262話 嫉妬を侍らせ、時は流れる

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最初で最後であろう、というか最後であって欲しいが、拉致られた2日後のこと。

土曜が半ドンだったにも関わらず、普通に月曜にも学校がある。昔は大変だったんだなぁとしみじみ思う、そんな日。

いつも通りに俺は、理子と聖菜の2人と登校していた。

ただ、いつも通りでは無かったことが、朝の時点でひとつあった。

俺らが歩いていると、手前の道路を高そうな車が通過したかと思えば、急に止まった。

なんだ？と思っていると、車の窓が開いた。そこにいたのは。

リリィ「大和さん！おはようございます！」

大和「り、リリィ！？どうしてここに･･･！？」

リリィだった。

リリィ「たまたま通りかかったので、ご挨拶あいさつをと。大丈夫ですわ、取り返しに来たとかではありませんので。」

大和「そ、そっか。」

執事「お嬢様、そろそろ。」

リリィ「ん、そうですね。では大和さん、ごきげんよう！」

行ってしまった。なんというか、とてもお嬢様だった。何度も言うが、苦手なんだよなぁ、あぁいうの･･･。

するといきなり、両側から思いっきりつねられた。

大和「いでぇっ！？何すんだよ！？」

理子「いや？助けてあげたのに、拉致ったお方と、仲良くされるんだなぁとね。」

大和「いや、ごめん。あの時はほんと助かったよ。･･･でもさ、聖菜までなんで？」

聖菜「聞いただけだからよく分からないんだけど、まーた可愛い子を侍はべらせたんだなぁと。」

大和「侍らせてねぇから。」

そんなこんなで、少し変わった朝となった。

ちなみにだが、俺を脱出させた時に、SP達が動かなかったのは、屋敷とは別の場所に待機しているかららしい。決して、作者が忘れていたとか、そういう訳では無いらしい。

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朝はそんな感じで一悶着ひともんちゃくあったが、そこから昼までは、特にこれと言ったものはなかった。土曜のことをいくつか聞かれたが、拉致られたことを言うのも気が引けたため、適当に流しておいた。

昼までというと、昼休みに何かあったのかという話になるのだが、別に何かあった訳では無い。

強いていえば、雫に笑顔でつねられたり、加奈にどつかれたり、奈緒に「心配したのですよ！」と泣きつかれたり、愛菜に何故か、よしよしされたり(背丈せたけの関係上、頭のてっぺんまでは届かず、指先が髪の毛に触ふれた程度だったが)したくらいだ。･･･これはくらいと言えるのか？まぁいいか。

どちらかと言うと、放課後の方が大変だった。･･･色々あってな。

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放課後、理子に「用事があるから先行ってて！」と言われ、俺一人で遊戯室ゆうぎしつへと向かっていた。･･･にしても。

今更ではあるが、時が経つのは早いものだ。少し前に聖菜が転校してきたと思ったら、もう3年の9月。凄いよなぁ･･･。

そんな感じで部屋に到着とうちゃくし、なんの考えもなしにドアを開けた。

その時･･･

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☆コメント返信のコーナー☆

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・颯★改さん
「リリィさん、僕で良ければお友達になってください！」

→リリィ「ほ、ホントですか･･･！？嬉しい！私、お友達がまだ1人だけだったの･･･ありがとう！」ﾆｺｯ

ツンは何処へ･･･。

リリィ「あ･･･いや、えっと･･･べ、別に嬉しくなんかありませんっ！あ、でも･･･その･･･うぅ。」

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・澪燈さん
「じゃあこう主人公は大和と違ってめっちゃ一途なんだけど、なんでか周りに女の子が侍っちゃう的な

リリィさん、俺らも友達になろうか？by大雅
私もなろうかしらby舞姫
うぉうびっくりした！どっから湧いた舞姫こら！」

→うーん、なるほど。それならいいかもですね！

リリィ「お友達がまた増えました！これで4人･･･嬉しいで･･･あ、いや･･･う、嬉しくなんかないんだからねっ！」ﾂﾝｯ

ツンデレ乙

リリィ「･･･やっぱ嬉しいです。えへへ･･･。」ﾆｺｯ

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・アニメ好き不登校さん
「え？リリィ投げナイフ上手すぎw
理子と大和のモールス信号は特殊だけど便利だね！ww
koーsukeさん！たまには休んでくださいね！
今までのお話からkoーsukeさんは就活生？だと思うのでまずは自分の未来の事も考えてお身体を大切にしてください！」

→リリィ「昔から、ダーツとか1人でやっていたので･･･あぁいうのは得意なんです。･･･ふふ、あなたにも投げてあげましょうか･･･？」

ここで豆知識。リリィのツンデレは、好きな人にだけ発揮するみたいですよ！

リリィ「よっ、余計な事を言わないで！や、大和さんは、お友達ですし･･･好き、なんか、じゃ･･･。
･･･ﾔｯﾊﾟｽｷﾃﾞｽ。」ﾎﾞｿｯ

それと、投稿に関しては、休むことは無いと思います。ですが、投稿時間が遅れることはあると思いますので、その辺はご了承ください。

そして、最後に1つ。

理子＆大和「「モールス信号TUEEEEEEEEE！！」」

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アニメとかでよくある、次回が気になる(かは分かりませんが、そんな)感じで終わりにしてみました。次回をお楽しみに！ってね。

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