女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
12話 ありきたりの王道なんて
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
科学室が爆発した3日後。やっと復旧が終わり、登校日となった。その日、俺は昼飯を忘れてしまった。というのも、俺ん家は、母さんが弁当を作ってくれている。が、今日から学校だというのを忘れており、作っていなかった。文句は言えないが、おかげで購買に行かなければならなくなった。
購買は小さく、スグに売り切れてしまう。そのため、急がなければならなかった。3時間目の終了のチャイムがなり、急いで購買に向かった。俺の教室は4階にあり、購買は1階。そのため、走って向かっていた。
走って廊下を曲がろうとしたその時。何かに、いや誰かにぶつかってしまった。
「わっ!」「きゃっ!」ごちん
「「~~~!!」」声にならない痛みに2人ともうずくまってしまった。どうやら、女の子とぶつかってしまったらしい。廊下の曲がり角で女の子とぶつかるなんて、なんとありきたりな。とりあえず、土下座することにした。
「ご、ごめんなさい!」がばっ
「い、いえ!私もすみませんなのです!」がばっ
気がつくと、その子土下座していた。
俺が顔を上げると、その子と目が合った。
茶色い髪のショートヘア。清楚な顔たちだった。
俺もその子も立ち上がり、お互いに改めてあやまった。
「俺は2年の稲木大和です。ごめんなさい、ほんとに。」
「いえ、大丈夫なのです。私は1年の長実奈緒なのです。」
何故か顔を赤くし、名前を教えてくれた。全体を見た時にふと思った。うーん、ぺたん娘。
その後、その子とはなにかあったというわけではなく、そのまま別れ、俺は購買に行った。案の定、殆ど無くなっていたが、「添加物たっぷりのもはやいじめとしか思えないパン」という、クソみたいに添加物だらけのパンを買い、食った。
そして、放課後。同好会に行こうとした時だった。後ろから誰かに見られてるかのような感じがした。でも、振り返っても誰もいない。気のせいかと思い、また前を向いて進むと、また視線を感じた。
仕方がないと思い、そのまま部屋の前まで行き、無視をすることにした。
「遅かったね、大和くん。」「大和、やっときた~」
「大和くん、遅かったですね。さぁ、私とイチャイチャしましょ?」
「ああ、すまん。ちょっとな。」
百合野さんの言葉は無視して席に座る。
「で、今日はなにするんだ?」
「ふふふ・・・今日はね・・・っとごめん、ちょっとお手洗い・・・」
「ん、あぁ。」
そう言って聖菜がドアを開けた時だった。
「わぁぁぁ!?」
と、どこかで聞いたことのある声が聞こえて来た。
ドアの方を見ると、茶髪の子が床に突っ伏していた。あの子は・・・
「いたた・・・」
「あなた、誰?見た所、1年生のようだけど。」
「あ、はい。1年の長実奈緒なのです。」
「そ。私たちは2年。あんた、ずっと大和のことずっとみてたでしょ。なんのつもり?」
なんか、聖菜、怖くね?
「大和様・・・!」「「「「様!?」」」」
「私と大和様は運命的な出会いをいたしました。ろうかの曲がり角でぶつかるという、とてもラブコメな出会いなのです。」
「ヤマト?」「ヤマトクン?」「ヤマトクン?」
「え・・・と・・・は、ははは・・・。」笑うしかなかった。
だって怖いんだもん!なんなんだよ、こいつら!
その時、
「大和様をいじめちゃダメなのです!」
と、長実さんが助け舟をくれた。助かった・・・
「大和様は私の・・・殿方です!誰にも渡さないのです!」
前言撤回。穴ぼこだらけの泥舟だった。
ほかの3人の額に青筋が・・・ひっ。
「へぇ・・・そんなこと言っちゃう?」
「ぽっと出の新キャラが・・・ねぇ?」
「1年のくせに・・・大和くんに触れていいのは私だけ・・・」
「雫ちゃんにも渡さないよ?大和はわたしのだもん」
「何言ってるの?大和くんは私のだよ?」
「何度言えばわかるのですか!大和様は私の殿方なのですよ!異論は認めないのです!」
皆さん、俺、帰っていいっすか?
4人の喧嘩が怖すぎる・・・。
・・・ん?そうだ!
