女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
56話 王様ゲーム(お手上げ&来訪)
「「王様・・・」」
「「ゲーム・・・!?」」
俺たちはびっくりしていた。まさか、聖菜からその単語が出てくるとは思わなかったからだ。
「えっと・・・聖菜よ、やり方とか分かってるか?」
俺は一応聞いてみた。
「バッチリだよ!」
だそうですよ奥さん。(誰目線)
「ん~・・・まぁ、いいんじゃない?やることないしさ。」
「理子!?」
「私もいいと思いますよ。」
「雫!?」
「ぐふふ・・・大和先輩にいろいろ命令してやるのです・・・。」
「奈緒まで・・・!」
「大和はやりたくないの?」
「大和くん・・・。」
「いや・・・その・・・」
実を言うと、俺は恐れていた。
王様ゲームといえば、合コンとかでよくやるやつ。つまるところ、アレ方向に行く可能性が高い。
俺だって、そういうことを考えたことが無いわけじゃない。でも、今やるのは違う。違うんだ・・・。
みんなの気持ちだって、一応は気づいてるつもりだ。だから、だから・・・。
俺は聖菜の方を見た。・・・今にも泣き出しそうで、目がうるうるとしていた。
・・・お手上げだよ、ちくしょう。
「・・・わかったよ、やるか。」
「大和くん・・・!」パァァ
聖菜は途端に嬉しそうな表情になった。
俺は、その笑顔のためなら、なんだってやれる気がした。
「あ、ただ」
俺は一応言っておくことにした。
「アレ方向の命令は極力無しな。」
「アレ方向?」
「アレ方向ってなんだろなー」
「わかんないのですー」
聖菜はただ疑問に思っていただけだったが、理子と奈緒は、どう見ても確信犯だった。
おのれ・・・。
「エ○方向ですね!」
「はっきり言うな!」
俺が隠していた意味はほとんどなくなったのだった。
雫・・・お前ってやつは・・・。
「割り箸できたー?」
「出来たよー!」
聖菜が部屋の中にあった割り箸を持ってきて、赤のマークと1~6番の数字を書いて、鉛筆立てに入れた。
・・・ん?待てよ?
「なぁ、数字が多くないか?」
俺たちは5人だから、王様を抜くと、数字は4まででいいはずなんだけどな・・・。
「あぁ、それはね」
理子が口を開く。
「ドアをご覧下さい。」
「え?」
俺がドアのほうを見た瞬間
ドーンという大きな音を立ててドアが開いた。
その先には
「噂を聞きつけやってきた、ハレム同好会顧問の中守朝奈!」
「理由は同じく!ハレム同好会入会希望の竹口加奈だ!」
うちの顧問と小学校からの親友がいた。
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