女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
226話 交差し対立する思い
その後は何事もなく、夕飯までは遊んで過ごした。案外、この歳になってからやる人生ゲームは、とても楽しかった。
奥さんがどうだの、子供がどうだのと、とてもうるさかったけど。
結局、鈴の圧勝で終わり、次がジェリー、俺はというと、子供マスばかり止まり、財産が減るわ減るわで大赤字。やっと何とかなったと思った次のマスで、10万ドルが吹っ飛んだ。なんなの?
鈴には日頃の行いがどうとか言われ、ジェリーには嫌な感じで励まされ、精神的にとても疲れる俺なのであった。
・・・こんな、のどかな感じで一日が終わればよかったのだがな。
それは、夕飯後のこと。
突然母さんと父さんに呼び出され、何事かと思ったら、無理やり部屋に連れ込まれた。
いきなりのことで、体が動かなかった。
大和「ってて・・・いったいなにすんだよ!?」
蒼龍「・・・大和、お前に聞いておきたいことがある。」
大和「聞いておきたいこと?」
佳穂「えぇ。とても大事なことよ、いい?」
大和「う、うん。」
いったいなんなんだ?こういうことはあんまりないから、いきなりはちょっと、ビックリするぜ・・・。
そして、父さんと母さんは、こんなことを聞いてきた。
蒼龍「今、ハレム同好会は何人だ?」
大和「え?えっと・・・6人。」
俺は指を折りながら数える。
蒼龍「そしたら、6人と、鈴とジェリーちゃんで8人か・・・。」
大和「なぁ、いったいなんなんだよ?8人って?」
佳穂「・・・本当になんだか分からない?」
大和「え?う、うん。」
なんだ?この感じ・・・とても重いんだが。
蒼龍「なら、教えてやる。今言った人数はな・・・」
父さんは、こう言った。
蒼龍「お前が今、あやふやにさせて、悲しませている人の人数だ。」
・・・え?
大和「・・・どゆこと?」
佳穂「そのままの意味よ。大和が、弄んでる女の子の人数。」
大和「・・・俺は、弄んでるつもりはねぇ。全員と、ちゃんと向き合ってるつもりだ。」
蒼龍「お前がそのつもりでもな、その子らはそう思ってないぞ。お前がずっと決めないせいで、いい加減どうにかなっちまうかもだぞ。」
大和「なんでそんな事が言える?1人しか幸せにしなかったアンタが。」
蒼龍「だからこそだ。お前には、俺のような思いはして欲しくない。だから、早く1人を選べ。」
大和「は?父さんは1人を選んでこうなってんだろうが。後悔してんだろうが。それなのに、1人を選んで皆を悲しませろと?」
・・・いい加減、腹が立ってきた。
大和「それに、それを今決めようと悩んでるところなんだよ。」
蒼龍「遅えっつってんだよ。お前は、傷つけたくないなんて言っておいて、自分が傷つきたくないだけだろう?」
大和「お前に何が・・・!」
そういって、掴みかかろうとした瞬間。
バシン!と乾いた音が、部屋に響いた。・・・母さんが、俺の頬を叩いた音だ。
大和「・・・母、さん?」
佳穂「ふざけないで。アンタに、この人を、蒼くんを責めることはさせない。選ぼうとしないで、あやふやにさせて、逃げ続けてるアンタには!」
大和「・・・。」
蒼龍「佳穂、それくらいに・・・。」
佳穂「いい?蒼くんはね、とても苦しい思いをして、私を選んだのよ!大和とは違うの!ちゃんと決断をした!でもアンタは!」
蒼龍「佳穂っ!」
父さんが、母さんを遮った。
佳穂「・・・とにかく、早く決めなさい。それが出来ないなら、全員と離れなさい。」
大和「は!?なんだよそれ!」
佳穂「母さん達は、大和のことを思って言っているの。・・・それがわかっているなら、早くしなさい。・・・この部屋から出て、よく考えなさい。」
大和「・・・。」ガチャッ
俺はとても悩みながらも、部屋から出た。
・・・どうすりゃいいんだよ・・・。いったい何が正解なんだよ・・・?
コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆
颯★改さん
「なぁ大和、小鈴センセにメッ!ってされるとハァハァせぇへん?」
→大和「兄である俺が、同意なんてすると思うか?」
小鈴「ちぇっ、おにぃも私で興奮しとけばいいのに。」
大和「それは色々とまずいんだよ。ドゥーユーアンダースタン?」
小鈴「さいですか・・・オーケーオーケー。完璧に理解したわ。つまりはおにぃにキスすればいいんだね?」
大和「何も分かっていないようだな、こいつは・・・。」
・ミラル ムカデさん
「颯★改さんだけだと思う
夏休み編で敢えてそうしてると期待してる!
二学期編楽しみだなぁー」
→期待に添えるよう、頑張ります。二学期編は、さらにカオスにしたるで!
大和「それ、収拾つかなくならない?大丈夫?」
さぁ?
大和「お前なぁ・・・。」
・てぃーあさん
「やっぱり大和は虐げられることに興奮を覚えるタイプ?
いや・・・良いんだよ?性癖は人それぞれだし・・・ね?
まぁ・・・なんだ・・・1式ここにあるからさ?適当に使っていいよ?ね?」
→大和「勘違いし過ぎなんですがそれは。」
小鈴「おにぃ・・・Mなの?」
大和「人の話を聞かないんだなお前は。今ので確信したわ。」
小鈴「いやぁ・・・それほどでも。」
大和「褒めてねぇからな?」
・アニメ好き不登校さん
「たまには休んでもいいからね!」
→ありがとうございます。基本的に、2日に1話のペースは変わらないと思います。休むことも無いかと。僕の存在意義の1つでもありますし。
やっぱり、僕はシリアスのほうが得意なようです。スラスラと言葉が浮かんできました。
ちょうど、シリアスがご無沙汰でしたし、大和がイチャイチャしている所は、書いているこちら側もイラッとするので。シリアスが苦手な人も、シリアス回は次話までなので、どうかお許しください。
あと、テストまであと1週間を切りました。もう高3なので、頑張ろうと思います。小説は書くけどね!
コメント
澪燈
ついに親がキレた
大雅「あーあ、こりゃ簡単にはいじれなくなっちまったねぇ」
澪燈、大雅「「モテる男は辛いってやつだな」」
アニメ好き不登校
この際大和男と付き合えばみんなドン引きしてめちゃくちゃになるんじゃね?
ちなみに最近友達が何かあるたびに彼女の惚気話をするからイラついてます!
大和も惚気ばっかすんなよ!
ミラル ムカデ
なんだろどっちもどっちじゃね?
てか親子揃ってハーレムはfuckYou
颯★改
お父さんしれっと妹をハーレムの数に入れんなw
いや、まてよ・・・?
もしかして小鈴は義理の妹?
だとしたら納得せざるを得ない!
大和!義理の妹とは羨ましいぞ!