女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

259話 大和、拉致られるの巻




─さい。

んん・・・もう少し寝かせて・・・。

─なさい!

んんぅ・・・理子かぁ・・・?頼むから静かにしてくれよ・・・。

「起きなさい!!」ゲシッ



大和「うぉっ!?」

俺は突然られ、床に突っ伏した。

大和「いきなり何しやがるっ!?もっとちゃんと起こせって言ってんのがわからんの・・・か?」ガバッ

そう言いながら起き上がると・・・

ジャラジャラッという音がなった。

大和「・・・へ?」

よく見ると、手首には手錠てじょうが掛けられ、体はくさりしばられ、重りが付いていた。ドラマとかで見るやつよりも、何倍も大きいやつが。下手したら、ボーリングの玉より大きいやつが着いていた。

呆気にとられていると、前からこんな声が聞こえた。

「捕まっていて、その態度?全く、呆れるわ。もっと人質らしく出来ないの?あ・な・た♪」

・・・その先にいたのは

前にあった時より〝何かがおかしい〟リリィの姿だった。

大和「は?お、お前・・・ってか、なんでこんな所に?てか、あなた?」

リリィ「何を言っているの?ここは私の家よ。それに、あなたはあなたよ。・・・私の旦那様♪」

・・・は?

大和「おい、こんなことしてタダで済むと思っているのか?おふざけがすぎるぞ。」

リリィ「その言葉、もはやテンプレよね。・・・ふざけてなんかないわ、事実ですもの。」

大和「・・・お前、この前はもっとツンツンしてなかったか?俺のことを豚だのなんだの・・・」

リリィ「何?そういうプレイがいいのかしら?」

大和「いや、そんなことは一言も言ってないんだが・・・」

リリィ「あぁ汚らわしい。どうせあなたのような豚は、生殖のことしか考えてないんだわ。全く気持ち悪い。」

大和「人の話を聞け。」

リリィ「何言ってるの?あなたは人じゃなくて豚でしょ?一丁前に人間かたってんじゃないわよ。汚らわしいオス豚。」

大和「おい、俺にも怒りって感情はあんだぞ。」

リリィ「ふふ、冗談よ、あなた♪」

そういうリリィの目は、酷く濁っていた。漫画まんがとかで見たことあるが、ああいう場合はだいたいあのモードにおちいっている。

・・・〝ヤンデレモード〟に。

俺は気になっていたことを聞いた。最後の催涙爆弾さいるいばくだんの時、1人だけ聞いてない奴がいたが、あれはなんなんだ?と。それがずっと気がかりだったのだ。

リリィ「さいみん・・・?えっと・・・その場にいなかったから分からないけど、多分その人はサイボーグ兵よ。なんなら呼びましょうか?」

俺は、今日何度目かの「は?」を言った。



大和「・・・サイボーグ?」

リリィ「サイボーグ。」

大和「なんでもありかよ・・・」

リリィ「なんとでも言いなさい。で、呼ぶ?」

大和「いや、結構です。」

俺は落ち着きを取り戻すかのように、床に座る。

大和「なぁ、こんなことして何になるんだ?」

リリィ「だって、そうでもしないと、あなたは私の夫になってくれないじゃない。あなたは私と子〇りできる。私はあなたを夫にできる。win-winでしょう?」

大和「俺は、10歳の女の子にそういう感情を持つほど、歪んじゃいねぇんだが。・・・なぁ、そろそろ帰」

リリィ「れるとでもおもってんの?」  

ですよね。

大和「俺を夫にして、それでなんになる?」

リリィ「子孫繁栄しそんはんえい少子化対策しょうしかたいさくとも言うわ。」

大和「・・・お、おう。そうか。」

若干引き気味で、そう答えた。

全く、どうすりゃいいんだよこれ?脱出しようにも、セキュリティガチガチになっているし、でも結婚なんかしたくねぇし・・・うーん、どうしようね?

色々と考えたが、するだけ無駄だな気もしてきた。・・・金にものを言わせて、ボコボコにしてきそうだから。

大和「はぁ、なってこったい・・・。」ボソッ

リリィ「なんか言った?」

大和「いや、なんでも。」

俺は半分諦めながら、逃げ道を探し始めた。


☆コメント返信のコーナー☆


・颯★改さん
「いやぁ〜随分と懐かしい物を見たよ。
後で替えをあげるから家においで、今度のは凄いよ?
コレ使うだけで半径100メートル以内にいるロリコンがこれに向かって一斉に集まってくるんだ。」

→大和「何それめっちゃ要らねぇんだけど・・・。ん?でもワンチャンあるか?ありがたくもらっとくわ。」

大和くんは拉致られる3日前に、月兎の家に行って、それを貰ったってことにしておきます。理由はもうお分かりですね?

大和「地味にネタを挟んでくるんじゃねぇよ。」


・澪燈さん
「大和…貴様許さん…!
お前をぶっ叩いたのはこの俺じゃァァァァ!!」

→大和「な・・・なにぃ!?おまえだったのか!!くそ、油断したぜ・・・。」

リリィ「・・・?何言ってるの?うちのサイボーグ兵だって言ってるじゃない。」

大和「・・・冗談が通じないやつめ。」ボソッ

リリィ「なんか言った?」

大和「なんでもねぇよ。」

リリィ「まぁ実は聞こえてるのだけどね。楽しみにしておいて下さい。いいですね?」

大和「お前もかよ・・・。」


コメ返のネタ、わかった人いるかな・・・まぁいいや。

微〇ロな展開が少し続くけど、通報されないよね?それが怖い・・・。

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コメント

  • てぃーあ

    大和って豚だったのか
    鶏だと思ってたよ
    それと1つ言わせてください
    ヤンデレよりツンデレの方が好きですよね
    以上!デデン

    1
  • 颯★改

    大和、末永くお幸せに!
    それと、1つ宣伝をさせてください。
    この颯★改の新作
    「戦場を駆ける欠陥アンドロイドの女神は劣等生と2人で戦うようです」
    を公開しました。
    何卒よろしくお願いします。
    コースケさんすいませんm(_ _)m

    1
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