女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

105話 二つ名ってなんだっけ(白目)




地獄じごくとの死闘しとうを続けること、約5分。

理子がドアを開け、「もう入ってきていいよ」と言ってきた。

俺は即座そくざに部屋に入った。

あぁ、部屋があったけぇ、あったけぇよォ・・・。

聖菜「大和くん、あなたの二つ名が決まりました。」

・・・あぁ、二つ名ね。忘れてたわ。

奈緒「大和先輩の二つ名は・・・。」

へぇへぇ、いったいなんでござんしょ。




雫「〝ヘタレチキンの申し子〟です♪」

大和「普通に悪口だあぁ!?」




理子「なに大和。私たちが考えた二つ名に不満ふまんがあるっていうの?」

大和「不満しかねぇよ!なんだよヘタレチキンの申し子って!」

聖菜「筋は通ってるでしょ?」

大和「どこがだ!?ヘタレじゃねぇし!」

雫「ほんとに?」

・・・。

大和「ち、チキンじゃねぇし!」

奈緒「ほんとですか?」

・・・・・・。

理子「ね?合ってるでしょ?」

大和「超絶ちょうぜつぴったりでした・・・。」

何も言い返せなかった。ちくしょう。

大和「さ、さぁ次は理子だな。」

聖菜「そうだね。」

大和「ほら、早く外に出た出た。」

理子「え?やだよ寒いもん。」

大和「その寒い所に俺を放り出したのはどこのどいつだ!?」

理子「さぁね。さっき話してて、別に外に出なくてよくね?ってなったんだ。」

大和「じゃあさっきの俺の行為は!?」

聖菜「完全に無駄足むだあしだね。」

大和「どちくしょおぉぉぉ!!」

はめられた・・・くそがぁ・・・。

聖菜「じゃあ、理子ちゃんの二つ名、何にする?」

大和「鬼畜天然野郎きちくてんねんやろうなんてどうだ。」

理子「却下きゃっか。」

大和「お前に口出しする権利はない。そう言うルールだろうが。」

理子「ぅ、ぐぐ・・・。」

奈緒「さすがにそれは・・・。」

大和「さっきの俺のやられ方をみて、それでも鬼畜でないと?」

奈緒「あー・・・。」サンセイ

聖菜「理子ちゃんだって、優しいとこあるよ?」

大和「知ってる。だが許さん。やつは鬼畜だ。」

聖菜「うーん・・・。」サンセイ

理子の方を見ると、少しほおを赤く染めて、ウキウキしていた。どうやら、自分に都合の悪いことは聞こえない仕様らしい。

雫「・・・天然、ですか。」

大和「あぁ、天然だ。ここの誰よりもな。俺が保証する。」

雫「説得力が凄いですね。」サンセイ

大和「よし、全会一致で理子の二つ名は鬼畜天然野郎だ。」

理子「何も聞こえない、何も聞こえない・・・。」

ははっ、ざま。



まぁこんな感じで、全員の二つ名が決まった。

ヘタレチキンの申し子 稲木大和いなきやまと

天然鬼畜野郎 沢松理子さわまつりこ

可愛かわい悪魔あくま 風上聖菜かざかみせいな

腹黒天使はらぐろてんし 百合野雫ゆりのしずく

後輩こうはい 長実奈緒ながみなお

付けといてなんだが、みんなネーミングセンスがひどかった。


コメントついたので
☆コメント返信のコーナー☆

・ミラル ムカデさん
「よーし言ったな~笑笑
覚悟しろー笑笑」

→お手柔らかにお願いします。
とりあえず、に~げるんだよ~!

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コメント

  • ミラル ムカデ

    逃げんな~
    毎分投稿の刑だぞー

    2
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