女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
274話 窓からのハァイ(?)
次の日。クラスマッチ当日。
気持ちよーく寝てた俺は、横から聞こえてくるゴンゴンという音で目覚めた。
俺は横をチラチラと見るも、誰もいない。・・・いや待てよ?そもそも、どうして横から音が?
俺のベッドは壁と密着しているし、音が聞こえる方向というのが、壁際の窓の方からだったのだ。
普通なら、まだ朝の5時半だと言うのにいったい誰だ?と言うところなのだが・・・普通にホラー。怖ぇ。
待てよ、もしかしたら・・・いや、万が一にも有り得ないけど、また姉ちゃんが戻ってきたのか?そう思い、ビビりながらも俺はカーテンを開けた。
シャッ
理子「あ、起きた起きた!大和、おはy」
シャッ
・・・マジックハンドを持った理子だった。俺の淡い期待を返せコノヤロウ。そして幽霊とかじゃなくて本当に良かったよコノヤロウ。
理子が「ちょっ、なんで閉めるの!?」と言ってくるが、無視。
あ、ちなみに、声が聞こえる理由は、網戸にしてるからだ。まだ少し暑いからな。
ついでに、俺と理子の家は、だいたい1mくらい離れている。だから、マジックハンドを使えば届くのだ。ここ、テストに出るから。いや嘘だ、出てたまるか。
理子の声がだんだん大きくなり、そろそろ近所迷惑に成りかねないため、カーテンを開けた。
大和「お前さぁ、時間を考えろよ、時間を。」
理子「はいはい、次からは気をつけますよっと。でさ、今日のことなんだけど」
大和「あ?クラスマッチがどうかしたのか?」
理子「いや、早く行って運動しない?準備運動がてらにさ!」
大和「んー・・・別にいいが、昼飯が・・・。」
理子「ふっふっふ・・・何か忘れちゃいませんかねぇ・・・。」
大和「何?」
理子「いるじゃありませんか、一流シェフが、こ・こ・に!」バン
大和「さて、コンビニで何か買うかな。」
理子「いやごめんて!お願いだから話を聞いて!」
大和「だってお前、料理出来ないじゃん。」
理子「出来ないんじゃないし!ただその、私のセンスに食材たちがついていけないというか・・・!それに今回は大丈夫だから!」
大和「ポテトサラダに墨汁入れるようなヤツが、まともなモンを作るとは思えんのだが。」
理子「うぅ・・・仕方ない、こうしようじゃありませんか。」
大和「何だよ?」
すると、理子は下を向いて、顔を上げたかと思うと・・・
理子「ねぇ・・・ダメ?」ウワメ
上目遣いをしてきたのだった。・・・だが、甘いぞ理子よ。
大和「今日は惣菜パンかな。」
理子「ちょっとぉぉぉぉ!?」
俺は既に、上目遣いに対するある程度の耐性がついていたのだ。ドンマイ、理子。人は進歩するもんだぜ。
まぁとりあえず、これで大丈夫。
・・・そう思っていたのだが。
理子「うぅ・・・ふえぇ・・・お願いだよぉ・・・一生懸命作ったんだからぁ・・・。」グスッ
大和「!?!?」
理子「ひっく・・・ふぇぇん・・・」ポタポタ
大和「ちょちょちょ!ま、待て待て!泣くなって!な!?」
やってしまった。理子だって、ちゃんと女の子だ。女の子としてのプライドを、ズタズタにするようなことを、俺は言ってしまったのだ。
・・・最低だ。
理子「ぐすっ・・・大和ぉ・・・」ポタポタ
大和「くっ・・・わーったよ!!理子の作ったやつ食べるから!だから泣き止んでくれ!」
理子「・・・ほんと?」
大和「あぁ。男に二言はねェ。」
そういうと、理子は泣くのをやめ・・・
理子「言ったね!?もう取り消しはなしだから!じゃそゆことで!」バッ
大和「あっ!?」
・・・まさかの涙ありの嘘泣き。あんな演技ができるとは・・・将来は女優か?あ、やっぱり女優はダメだ。キスシーンとかあるし。俺が許さん。
そんなわけで、俺は女の涙には弱いのだった。・・・この耐性はつけられんよ・・・。
☆コメント返信のコーナー☆
・颯★改さん
「あ、クローンが帰ってきた。
えー、なになに?
『菅原月兎は傷跡フェチ』ってこれ僕のじゃん!
君達は一体何を見てきたの!?
ちょっ、そんな慈愛に満ちた目でこっちを見ないで〜!!!」
→大和「・・・うわぁ。」
サイコパスかな?(白目)
大和「またはどこぞの大佐とか。」
いや、あの人は痛めつけることで快楽を得るから・・・あれ?利害の一致?
大和「・・・まさかな。」
・澪燈さん
「いやー、クローンの洗脳って楽しいね♪
ふふふ、月兎君?
世の中にはね?知ってはいけないこともあるんだよ(ニコッ
ね?共同して秘密を探ろうとしてたハーレム同好会の皆さん?
くすくすくす」
→月兎「」ブルッ
大和「洗脳・・・これ、なんてバトルもの?(昔のコメより)」
学園モノなんだよなぁ・・・。どうしてこうなった。
理子「ひ、秘密なんて探ろうとしてませんしー!」
皆(大和を除く)「ませんしー!」
大和「・・・なんか胡散臭いな。」
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コメント
颯★改
「がたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがたがた」 月兎
澪燈
「っていう夢を見たんだ」大雅
ふーん笑
「…夢だよな?だよな?!」大雅