45話一緒にいよう？

ヤマト･･･アイタカッタヨ大和･･･会いたかったよ。

「･･･俺もさ。もう、会えないかと思ってたが･･･会えてよかった。」

ヤマトッテワスレッポイカラ大和って忘れっぽいから、ワタシノコト私のこと、オボエテナイカトオモッテタ覚えてないかと思ってた。

「忘れるわけないだろ？幼馴染おさななじみなんだから。」

フフふふ、ソレモソウダネそれもそうだね。

「･･･むぅ～」

俺は久しぶりに美由紀と話せたことが嬉しくて、とても夢中になっていた。

理子は終始、ふくれっ面つらだったけどな。

「あ･･･もうこんな時間か･･･。」

ふと目を腕時計うでどけいにやると、7時を回っていた。外灯があるため分からなかったが、周りもすっかり暗くなっている。

モウもう、イッチャウノ行っちゃうの･･･？

「あぁ。そろそろ帰らないと･･･。」

「大和のお母さん、カンカンかもよ？」

「それは嫌だなぁ･･･。」

母さん、頼むから怒らないでよ･･･。

･･･。

「それじゃ、また会おうな。」

「バイバイ」

俺たちが立ち去ろうとすると

ヤマト大和。

美由紀に呼び止められた。

「ん？なんだ？」

･･･アノネあのね。

美由紀がゆっくり口を動かす。

ワタシ私･･･モウムリナンジャナイカッテオモッテタもう無理なんじゃないかって思ってた。

「？」

ヤマトトハナスコトモ大和と話すことも･･･ヤマトニニンシキシテモラウコトモ大和に認識してもらうことも･･･。

「･･･そっか。」

ウンうん･･･。ダカラだからユウレイガミエルヨウニナッタッテキイタトキハ幽霊が見えるようになったって聞いた時は、トテモウレシカッタとても嬉しかった。

「誰情報だれじょうほうだこの野郎やろう」

ユウレイズ二チャン幽霊’s2ch･･･。

「oh･･･」

俺が霊になったら、即それを潰つぶそう。

ソレデネそれでね･･･ワタシ私、モウアンマリコッチニイラレナイノもうあんまりこっちに居られないの･･･。

「･･･そう、か」

ダカラネだからね･･･。

美由紀が近づいてきてこういった。

シンデ死んで？ヤマト大和。

･･･はっ？

･･･なんだって？

俺は美由紀が言ったことがわからず、後ずさりしようとした。

･･･できなかった。

体が、動かなかった。

しかもよく見ると、周り･･･いや、世界が赤で染まっていた。

「な、な、な･･･！？」

エヘへえへへ･･･ヤマトォ大和ぉ･･･。

美由紀を見ると、目が虚ろになっている。そして

手には、包丁が握られていた。

「う、うわあぁぁ！？な、なんてもん持ってんだ、美由紀！」

コレデこれで･･･コレデこれで･･･

駄目だめだ･･･聞いちゃいねぇ！

「みゆちゃん！！なにしようとしてるのよ！？」

理子が声を荒げて叫ぶ。

それを聞いた瞬間、美由紀が理子をギロっと凝視ぎょうしした。

「ひ･･･！？」

リコチャンハ理子ちゃんは･･･イラナイいらない。

そういうと、美由紀は理子に手をかざした。

すると、突然理子を縄なわが縛しばり上げ、電柱にくくりつけられた。

「あうっ･･･！」

ウゴケナイデショ動けないでしょ？ソコデジットシテテネそこでじっとしててね。

「そん、なの、無理！こんのぉ･･･！」

理子が縄をほどこうともがく。

が、

「あっ･･･ひゃ･･･ふぁっ･･･りゃめ･･･力、がぁ･･･////」

動けば動くほど、縄は理子の体にくい込んでいった。･･･なんか、エロかった。

ヤマト大和･･･？ｺﾞｺﾞｺﾞ

あっ･･･やべ、すごく怒ってらっしゃる･･･。

美由紀が包丁を向けてきた。

どうにかして、この状況を打破だはしなければ･･･！！

読みにくくてすみませんm(_ _)m
by作者