「なぁ、長実さん」
「奈緒」
「あ、おう。奈緒はさ、俺と居たいのか?」
「もちろんなのです!」
「ちょっと?」「大和くん?」「何言ってるの?」
怖ぇ。
「ならさ」
「俺らの同好会に入らないか?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新キャラです、はい
科学室が爆発した3日後。やっと復旧が終わり、登校日となった。その日、俺は昼飯を忘れてしまった。というのも、俺ん家は、母さんが弁当を作ってくれている。が、今日から学校だというのを忘れており、作っていなかった。文句は言えないが、おかげで購買に行かなければならなくなった。
購買は小さく、スグに売り切れてしまう。そのため、急がなければならなかった。3時間目の終了のチャイムがなり、急いで購買に向かった。俺の教室は4階にあり、購買は1階。そのため、走って向かっていた。
走って廊下を曲がろうとしたその時。何かに、いや誰かにぶつかってしまった。
「わっ!」「きゃっ!」ごちん
「「~~~!!」」声にならない痛みに2人ともうずくまってしまった。どうやら、女の子とぶつかってしまったらしい。廊下の曲がり角で女の子とぶつかるなんて、なんとありきたりな。とりあえず、土下座することにした。
「ご、ごめんなさい!」がばっ
「い、いえ!私もすみませんなのです!」がばっ
気がつくと、その子土下座していた。
俺が顔を上げると、その子と目が合った。
茶色い髪のショートヘア。清楚な顔たちだった。
俺もその子も立ち上がり、お互いに改めてあやまった。
「俺は2年の稲木大和です。ごめんなさい、ほんとに。」
「いえ、大丈夫なのです。私は1年の長実奈緒なのです。」
何故か顔を赤くし、名前を教えてくれた。全体を見た時にふと思った。うーん、ぺたん娘。
その後、その子とはなにかあったというわけではなく、そのまま別れ、俺は購買に行った。案の定、殆ど無くなっていたが、「添加物たっぷりのもはやいじめとしか思えないパン」という、クソみたいに添加物だらけのパンを買い、食った。
そして、放課後。同好会に行こうとした時だった。後ろから誰かに見られてるかのような感じがした。でも、振り返っても誰もいない。気のせいかと思い、また前を向いて進むと、また視線を感じた。
仕方がないと思い、そのまま部屋の前まで行き、無視をすることにした。
「遅かったね、大和くん。」「大和、やっときた~」
「大和くん、遅かったですね。さぁ、私とイチャイチャしましょ?」
「ああ、すまん。ちょっとな。」
百合野さんの言葉は無視して席に座る。
「で、今日はなにするんだ?」
「ふふふ・・・今日はね・・・っとごめん、ちょっとお手洗い・・・」
「ん、あぁ。」
そう言って聖菜がドアを開けた時だった。
「わぁぁぁ!?」
と、どこかで聞いたことのある声が聞こえて来た。
ドアの方を見ると、茶髪の子が床に突っ伏していた。あの子は・・・
「いたた・・・」
「あなた、誰?見た所、1年生のようだけど。」
「あ、はい。1年の長実奈緒なのです。」
「そ。私たちは2年。あんた、ずっと大和のことずっとみてたでしょ。なんのつもり?」
なんか、聖菜、怖くね?
「大和様・・・!」「「「「様!?」」」」
「私と大和様は運命的な出会いをいたしました。ろうかの曲がり角でぶつかるという、とてもラブコメな出会いなのです。」
「ヤマト?」「ヤマトクン?」「ヤマトクン?」
「え・・・と・・・は、ははは・・・。」笑うしかなかった。
だって怖いんだもん!なんなんだよ、こいつら!
その時、
「大和様をいじめちゃダメなのです!」
と、長実さんが助け舟をくれた。助かった・・・
「大和様は私の・・・殿方です!誰にも渡さないのです!」
前言撤回。穴ぼこだらけの泥舟だった。
ほかの3人の額に青筋が・・・ひっ。
「へぇ・・・そんなこと言っちゃう?」
「ぽっと出の新キャラが・・・ねぇ?」
「1年のくせに・・・大和くんに触れていいのは私だけ・・・」
「雫ちゃんにも渡さないよ?大和はわたしのだもん」
「何言ってるの?大和くんは私のだよ?」
「何度言えばわかるのですか!大和様は私の殿方なのですよ!異論は認めないのです!」
皆さん、俺、帰っていいっすか?
4人の喧嘩が怖すぎる・・・。
・・・ん?そうだ!
「なぁ、長実さん」
「奈緒」
「あ、おう。奈緒はさ、俺と居たいのか?」
「もちろんなのです!」
「ちょっと?」「大和くん?」「何言ってるの?」
怖ぇ。
「ならさ」
「俺らの同好会に入らないか?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新キャラです、はい
「女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
2.1万
-
7万
-
-
296
-
637
-
-
4,306
-
8,490
-
-
6,575
-
2.9万
-
-
166
-
59
-
-
197
-
1,874
-
-
61
-
22
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
5,076
-
2.5万
-
-
5,014
-
1万
-
-
9,628
-
1.6万
-
-
2,414
-
6,662
-
-
8,096
-
5.5万
-
-
3,136
-
3,384
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
9,296
-
2.3万
-
-
3,522
-
5,226
-
-
6,119
-
2.6万
-
-
1,285
-
1,419
-
-
2,845
-
4,948
-
-
6,617
-
6,954
-
-
3,631
-
9,417
-
-
3万
-
4.9万
-
-
319
-
800
-
-
2,605
-
7,282
-
-
65
-
152
-
-
11
-
4
-
-
32
-
11
-
-
1,857
-
1,560
-
-
105
-
364
-
-
2,388
-
9,359
-
-
60
-
278
-
-
168
-
148
-
-
48
-
129
-
-
565
-
1,072
-
-
13
-
1
-
-
6,028
-
2.9万
-
-
2,931
-
4,405
-
-
3,137
-
1.5万
-
-
74
-
147
-
-
9,140
-
2.3万
-
-
600
-
220
-
-
31
-
50
-
-
42
-
55
-
-
139
-
227
-
-
31
-
83
-
-
45
-
163
-
-
2,787
-
1万
-
-
4,871
-
1.7万
-
-
1,585
-
2,757
-
-
6,162
-
3.1万
-
-
208
-
515
-
-
1,259
-
8,383
-
-
7,415
-
1.5万
-
-
387
-
438
コメント
もみクロ
下手に変な落ちをねじこもうとしたりしておらず
他の小説よりも文がしっかりしていて面白いです!
爆発オチは草不可避ww
白川真波
こんにちは!楽しく読ませていただいてます!
表現上の誤りを見つけました
「ぱっと出」→「ぽっと出」ですよ