女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
88話 マジックだワン&お知らせ
1月17日。
俺は父さんが書いてくれた
「これを見るだけで、あなたもマジシャン 必勝!幻術マニュアル」
とかいう、とても胡散臭いものを軽く見て、それを鞄にしまった。
そして、理子が「お楽しみはとっけおけ!」という捨て台詞をはいて先に行ってしまったため、1人で登校していた。
すると、後ろから誰かが飛び乗ってきた。
「ぅお!?」
俺はびっくりし、よく分からない言葉を発しながら、なんとかバランスを保つ。俺は後ろを向いた。
奈緒「おはようございますなのです!大和先輩!」
奈緒だった。
大和「あ、あぁ、おはよ。お前なぁ、飛び乗るのはやめろよ。周りの目だってあるんだぞ?」
俺は近くにいた男どもからリア充が・・・というような目で見られた。
奈緒「まぁまぁ、それより大和先輩。」
奈緒が降りてから俺に問いかける。
大和「ん?なんだ?」
奈緒「1日でマジック覚えてこいとかいう横暴。私はなんとか覚えましたが、先輩はどうなのですか?」
大和「横暴・・・まぁ、一応覚えたぞ。」
奈緒「ふふ、楽しみにしてるのですよ!それじゃあ!」
奈緒は走っていった。
大和「結局ぼっちなのね俺。」
俺は溜息をつき、学校へ向かった。
時は水洗便所のように流れ、放課後。
俺たちは、遊戯室に集まっていた。
雫「ふふ、では始めましょう?」
理子「そうだね。それじゃ、誰からやる?」
奈緒「私からやるのです!地味なので!!」
あ、最初に言い切りやがった。
奈緒が前に出る。
奈緒「それでは始めるのです。まずここに何の変哲もない・・・」
長いからカットで。
やったことを要約すると、トランプといったらこれと言うほど王道な、好きな数で止めさせ、それを見てもらって当てるというものだった。
奈緒「ありがとうございました!」
マジックが終わった奈緒は、お辞儀をした。
大きな拍手・・・をしたのは、俺と先生だけだった。
ほかの人は口を揃えて、「地味」という始末。
理子曰く、「刺激的なものがいい」とのこと。難易度がグッと上がった。
・・・さて、結果から先に言おう。
(というか、結果だけ言うわ)
先生は王道をやり地味と言われ、加奈、理子、聖菜に関しては、奇抜さを求め失敗。
雫は・・・なんだ、とても凄かった。
文字なんかじゃ表せないくらい、とても凄かった。言い出しっぺの法則とか言うのがあるが、ありゃ嘘だ。そう思った。
なんていうか、もしこれがOVAになんてなったりしたら、それだけで1話出来んじゃね?ってほどだった。
そして、俺の番。てか、最後。
プレッシャーが半端じゃなかった。
俺のマジックなんだが・・・父さん、これ成功するわけないやろ。というものだった。
なんでも、トランプをある法則で並べ、生物を生成するというものらしい。
俺はもう、自暴自棄になり、やった。
大和「ここにトランプがありまーす。そしてこう並べマース。」
奈緒(先輩・・・適当スギィ)
大和「そしてー・・・いでよ生物、我が元に~」
俺は目をつむって、超絶適当に言った。
・・・静寂。
まぁ、出るわけないよなぁ。
・・・が。
その静寂は、突然破られた。
とある、こんな声によって。
「ワンっ!」
・・・ワン?
俺は目を開けた。
・・・するとそこには。
「(゜д゜)」×7
机の上に、犬が思いっきり座っていた。
駅でたまたま見た、犬の広告から思いついたネタです。これで許してください。
☆ついでにお知らせ☆
近々、コメント返信のコーナーなんてやろうと思っていたりいなかったりしてます。
コメント返信だけを○○.5話みたいな感じにして出すか、こんな感じに、各話の最後に少しずつ返信していくかで迷ってます。どちらがいいですか?
教えてもらえると助かります。
(やって欲しくないって人は、どうぞ言ってください。)
コメント
ノベルバユーザー191012
分けた方がいいと思います。
ミラル ムカデ
ボクらも作者も楽しめるに越したことはないので好きな方を
颯★改
いつも見てます。
コメントは分けた方がいいと思います。
これからも無理せず頑張ってください。