神様と始める異世界冒険«異世界英雄譚»

タカキヨ

第7話 アイネ村の危機(1)

ちょうど1時間ぐらい歩いただろうか?マーリンは、地図などを見ていないのにスタスタ歩いている。

「マーリン何処に目的の村があるか分かっているんですか?」
「えぇ大丈夫よ。」
「さっきから地図とか見てないんですけど大丈夫なんですか?」
「私に地図なんて要らないは、これさえあれば大丈夫なの。」

そう言って左手首に付いた銀色に輝くコンパスみたいな物を見してきた。

「マーリンこれはなんですか?」
「これはね、自分が行ったことある所を自分で選べばあとは自動で最短ルートで案内してくれるの!」

異世界版の小型ナビ見たいのを僕の前に出して自慢しているのを見ると子供にしか見えない。
神様の持ってる魔道具「異世界版小型ナビ」?に案内される事2時間後、突如目の前の空から黒煙が上がった。


           〜黒煙が上がる30分前〜
私達の住む村は去年に起こった王国と七王国との戦で働き盛りの大人達が皆戦に行きそのほとんどが帰って来なかった。
当たり前だ、戦などした事の無い村人なのだから兵士や騎士様達と違う私のお父さんも帰らない人となってしまった。
私のような気持ちを持っている人は、私だけでわないだろう。
特に酷いのが私の2つ下の弟が兵士、騎士様や国の役人までを酷く恨んでいる。
虫も殺せないような子が今では人や魔物を殺す力を得ようと村の自警団に入った。
自警団といっても10人ぐらいしかおらず剣や弓、魔法の練習もろくにしていない。
何故なら男での少なくなってしまった村は、去年より税が軽くなったとはいえ自分達が生きていく量の食材を作るにもギリギリなのだから空いている時間など無いに等しい。

「ラーンスロット今日お昼から川辺に自警団の人と調査にいくんでしょ。」
「そうだよ姉さん。だからなんだって言うんだよ。」
「もぉだからそのお昼よ。早くしないと怒られちゃうわよ。」
「え、なんでもっと早く呼んでくれなかったんだよ。」
「さっきから呼んでも剣の鍛錬に集中して聞こえてなかったんでしょ。」

くそぉまじで姉さんちゃんと呼んだのか?
早く行かないとドリンさんに怒られる。

「ドリンさん。すいません!」
「遅いぞラーンスロット。」
「剣の鍛錬に集中しすぎました。」
「ほんとお前は1回集中すると周りが見えなくなるからな。」
「本当にすいません。」

ラーンスロット。こいつの集中力は、化け物並にすごい1回剣の鍛錬を始めると3~5時間はする。俺ら自警団でも精々自主練ができる時間なんて1時間ぐらいしかないのにこいつと来たら寝る時間を減らしてやってやがる。
そんな生活をしてるもんだから成長期の癖に自分と同じぐらいの子供達よりも背が低いその代わりに俺ら大人より剣の腕がたつ。
だが、まだまだ剣自体の重さが足りないまだ子供だから仕方の無い事かもしれない。

「おい、ラーンスロット。」
「はい。」
「最近川辺に大量の魔物の痕跡があったって本当なんだよな?」
「はい。一昨日の早朝に川辺で鍛錬しに行こうと思ったら大量の魔物や亜人達の足跡がありました。」
「おかしいな。(最近は、魔物も亜人を食料には困らず過ごしているから安全だ。)って冒険者達が言っていたんだがな。」
「はい。ですがここ一昨日は、森の方が少し騒がしいきがしました。」
「そうか。まぁまずはラーンスロットが見たってゆう川辺に行こう、もし魔物や亜人がいても勝手に戦うなよ。」
「何故ですか、ドリンさん?」

何故って。こいつは本当に戦闘馬鹿だな。

「いいか、もし敵が1匹だとしても近くに伏兵が居たらさらに敵を呼んで来るかもしれない。そうしたら俺ら2人では、勝てないかもしれないのと敵が1人でも俺ら2人でかかっても倒せない敵だった場合は、死にに行くものだからだよ。わかったか?」
「はい。分かりました。」
「よし。じゃあ行くか。」
「はい。」

