女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
166話 対策すればなんとかなるさ
それは、5月中旬のことだった。
その日の放課後、俺らがいつも通りに同好会の活動(?)をしていると、ガチャンとドアが開き、先生が入ってきた。
中守「み、みんな!大変なことになっちゃった!」
理子「中守先生?何があったんですか?」
珍しいな、中守先生が来るなんて。みんな、そう思っていた。だが、それが突然の危機を示していることを、俺らは気づかなかった。
中守先生は、こういった。
中守「あのね・・・教頭先生が、みんなの様子を見に来るって・・・。」
みんなの頭の中で、サイレンが鳴り響いた。
なぜ、教頭先生が来ると言うだけでこんなことになっているのか。ただ失礼なだけなのではなかろうか。そう思う人もいると思う。
けど、みんながみんな、そう思ったのには、とある理由がある。・・・まぁ、失礼なことには変わりないのだけれど。
教頭先生は、ねちっこい性格でみんなから嫌われている。その上、生徒会の先生でもあるため、さらに嫌われている。俺らが1度、生徒会長に乗り込まれたのも、元を辿れば教頭先生のせい。教頭先生が、仕向けたものだった。
大和「・・・雫。」
俺らは、もしもの時のために考えておいた作戦を、決行することにした。
雫「了解です。みなさん、頑張ってくださいね。」
大和「あぁ、任せろ。」
雫「はい。」ガチャッ
雫は部屋から出た。
・・・数分後。
コンコンコン
ドアがノックされた。
中守「・・・はい、どうぞ。」
中守先生がそう言うと、ガチャンと音を立て、ドアが開いた。
教頭「どうもみなさん。わざわざどうも。」
大和「こんにちは。」
理子「こんにちは!それで、どのようなご要件で?」
教頭「いえ、様子を見に来ただけですよ。・・・おや?」
教頭が首を傾げる。
教頭「おかしいですね。この同好会は、8人いるはずですが・・・7人しかいませんね?」
理子「あぁ、雫ちゃんなら、今はいませんよ。」
教頭「・・・そうですか。」ニヤッ
教頭先生が、明らかにニヤついたのがわかった。・・・よし、引っかかりそうだ。
教頭「それじゃいいますがね、私はこの同好会自体、消えてしまえばいいと思っているのだよ。わかるか?お前らみたいなやつが、みんなの足を引っ張っているんだ。」
大和「・・・それで?」
教頭「校長の娘までこんなところに入り浸っているとは、あぁなんと嘆かわしい。」
理子「・・・そうですか。」
教頭「校長も校長だ。なんでこんな同好会をOKしたのか・・・全く、ここの校長も落ちたな。」
聖菜「いいんですか?そんなこと言っちゃって。」
教頭「あ?お前らには関係ないだろ。私が校長になったら、お前らなんて消し去ってやるからな。」
大和「・・・なるほど。」
ふふっ・・・笑えるほどに上手く引っかかってくれたな・・・。
俺はそう思い、持っていたスマホのスピーカーボタンを押し、みんなに聞こえるようにした。
そして、こういった。
大和「だそうですよ?校長先生。」
教頭「・・・え?」
教頭先生が硬直する。
すると、俺のスマホから校長の声が聞こえてきた。
校長『あなたの考えはよーく分かりました。全部電話で聞かせていただきましたよ。』
教頭「あ・・・あ・・・。」
教頭先生がドンドン青ざめていく。
校長『教頭先生。今すぐそこから出て、校長室に来なさい。・・・あなたの今後についてお話しますから。』
教頭先生は項垂れ、膝をついた。
大和「・・・教頭先生。」
俺は教頭先生に話しかけた。
大和「自分の考えを押し通そうとするのもいいけど、たまには周りの意見も聞かなきゃ、ね?」
教頭先生は、俺の言葉に何も言わず、すくっと立ち上がり、去っていった。
・・・俺が考えた作戦とはいえ、ちょっと可哀想になってきたな。
・・・ま、いっか!(ゲス顔)
コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆
・アニメ好き不登校さん
「これ〇撃文庫にだしてみたら?
話の書き方もプロ見たいだしクオリティ高いからもしかするともしかするかもよ!
あとカテゴリーの作者の力不足って要らないと思う逆にハイクオリティーとか」
→はは、ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。そうですね、持ち込み・・・ですか。どうせなら、なんかの節目の時にやりたいですね。
カテゴリーに関しては、変えるつもりはありません。ただのしがない高校生ですし。
自分で自分の作品に、ハイクオリティーなんて付けられるほど、自信も実力もありませんよ。
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コメント
ミラル ムカデ
スカッとしたぁー
たまには、大和もやるね!
作者さん!ファンタジア文庫に出してみては?
神無月
愛奈ちゃんさぁ、どうだった?ドラゴンズブレス入のお菓子は(・∀・)ニヤニヤ
颯★改
大和かっけぇぇぇ!
男なのに惚れそうだわ!
それはそうと作者さん。
マジで1回電〇文庫出してみたら?
おんハレのアニメ見てみたいですしおすし。
あ、はい大和
栗羊羹。
澪燈
頑張った大和くんにはキャロライナリーパーの蜂蜜漬けをあげよう
頑張った校長にはスカルプDでも…
女の子達はケーキバイキングを大和くんに奢って貰おう!
羨ましいんじゃ大和コラァ…(((怨