女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
146話 先生の語彙力が低下中
司会「只今より、新入生オリエンテーションを始めます。」
わー始まっちまったー。なーんも練習出来てねぇやー。
俺はポケーッとした頭でそんなことを考えていた。
野球部、サッカー部、バスケ部・・・どんどんと、順番が回って来る。
そして
中守「大和くん、そろそろ・・・。」
大和「・・・はい。」
俺の番が、回ってきた。
俺はみんなにグッと親指を立て、ステージへと向かった。
はいはーい、中守先生ですよ~。
大和くん、大丈夫かな・・・。すごい緊張してたけど・・・。
そう思っていると、ついに
司会「最後に、同好会です。まず、ハレム同好会さん、お願いします。」
い、いよいよだ・・・。
大和くんが、舞台袖から歩いていく。
なんか、少し強ばってるみたい・・・。
そして、ついに大和くんがマイクをONにした。
大和「みなさん、こんにちは。ハレム同好会の稲木大和です。僕らの同好会、名前だけ聞くと、なにそれ?わけわかめだわ。って感じですよね。説明いたしますと、僕らの同好・・・。」
・・・ん?どうしたんだろう?途中でやめちゃった・・・。
すると、何故か大和くんがマイク台に隠れるようにしゃがんだ。
え?と思っていると・・・。
バババババ!!と後ろから銃を撃っているかのような音が聞こえた。
何事!?と、みんな後ろを向く。私も後ろを向いた。そこには・・・。
サングラスをして、エアガンを持って、いかにもって格好の人達がいた。・・・いや、同好会のみんなだった。
みんなは、大和くんに向かって歩き出した。
そして、大和くんを囲むように並んだ。
大和「お、お前達は!?」
大和くんがそう言うと、一人がサングラスを外してこういった。
理子「ハレム同好会メンバーその1!沢松理子!」
理子ちゃんだった。それから、他の人も順番にサングラスを外していった。
聖菜「同じくその2!風上聖菜!」
雫「同じくその3!百合野雫!」
奈緒「同じくその4!長実奈緒!」
加奈「同じくその5!竹口加奈!」
理子「5人揃って!」
5人「鈍感大和撲滅隊!」
・・・あー、なんかすごいカオス・・・。(語彙力の低下)
大和「お、お前らどうしたんだよ!?」
理子「えぇい黙れ!あんたはこの5人を傷つけたのよ!その鈍感で!」
聖菜「ひ、人の恋心に気づかないなんて、重罪だよ!」
大和「そ、そんなこと言ったって・・・!」
雫「そのくせして、ラッキースケベとか・・・どういう神経してるんですか?」
奈緒「女の子に囲まれて、ハーレム作って、王様にでもなった気分でいるのですか?」
大和「ハーレム作った覚えはねぇよ!?」
加奈「はいはい少々黙ろうかー。」ガチャッ
大和「っ!」
理子「もういいや、とりあえずお仕置きね。」ガチャッ
聖菜「お尻ペンペンなんかじゃ済ませないよ?銃撃の刑に処す!」ガチャッ
雫「大人しく撃たれてください♪」ガチャッ
奈緒「大和先輩。さよならなのですよ。」ガチャッ
あ、なんか凄いことになってる。(他人事)
大和「も、もう・・・もう勘弁してくれーっ!」ダダダ
理子「あ、逃げた!追え、追えーっ!」ダダダ
4人「待てー(なのです)っ!」ダダダ
全員が、舞台袖に消えた。
すると、カーテンが閉まった。
え?と思っていると、また開いた。
大和「・・・と、こんな感じで、男女や先輩後輩の隔てなく、楽しく活動しています!」
理子「大和ハーレムに入りたいやつは試験するからね!覚悟しとくように!」
大和「だから、ハーレムなんて築いてねぇの!・・・まぁ、とにかく、ハレム同好会でした!」
6人「ありがとうございました!」ペコッ
・・・なかなかカオスだったけど、無事に終わったみたいで良かった良かった。
・・・すると、何故かまた舞台袖からひょこっと理子ちゃんが出てきた。
理子「言い忘れてたけど、男子は受け付けてません!私たちに惚れたところで、私たちは大和にぞっこんだから!残念だったね!」
大和「何言ってんのお前!?」バッ
理子「あ、ちょっと!」
・・・本当に、カオスだなぁ・・・。もうわけわかめだわ。(語彙力ry)
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コメント
颯★改
本当にカオスだったなァ。
だって本当にカオスだもん。
何がカオスってなんてゆーかもうあれだもんね。
・・・アレ?
俺の語彙力・・・。
チッ大和の野郎め。