女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
134話 先生からのプレゼント(絶望)
4月8日。
今日は、始業式の日。
俺らは今日から3年生になるわけだが、まぁ急に「今日から3年だから」と言われたところでしっくりとくるはずもなく。
始業式が終わった頃には、すでにそんなことは頭からどっかに飛んで行ったあとだった。
運良く、担任の先生も中守先生のままだしな。
今日は始業式だから、授業がない。終わったら、即帰るだけ。
イヤッホォォォォ!サーイコーだぜー!!
すると、後ろから肩を叩かれた。
なんだ?せっかく休みハイになってたってのに・・・。
そう思いながら振り向くと、そこには。
大量のプリントを持ってニコッと笑っている、中守先生の姿があった。
大和「ギャーーッ!」
俺は重いプリントを入れたカバンを持ちながら、家へと向かった。
先生曰く、「明日入学式で休みだから、おつむが足りてない大和くんのためにプリント作ったよ。やってね☆」とのこと。
ちくしょう。せっかくの休みが・・・。
大和「理子ぉ・・・聖菜ぁ・・・助けてぇ・・・。」
理子「無理。頑張って。」
聖菜「ごめんね?大和くん。そういうのは、自分でやるからこそ意味があるんだよ?」
即答で断られた。
大和「くそ・・・。どうしてこんな目に・・・。」
理子「今までのツケが回ってきたんでしょ。頑張ってね~。」
聖菜「ふ、ファイトだよ。大和くん。」
大和「うぅ・・・。」
するとその時、後ろから声が聞こえてきた。・・・というか、猛スピードで突進してきた。
大和「え?ちょ!奈緒!?」
それは、奈緒だった。が、気づいた時には時すでに遅し。
奈緒「大和せんぱぁぁぁぁい!!」ドゴーン
大和「うぐほぉ!」ドゴッ
そのまま突っ込んできた。
突進の威力は強く、俺は1メートルちょい吹っ飛ばされた。
奈緒「助けてくださいなのです大和先輩!・・・っあれ?どこなのです?」
理子「あんたが吹っ飛ばしたんでしょうが。あっちあっち。・・・ところで、吹っ飛ばした責任、どう取ってくれるの?」ゴゴゴ
聖菜「奈緒ちゃん・・・よくも大和くんを・・・。」ゴゴゴ
奈緒「ぴっ!?ご、ごめんなさいなのです!」
聖菜「大和くんに謝りなよ。」
奈緒「ご、ごめんなさい大和先輩!」
大和「い、いや、大丈夫・・・。」
まぁまぁ大丈夫じゃないけど、心配かけさせたくないしな。
大和「それで?なんのようなんだ?」
奈緒「せ、先輩・・・助けてほしいのです。バカみたいな量のプリントが・・・。」
大和「・・・お前もか。」
奈緒「てことは、大和先輩も・・・。」
大和「あぁ・・・。」
俺たちは、二人揃ってため息をついた。
奈緒「それで、その・・・大和先輩。」
大和「・・・なんだ?」
奈緒「・・・出来れば、その、一緒に勉強したいのです、なんて・・・。」
奈緒はモジモジしながら言った。
俺は返事をしようとした。が、
理子「はぁ!?ぶつかっといてそれ!?」
聖菜「図々しいにも程があるよ!?」
俺より先に、2人がそういった。
奈緒「うぅ・・・。」
大和「まぁまぁお前ら。俺はなんともないんだからさ。いいじゃねぇか。な?後輩のミスを、寛大な心で許してやるのが先輩ってもんだぜ。」
って父さんが言ってたっけ。
俺がそう言うと、2人は渋々了承した。
大和「で、返事だけど。全然大丈夫だぜ。一緒にやろうか。」
奈緒「ほ、ほんとなのですか!?ありがとうございますなのです!」
大和「はは、どういたしまして。」
奈緒「えっと、それで、私の家で一緒にやりたいのですが・・・。」
大和「あぁ、別にいいぞ。」
奈緒「・・・えへへ。嬉しいのです。」
俺はその顔に少しドキッとし、それを取り繕ってから、奈緒の家へ向かった。
理子「・・・奈緒めが・・・。抜け駆けしちゃってまぁ・・・。」
聖菜「なんもなければいいんだけど・・・。」
コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆
・アニメ好き不登校さん
「てことはしばらく投稿しないんですか?」
→いえ、投稿はちゃんとしますよ。とりあえずは、テストだろうと、なんかの行事だろうと、時間を見つけて投稿するようにしています。
修学旅行、おかげさまで楽しめました。あと2週間後にテストなので頑張りマース(白目)
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コメント
颯★改
さて、奈緒ちゃん。
ここで少しお話がある。
少し前に大和君が好きな絵ロ本の話をしただろう?
ここでその後輩というカードをどのように使うかが重要だ。
俺の言いたいこと、分かるよな?
アニメ好き不登校
普通なら勉強しろって言うべきだろうけど俺はそんなこと言わないぜ!w
ミラル ムカデ
大和ー!そこ変われ!!