141話お花見しよう(嫌な予感が･･･)

俺たちは、近くの山まで車で行き、麓ふもとにある公園に着いた。

この辺はいつも、家族連れがワイワイといる場所なのだが、今日は家族連れはおろか、お花見の客も2、3組しかいなかった。

まぁ、平日だしな。俺らはたまたま休みなだけだし。

理子「うんうん、やっぱお花見はここだよ！」

理子がそう言った。･･･まぁ、それには同感だ。今の時期は、桜さくらも満開まんかいだし･･･な。

･･･ただ。なんていうか、その、このせっかくの雰囲気ふんいきを壊こわしたくないのだが、その･･･あ、無理だわ。

大和「ハクション！」

雫「くしゅっ！」

ご察さっしの通り、俺は花粉症かふんしょうなのだよ。･･･俺だけだと思っていたが、どうやら雫もらしい。

てか、可愛いくしゃみだなおい。

雫「や、大和くんも･･･花粉症ですか？」

大和「あぁ･･･キツイよなぁ･･･。」

雫「えぇ･･･。･･･あ、やば。我慢がまんでき」

大和「あ、俺」

大和＆雫「モックション！(ナッシュン！)」

理子＆聖菜＆奈緒「「「うるさい(のです)！！！」」」

加奈「雰囲気台無だいなしだなこりゃ･･･。」

ジェリー「ちょうちょさーん！待ってくださーい！」ｷｬｯｷｬｯ

小鈴「この花びらは塩漬しおづけ用、この花びらは･･･桜餅さくらもち用かな？」

蒼龍＆佳穂「「アハハ(うふふ)。」」ｲﾁｬｲﾁｬ

カオスかな？(すっとぼけ)

その後、なんとか収拾しゅうしゅうをつけ、お花見が始まった･･･のだが。

何故か、みんな(もち、親以外。2人でイチャっておられる。)が俺の近くに･･･。

大和「･･･あのさ。ゆっくり食べたいんだけど。」

理子「私のあーんが食べられないというの！？」

大和「お前は酔よったオッサンか。」

聖菜「あっずるい！私も大和くんにあーんを･･･！」

大和「やらんでいい、やらんでいい。」

雫「なんなら、口移しでもいいんですよ？」

大和「いいわけあるか。」

加奈「や、大和。その、私に･･･あーん･･･。」

大和「おう、理子がしてくれるってよ。」

加奈＆理子「「誰がこいつなんかに！！」」

加奈「あぁ？こいつとはなんだこいつとは？」

理子「あんたこそ、こいつなんて言わないでよ！！」

大和「はいはい、喧嘩両成敗けんかりょうせいばい。」ｺﾞﾝｯ

加奈＆理子「「痛っ！？」」

小鈴「おにぃ。私のあーんを喰らえ！」

大和「いや食べ物だけども！喰らうものだけども！」

ジェリー「ごしゅじんさま、ジェリーの食べますか？」

大和「いや、今はジャーキーの気分じゃないかな･･･。」

奈緒「みんな、いいかげんにするのですよ！大和先輩、困ってるのです！」

おぉ、奈緒。お前は天使か･･･。

奈緒「1人ずつ、一回までなのですよ！」

理子「むむ･･･まぁ、あーん出来るなら･･･。」

聖菜「まぁ、それでも･･･。」

前言撤回ぜんげんてっかい。お前は悪魔あくまだ。

雫「口移し･･･。」

大和「ダメです(ヤーマン)。」

雫「ちきしょーめぇ！」

そんなこんなで、俺は仕方なくあーんを受け入れた。

コメント来たので
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・颯★改さん
「投稿してくれるだけありがたいです！
テストのことも頭に入れて、無理してでも毎秒投稿しろください。」

→いつか毎日投稿するんで、さすがに毎秒は許してください･･･。