うわーんいたいよー」

中守「棒読みスギィ！」

大和「とりあえず、そういうことだから！じゃ、また！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

理子「え？ちょっと！？」

俺は愛菜を、お姫様だっこをしたまま連れていった。

別に、愛菜の太ももの感触が良かったとか、そういう訳では無い。ないったらないのだ。

愛菜「･･･くすっ。変態さん。」

大和「何か言ったか？」

愛菜「･･･何も。」

☆コメント返信のコーナー☆

・澪燈さん
「えーい（投網）
おぉ…大和が引っかかった
ねぇ大和？なんでスク水着てるの？
…すずってかいてあるよ？趣味？」

→大和「趣味だと思うか？あぁ？そんな趣味あったら、今頃ここに居ねぇよ。」

小鈴「おにぃが変態さんだー♪」

大和「全ての元凶が何を言うか･･･。」

・颯★改さん
「痛たた、もう何も聞こえないよ。
あれ？大和何して･･･。
スク水？
あっ（察し）
うん、分かってるよ、
魔が差しちゃったんだよね。
鈴ちゃんには黙ってあげるから戻してきな。」

→大和「何を察してやがんだ。上でも言った通り、趣味じゃねぇよ。鈴に強制させられてんの。」

小鈴「逃げればよかったじゃないの。」

大和「睡眠薬使って逃げられなくしたのはどこのどいつだ。」

小鈴「･･･てへっ♪」

大和「う　ぜ　ぇ」

・アニメ好き不登校さん
「スク水の股のところに染みついてるよ！
大和ぉぉ！」

→小鈴「･･･おにぃ？」

大和「違う･･･これは不可抗力ふかこうりょくだ･･･。」

小鈴「どこが違うの？ド変態さん♪」

大和「クソが･･･」

あーあ、せっかく大和のために、小鈴ちゃんに強制させられてるってことにしてあげたのに･･･君ってやつは。

大和「ちくせう･･･」

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コメント

  • 澪燈

    おや？大和くんと愛菜さんではありませんか
    愛菜さん平静を装ってますけど実は内心バクバクですね？(ﾎﾞｿｯ

    あ、なぜここにいるのかと言うと
    保健室の先生が寝坊しているもんですから
    月兎くんに無理矢理バイトさせられているわけですよ
    まぁ仕事後のゴミの処理をしてもらってる身としては反抗できないんですが
    大和くんなにか弱みでも持ってないですかね？

    ……大和くん？自らがスク水きて股ぐらに染みを作っている写真を見せられても…

    1
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