調査しに行く所は、俺らが住む村から近い位置にあり、片道5分で行けるほど近い。
普段なら川に水を組みに行く人が2、3人ぐらい入るのだが、一昨日ラーンスロットから魔物や亜人の足跡があったと報告があったため昨日と今日は、自分達で貯めてある水で過ごすようにと村長から行ってもらっているが、流石に3日目になると水が持たないので自警団で1度調査をするのだ。

川辺に付く寸前に目の前から2人の黒いフードコートを着た男達の様な声が聞こえた。

「ラーンスロット。静かにしゃがめ!」
「どうしたんですか?」

ラーンスロットは、静かにしゃがみながらそっと小さな声で聞いてきた。

「目の前に黒いフードコートを着た奴らが2人いる。」
「もしかして、冒険者ですか?」
「いや、冒険者にしては変だ。冒険者は普通魔物や亜人とかと戦うからフードなんて戦いの邪魔だから付けているやつはそうそういない。」
「では、旅人でしょうか?」
「尚更無い旅人がなぜ村をスルーしてわざわざ何も無い川にやってくる?」
「じゃあ、あの人達は」
「誰だ!」

ラーンスロットが何かを話そうとした時、目の前の黒いフードコートを着た奴らの1人がこちらの存在に気づいたのかこちらに近ずいてくる。
このままだと怪しまれる。

「すいません。脅かすつもりはなかったんです。川に水を浴びにそこの村から来ただけです。」

とっさにラーンスロットに剣を預けてから待ての合図をし、両手を挙げながら黒いフードコートを着た奴らの前に出た。

「そうかそうか。ハッハッハ」
「ハッハッハ」

急に黒いフードコート着た奴らが一斉に笑いだした。

「丁度良かった。お前に聞きたいことがある。」

そう言いながら黒いフードコートを着た1人がフードを取りながらさらに話す。フードを取った男の右目は黒い眼帯に覆われていた。

「お前らの村にヴァニティの王子がいると思うだけどそいつ連れてきてよ。」
「・・・」

あまりに唐突の事で何を言っているのかと思ってしまた。
しかしヴァニティとゆう言葉には聞き覚えがあった。10年前にあった国の名前だ。

「あれ?知らないとか言わないよね?」

眼帯の男がこちらを挑発する様に近ずいてくる。
ヴァニティ10年前に現七王国と戦い滅びた国だ。
そして、その生き残りがいる事を知っている人達もまた少ない何故ならヴァニティの民達は国王と一緒に全て殺されてしまったからだ。
そして唯一の生き残りを知っているはこの村の村長と今は亡き村長の息子と
その息子に嫁いだ妻と俺ぐらいだ。

「知らないな。まずヴァニティの民は、国王、王妃問わず死んだと聞いているんだが。」
「そうか。残念だ。」

そう言いながら眼帯の男は左腰にある剣の柄に手を伸ばした。

「ちょっと待ってくれ。ほんとに知らないんだ。この村にいるなら探してお前達の前に連れ出す。」
「大丈夫だよ。お前も村人も全員殺すんだから。」
「ちょっと待って。お前らが探してるのはヴァニティの生き残りだろ俺らは関係ないだろ。」
「そうだねぇ。でも探すの面倒臭いしそれよりも上の命令だから。」

そう言いながら剣を抜いた。
その瞬間に待ての合図をしたはずのラーンスロットが飛び出した。

「そこまでだ。話をしてもキリがありません。ドリンさん。」

さっき預けた剣を俺に突き出しながら言う。

「この村に手を出す者は誰であろうと俺が許さない。」

剣の先を眼帯男向け構える。
ラーンスロットが戦う構えをしたと同時に後ろの黒いフードコートを着たもう1人も剣を抜いた。

「ラーンスロットこの眼帯は俺が殺る。後ろの奴をお前が相手しろ。」
「はい。」

そう言いラーンスロットいる位置を入れ替える。

「行くぞ。」

そうラーンスロットに言い俺は眼帯男に立ち向かう。

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