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女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

277話 静かな子供と喚く大人




俺と加奈が体育館に着くと、理子と聖菜は雫の応援をしていた。

相変わらず、雫がジャンプする度に男どもの「おおぉ!」という声が響く。恐るべし、ぽよんぬの力。

愛菜「・・・大和先輩も、あぁいう感じにメロンぶら下げてる方がいいの?」

突然、横から声をかけられた。

大和「愛菜か。いんや、俺は小さい方がいいな。」

愛菜「・・・そう。・・・勝った・・・!」グッ

最後の方がよく聞こえなかった。なんかガッツポーズしとるし。

大和「・・・?なんか言ったか?」

愛菜「・・・何も。」

大和「?そうか。」

すると

理子「あ、大和!」

聖菜「大和くん!」

理子と聖菜がこちらにやってきた。

大和「お腹の方は大丈夫?加奈ちゃんから聞いたよ。」

聖菜「全く、カッコつけようとするからそうなるんだよ?」

大和「うっ・・・面目ない・・・。」

理子「まぁ、無事みたいでよかったよ。」

聖菜「気をつけてよ?もう・・・。」

大和「はは、ありがとな。気をつけるよ。」

加奈「・・・なんか軽いな。」

大和「そ、そんなことより、雫を応援しようぜ?」

理子「ん、そうだね。頑張れー!」

未だうるさい男どもを横目に、俺たちは雫を応援した。



理子「いやー、さすがに強いね!」

雫のクラスは、結構な大差をつけて勝利した。

雫「ふふ、それほどでもありませんよ。次の試合、理子ちゃんと聖菜ちゃんですよ?」

聖菜「あ、本当だ!用意しないと。」

大和「頑張れよ、お前ら。雫はお疲れ様。」

雫「えぇ、さすがに疲れました・・・。」

大和「大活躍だったもんな。」

雫は中学の時にバレーボールをやっており、他の人より動きのキレが凄い。だが、雫が言うには

雫「中学の方が動けましたよ?・・・こっちがまだ大きくありませんでしたから。」ポヨン

だとか。・・・ちょっと見てみたい気もする。

雫「・・・大和くん、何ぼーっとしてるんですか?もうすぐ始まりますよ?」

大和「え?あ、ごめん。応援しなきゃな。」

愛菜「大和先輩って人は・・・はぁ。私もそろそろ試合だから、もう行く。・・・絶対勝つから、午後の試合、見に来て。」

大和「あぁ、分かってる。頑張ってな!」

愛菜はコクッとうなずき、歩いていった。・・・さて、理子と聖菜を応援しなきゃ!

大和「頑張れ、2人とも・・・!」

加奈「大丈夫、勝てるさ今年は。」

大和「・・・あぁ。」

俺は目を閉じ、心の中でみんなを思いうかb──

中守「皆頑張れー!!絶対勝ってねぇぇー!」

大和「!?!?」

加奈「!?!?」

雫「( 'ω')ふぁっ」

突然の大声に、俺らは驚く。

チームの皆も苦笑いをしていた。

中守先生・・・なんか、ごめん。あとでなんか買います。

その後の応援でも、人一倍声が大きい中守先生なのであった。いやまぁ、いいんだろうけど。・・・とりあえず、皆頑張れ。圧に負けるな。



チャンスが到来した。

ボールが理子の強烈なスパイクを受け、凄い勢いで相手コートに─

・・・10分後。

進行「時間になりました。試合を終わりにしてください。」

凄くギリギリの戦いではあったが、2点差で、うちのチームが勝利した。去年の相手ではないが、それでも勝てて嬉しいのだろう。俺も少し泣きそうだ・・・。

中守「うおぉぉぉん!勝ったよぉぉぉ!」

・・・もう号泣してる人がいたわ。

俺含め、その場のみんなが苦笑いし、泣いていた人も笑っていた。・・・ある意味、すごい人だな。中守先生、ナイス応援。


☆コメント返信のコーナー☆


・ノベルバユーザー333908さん
「リア充は爆発するために存在する。」

→その通り。大和、爆発せよ。

大和「言っとくが、俺はリア充じゃないからな?彼女居ないし。」

ハーレム築いてる時点で、どこがリア充じゃないんですかねぇ・・・!!

大和「・・・もう、何度目なのか分からないくらい言ってるが、俺はハーレム築いた覚えはないの。」

覚えはなくても事実だから。そういうわけだから、爆発せよ。

大和「い や だ」

ざ け ん な



展開の速さ=ネタのなさ という法則があります。少なくとも僕の中では。・・・察してください。

ついでに言うと、バレーについてもそこまで詳しいわけじゃないので、その辺はよろしくお願いします。


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コメント

  • 颯★改

    中守先生って某大供と仲良さそう‪w

    1
  • アニメ好き不登校

    面白いよ

    1
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