女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
24話 重なる悲劇は突然に
今日は終業式の日。これさえ終われば、俺は自由の身だ。やったぜ。
今日は、今日だけは校長の長くウザイ話も、少しマシに聞こえる。内容は全然覚えてないけどな。左で聞いて右で受け流していた。
終業式も終わり、あと残っているのは通知表返還だけだ。
俺の番が来て、廊下に出る。この時間は、いつになっても緊張する。
先生の前まで移動する。
「大和くん」
「は、はい。」
「・・・なんていうか・・・その、ね。本当におとうさんそっくりだね・・・」
「・・・はい?」
「通知表なんだけどね・・・君のお父さんと全く同じ数字なんだよね・・・。いやー、びっくりびっくり。」
「・・・ほへぇ?」
中守先生によって、衝撃の事実が明かされた。・・・なんだって?いま・・・父さんと同じって言わなかったか?
「しかもね・・・数字だけじゃなくて、クラス順位と、学年順位まで一緒なんだよね。ほんと、奇跡みたい。」
はい父さんと同じって言われてました。なんでやねん・・・。
「・・・そんなことってありえるんですかね・・・。」
「うーん・・・ほんとすごいよね・・・。・・・でもまぁ、流石蒼くんの息子なだけはあるよね。すごい女たらし。」
「おい。」
「ま、まぁ、そういう事なんだよね。なんていうか・・・頑張って?」
「はい・・・。」
俺は通知表を受け取り、自分の席へ戻る。
結局どんな数字を取ったのかって?体育以外はオール3。体育だけは4。普通すぎますね分かりません。
そして下校中。俺と理子は一緒に帰っていた。
「で?大和、通知表どうだったの?」
「・・・体育だけ4で、その他はオール3だよ・・・。」ズーン
「・・・そ、そっか・・・。」
「・・・理子は今回もオール5か?」
「・・・うん。」
「・・・そっか。はは、ダメだもう。」
いっそのこと、もう諦めて高校中退しようかなんて考えていた。
「・・・なんでそんなに取れんだよ・・・ちくしょう。」
「勉強して、真面目に授業受けてるから・・・かな?大和も、もうちょい勉強すれば・・・」
「俺は勉強しようとすると、眠くなる体質なんだ。」
「そ、そっか・・・。」
・・・あれ、俺、このままいくと、ガチでやばい?皆に呆れられて、友達がZERO~になる可能性が・・・?
そう思うと、自然に体が動いていた。シゼンニカラダガウゴイチャウンダ♪
「お願いします理子様!!私めに、勉強を教えてください!!」
「!?ちょ、ちょっと大和!?」
俺は即座に跪き、手を開いて地面につけた。
人に頼み事をする時にする時の必殺技!その名も
『綺麗すぎるほどの土下座(_\○_オネガイシヤァァァァァス!!)』
その必殺技により、理子は
「わっ、分かったから顔を上げて!」
と、とてもあわあわしていた。
「ほっほんとか!!ありがとうございm」
その時、突風が吹いた。なんの前触れもなく、突然に。
理子の履いていたスカートがまくり上がる。
水色の布が見えた。
それがなんなのか、答えは明白だった。
そう、それは
『理子のパン○ィー』だった。
俺は理子に顔を上げてと言われたため、バッチりそれは見えていた。
理子は顔を真っ赤にして、ふるふると震えていた。
「え、えと・・・その・・・に、似合ってる・・・ぞ?」
俺は咄嗟にそういった。
「・・・こ、こ、こんの・・・」
「ぅえっ?」
「こんのエロ大和ーーーーっ!!!」
「ぎゃわーーーーっ!!」
俺は理子にボコボコにされた。何故だ・・・。
それに、今更パン○ィーくらいどうってことない気がするが・・・昔は一緒に風呂はいってたんだし。
大和死すべし。by作者
「学園」の人気作品
書籍化作品
-
-
4112
-
-
381
-
-
20
-
-
22803
-
-
4
-
-
17
-
-
93
-
-
11128
-
-
59
コメント