59話ついにこの日が･･･？その1

俺がもう一度キス魔となった次の日。

俺と理子、聖菜は学校に向けて歩を進めていた。

理子「いや～、大和も罪つみな男だねぇ～」

大和「俺のせいじゃねぇよ･･･」

聖菜「大和くんのせいもあると思うけどな･･･」

理子「うんうん」

大和「なんでだよ！？」

理子「だって･･･ねぇ？」

聖菜「ねぇ？」

こいつらのこういう目は苦手だ。なんでも見透すかされそうでな。

大和「俺、何か悪いことしたかよ？」

聖菜「悪いことっていうか～･･･」

理子「ちょっと女の子をたぶらかせすぎじゃないかなぁ？」

大和「私は何も知らんよ」

本当に、こいつらが何言ってるのかわからなかった。

たぶらかせって･･･そんなつもりは微塵みじんもないぞ？

そうこうしているうちに、昇降口しょうこうぐちの前に来てしまった。

大和「･･･あれ？あいつらは･･･。」

理子「ん？･･･あ！おーい！」

理子が手を振る。

その方向にはなんと、雫、奈緒、加奈、中守先生という、ハレム同好会+αのメンツが揃そろっていた。

聖菜「みんな、もう来てたんだね！」

聖菜が少し大きめの声で言う。

大和「ん？なんか集まる約束でもあったのか？何も聞いてないが･･･。」

雫「言っちゃったら多分、大和くん来ないと思ったので。」

奈緒「私たちだけでLIMEしたのです！」

大和「そろそろ俺も入れてくれないなぁ！？」

理子たちは、ハレム同好会のグループを作っていた。

LIMEグループに入れてくれとずっと言っているのだが、満場一致まんじょういっちで拒否されていた。

理子曰く、「大和の秘密とかを話し合っている」らしい。

できればやめて欲しかった。

大和「てか、先生と加奈はグループに入ってないだろ？」

加奈「何言ってんだ？昨日入ったぞ。」

中守「私も昨日入ったよ♪」

大和「ちきしょーめぇ！」

俺はハレム同好会の一員にも関わらず、ハブられているのだった。

大和「で？なんで俺に言うと逃げるって？変なことだったらお断りだぞ。」

俺はさっきから雫の言葉に疑問ぎもんを抱いだいていた。

一体、何をするんだ？

すると、ここぞと言わんばかりに理子たちが合わせてきた。

理子「よくぞ聞いてくれました！」

聖菜「大和くん」

雫「今から」

奈緒「一緒に」

加奈「屋上に」

中守「来てください♪」

･･･はい？

大和「えっと、どういういm」

理子「行っくぞー！！」

グイイッ

大和「うわおっ！？腕うでを引っ張るなっ！痛いっての！！」

俺の叫さけびも虚むなしく、屋上まで引っ張られるのだった。

ゴリラめ･･･。←言ったら殺されます。

大和「･･･で？こんな所まで連れてきて、一体何の用なんだ？」

俺はみんなに聞いた。

すると、いつも以上にみんなの顔が真面目になった。

俺はごくりと唾つばを飲み込む。

理子「大和、さっき言ったよね。女の子をたぶらかせすぎだって。」

大和「え？あ、あぁ･･･でもそんなつもりは」

聖菜「私たち、もう我慢がまんの限界げんかいなんだよ･･･」

雫「2回もキスして、なんもなしなんて･･･」

奈緒「もう、一日中ムラムラしっぱなしなのですよ」

大和「なんかすごいカミングアウトしちゃったよこの人たち」

加奈「だからさ･･･大和。」

中守「そろそろ･･･決めたらどう？」

･･･みんなが何を言いたいか、分かってはいた。でも、分かりたくなかった。

だから、聞いた。

大和「･･･なにを･･･だよ？」

すると、聖菜が1歩前に出た。

大和「･･･聖菜？」

聖菜「大和くん･･･」

そして、その言葉を口にした。

聖菜「一体･･･誰と付き合うの？」

はい、今回は試験的しけんてきに名前を付けてみました。

コメントでは僕が決めろとの事でしたが、読みやすさとか、どうですかね？

前の方がいい時は言ってください。

ps.
外でゲームのインストールしたら、
1.5GB吹っ飛びました。おかげでのこりが1Bもありません。通信制限つうしんせいげんかかりました。もしかしたら、更新するのが朝早かったり、夜遅かったりするかもしれません。ご了承りょうしょうください。悲しいなぁ。