死んでしまったので神様とともに異世界で新しい人生スタートします。

りゅう

エルフの少女










「で、この子どうします?」

馬車に戻った僕はエルフの少女を馬車で寝かせてクレアとコリンちゃんに相談する。

「どうするって…ここに置いていく訳にもいかないですし…」
「だからといって近くの村や町に置いていくにしろあの首輪がついている限りあの子は幸せになれない…」

クレアとコリンちゃんが真剣な表情で僕に言う。

「じゃあ危険だけど連れていくしかないか…」
「そうですね。本人の意思を尊重するのは当然ですがもし、行く先がないのなら一緒に連れて行きましょう」

エルフの少女についての話し合いは一旦終わりにして僕とコリンちゃんは眠りについた。

そして翌朝…

「う…ん……」
「おはよう、よく寝れた?」

馬車の中で目を覚ましたエルフの少女に僕は尋ねる。

「あ、ご主人様、申し訳ありません。ご主人様の奴隷の身でありながらご主人様よりも長い間眠りについてしまい…」

エルフの少女は悔しそうな表情で僕に言う。本当はこんなこと言いたくないんだろうな…首輪のせいで言わされてるだけだろう…

「この体しか差し出せるものはありませんがご自由にお使いください」

エルフの少女はそう言いながら顔を真っ赤にして服を脱ぎ始める。お、おい…

「ちょ、待った。脱ぐな、脱がないで、止まれ!」

僕がそういうとエルフの少女はぴたっと止まる。止まれとは言ったがタイミングが悪すぎた現在服を完全に脱ぎ終わった状態である。

「春斗さん、何してるんですか?」

後ろから殺気を感じる。クレア様怖い……

「僕の前でも普段どおり喋れ、これは命令だ」
「ふう、やっと解放されたわ……」

僕が命じたことにより僕の前でも自由を得られたエルフの少女が呟く。

「助けてくれてありがとう。感謝するわ。でも、人にあんな思いをさせたからにはそれなりの責任を取ってもらうわよ」
「はい。覚悟はできてます」

エルフの少女の前で正座して僕は覚悟を決める。死なない程度には加減してね…

「責任を取って私をあなたたちと一緒にいさせて、見た感じあなたたち冒険家でしょう?私はエルフだからそれなりの上位魔法も使えるし弓も得意なの、連れて行って損はしないはずよ」
「え、責任ってそれだけでいいの?」
「一応恩人だから、仕方なく許してあげるだけよ。ただし今度やったら私の魔法で焼き払うから」

怖い………

「私はシャリアル・エーゼ・フィル…フィルでいいわよ」
「わかった。これからよろしくなフィル」

フィルの首輪や重りのつながれた足枷、両手を繋げている手枷は外せなかったが、魔法が使えるから魔法使いとして役に立つと言ってくれたのでフィルには後方支援に回ってもらうことにした。

「とりあえずフィルさんの拘束具を外しませんとね…春斗さん、次の目的地を変更してこの町に行きます」

クレアの指示を聞き目的地は変更された。目指すは闇の町ブラックポット…












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