女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
144話 ドラゴンズ・ブレス・チリ
奈緒「大和、先輩・・・?」
大和「ごめん、ごめんな・・・。」
抱きしめている間、俺は謝っては黙り込み、謝っては黙り込みを繰り返していた。
俺がちゃんとしていれば、こんなことにはならなかった。なのに、俺は・・・。
だから、ただただ謝ることしか出来なかった。
2分程抱きしめた後、俺は奈緒から離れた。
大和「本当にごめんな、奈緒。」
奈緒「も、もう謝らないで欲しいのです・・・。それに、よく考えたら、私はなんてことを・・・。」
大和「・・・そう思ったなら、俺じゃなくて理子と聖菜に、な。」
奈緒「・・・はい、なのです。」
奈緒は理子と聖菜の方を見た。
奈緒「理子先輩・・・聖菜先輩・・・その、ごめんなさい・・・なのです。」
奈緒は2人に頭を下げた。
聖菜「いや、その・・・元はと言えば、私たちが悪いんだし・・・。」
理子「えっと・・・ごめんなひゃい。」
 聖菜と理子も頭を下げた。・・・さっきのが余程こたえたのか、素直に謝った。理子に関しては、まだ口が上手く回らないらしい。
・・・あぁ、言ってなかったけど、奈緒が食べさせたのは〝世界一辛い唐辛子、「ドラゴンズ・ブレス・チリ」のペーストを練りこんだチョコ〟だとか。なんちゅうもんを作ってんだか・・・。てかそんなもん、よく1日で作れたな・・・。
奈緒「はい、もう怒ってないのですよ。
・・・理子先輩、大丈夫なのですか?」
理子「大丈夫なわけないれしょう!?」
奈緒「ひぅっ!?」ビクン
大和「ま、まぁまぁ理子。許してやれって・・・。」
理子「・・・大和、今思ったんだけろさ。」
大和「なんだ?」
理子「私、苦しみ損じゃらい?」 
大和「・・・えーっと、その・・・うん、頑張れ。」
理子「しきしょーめぇ!」
理子は桜吹雪のなかで、そう叫んだ。
大和「楽しかったな。」
理子「そうだね。・・・辛かったけど。」
奈緒「うっ。」
聖菜「そろそろ許してあげなよ・・・。」
雫「・・・加奈ちゃん。私たち空気?」
加奈「・・・だな。」
小鈴「ジェリーちゃんもふもふ〜!」
ジェリー「~♪」
蒼龍「また来ような、佳穂。」イチャイチャ
佳穂「えぇ、あなた♪」イチャイチャ
帰りの車内も、なんかカオスだった。
てか、父さんと母さんに関しては新婚のようだった。
・・・まぁ、仲がいいのはいいことなんだろうけどさ?仲良すぎじゃない?
そんなことを思いながら、俺たちは帰路に着いた。
コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆
・颯★改さん
「ふふふ・・・
そう!俺は目を盗むの能力者!
君が隠したアレの場所も分かるのさ!」
→な、なんだってー!
・・・って、アレってなんでしょうかね。お金かな?(すっとぼけ)
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