夢日記

日々谷紺

ピーーーーーーーー

陰鬱で迷路のような地下道で出口を探して走り回る。他に人はいない。
時々、鬼の面を付けた何者か二人を担いだ御輿が練り歩いているのに出くわしそうになる。
本能的に、それに見つかるとまずいと思って避けながら探している。

一度目が覚めて、なかなか眠れなくなる。

自分の部屋のベッドでなんとか寝ようと横になっているんだが、外から
「ピーーーーーーーー、ピーーーーーーーーーー」
という音が聞こえる。
よくよく耳を澄ますと、気狂いの男が裏声で
「ピーーーーーーーー、ピーーーーーーーーーー」
と言っている。
友人からメールが来て、確認すると
「テレビから不規則な時報が鳴ってる」
なぞと言っている。
マンションのどこぞの部屋で気狂いの時報の男の裏声が
「ピーーーーーーーー、ピーーーーーーーーーー」
と言っているという、書きながらも全く意味が分からんが妙に怖い夢も見た。
夢の延長に幻聴・幻覚があるのだと、
「ピーーーーーーーー、ピーーーーーーーーーー」
を聞きながら感じていた。

そして昨夜はめちゃくちゃリアルな職場の夢を見るという、悪夢の小分け便だった。 


20161110

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