200話普通ではない百合野家

雫母「さぁ、こんな所にいるのもなんですから、上がってくださいな。」

大和「あ、ありがとうございます。お邪魔じゃまします･･･。」

雫「～♪」

俺たちは、雫の家に入った。･･･次の瞬間。

大和「･･･え？え？これ家？旅館とかじゃなくて？」

そこはもう、1階が茶道教室だからなのか、とても広々とした空間に、和室が広がっていて、家入ってすぐに、2階への階段がある。

雫「凄いですよね。お母さんの茶道教室、中々の人気なんですよ。それもあってか、お母さんが色々とお金をかけててね･･･。」

大和「へぇ、そうなのか。雫のお母さん、凄くこだわってんのな。」

雫「はい、それはもう。形からはいるタイプなのかもしれません。」

雫母「それはどっちかと言うと、貴方の方ですよ？雫。ほら、2階にお上がり。後でお茶とお菓子持っていくから。」

雫「はーい。大和くん、いきましょう？」

大和「え、あ、おう。」

俺たちは2階にあがった。

･･･何となくわかっていたけど、2階も凄かった。ただ、個室が多いためか、さっきよりかは広く感じなかった。それでも十分広いけどね。

雫はそのうちの一つの部屋に入ろうとしたところで立ち止まり、こちらを向いた。

雫「すこし、部屋の前で待っててもらえますか？片付けとか、その他もろもろあるので。」

大和「ん、あぁ別にいいぞ。俺は外でも眺めてるわ。」

･･･10分後。

雫「もう、大丈夫ですよ。」

大和「そうか。じゃあ、お邪魔します･･･。」

女の子の部屋を見たことなんて、妹を除けば、理子と聖菜、加奈の部屋くらいだ。雫の部屋か･･･どんなんだろう。嫌な予感がするんだよな、変態だから。

そう思いながら、扉を開けた。

大和「おぉ･･･お？意外と普通なんだな。」

雫「どんな部屋を想像してたんですか？」

大和「いや･･･うん。」

見た目は普通に女の子の部屋。理子の部屋とそう変わらないような、そんな部屋だった。

壁にかけてあるコルクボードには、ハレム同好会のみんなで撮った写真が貼ってあった。

ふぅ、良かった良かった。俺の予想は外れたらしい。

大和「で、雫の部屋に来たのはいいが、何をするんだ？」

雫「とりあえず、もう少ししたら、お母さんがお茶とお菓子を持ってくると思うので･･･それまで、雑談しながらでも少し待ちましょうか。」

大和「おう、了解。」

俺が雫とだべり始めて5分後。

雫母「雫ー？お茶とお菓子、持ってきましたよ。」ﾄﾝﾄﾝ

雫「あ、はーい。」ｶﾞﾁｬｯ

俺たちは、雫のお母さんが持ってきてくれたお菓子をつまみながら、また話し始めた。

･･･のだが。

雫「それでねお母さん、大和くんが、みんなとイチャイチャしててね･･･」

雫母「あら、そうなの？大和くん、若いから遊ぶなとは言わないけど、あんまり女の子を悲しませるようなことはしちゃいけませんよ？」

大和「は、はは･･･精進します。」

何故か、何故か親同伴おやどうはんで。

お見合いか？お見合いのつもりなのか？なんで俺は雫のお母さんと喋らにゃならんのだ？嫌とは言わんが、めちゃくちゃやりづれぇ･･･。

そんな状態で、1時間も過ごさせられた俺なのだった。どうしてこうなった･･･。

コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆

・颯★改さん
「よし大和、ベッドの下を探れ。」

→大和「さっきちらっと見たけど、なんもなかったぞ？」

雫(片付けしてよかった･･･。)

・澪燈さん
「解決方法があるぞ
異世界飛んで全員嫁にするのだ」

→大和「○れ○ンかな？」

理子「○が多くてわかりずらいよ。」

大和「しゃあないだろ？著作権は怖いからな。」

・ノベルバユーザー1147714さん
「大和くんが女の子に振り回されるのがもう見てて楽しくって楽しくってw」

→大和「メシウマってか？じゃかあしいわ！」

理子「もっと振り回してあげるね♡」

大和「やめてください死んでしまいます。」

・ミラル　ムカデさん
「ハレム同好会のみんなぁー
大和くん鎖繋いでみんなの家周回させたら？
ワンチャンぽっと出にとられるよ？」

→理子「ぽっと出に、絶対に大和をとられさせはしない！」

聖菜「私たちがいる限り！ぽっと出に奪わせはしないよ！」

あ、多分また後でキャラ増えると思うから、そのへんよろしくね。

理子＆聖菜「「ちきしょーめぇ！」」

大和「･･･なんだっていいけどよ、これを外してくれ･･･。」ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