死んでしまったので神様とともに異世界で新しい人生スタートします。

りゅう

旅立ち














「クリエイト:女神の聖剣」

クレアはクリエイトの魔法で光り輝く聖剣を作り出した。

「おいおい、まじか…なんだよそれ…」

グレイスはクレアが作り出した聖剣を見て驚きを隠せずにいた。

「さて、あなたの本気も見せてもらいましょうか」

「………こりゃ勝てねえわ、だから撤退するよ。今魔力がほとんど無くてとても本気が出せる状態じゃないんだ」

「逃すとでも思っているのですか?」

「うん。逃げれるよ。だって君、転移魔法使えないでしょ?」

グレイスは笑顔でそう言いながら指をパチンとならしてその場から消えた。

「転移魔法…逃しましたか…」

クレアは手にしていた聖剣を消滅させて言う。

「クレア、どうなったのこれ?」

「敵を逃しました。とりあえずは安心していいと思います」

「クレア、大丈夫?なんか辛そうだけど…」

「ええ、大丈夫です。天界以外で本気を出したのは初めてだったのでちょっと疲れてしまっただけです。とりあえずギルドに入って強欲を追い返したと報告しましょう」

クレアの言う通り僕はギルドに向かって強欲を追い返したと報告する。するとギルドの人や村の人にクレアはめちゃくちゃ感謝されて今晩はギルドで宴が開かれるようだ。

「春斗さん、私は今からこの村を出ようと思います」

「え?」

クレアの突然の発言に僕は驚きを隠せなかった。

「どうやら強欲の狙いは私みたいです。ですから私がここにいると村の人々に迷惑をかけてしまいます。これからは町や村を転々と移動してギルドで稼ぎながら生きようと思いますが春斗さんはどうしますか?」

「どうするって…」

「私と一緒にいるとまた強欲に襲われるかもしれません。ですから安全に暮らしたいならこの村に残ることをおすすめします」

「僕は、クレアと一緒に行くよ」

「え?いいんですか…」

クレアは少し嬉しそうに言う。

「1人で旅とか寂しいでしょう。それにクレアなら強欲とかが襲ってきてもなんとかしてくれるでしょ?あとまだ魔法も教わってないしね」

「春斗さん、ありがとうございます」

その後僕たちが村の人々に村を出ると伝えると強欲を追い返したお礼に、と随分と立派な馬と巨大な馬車、そして結構な額のお金と1週間分くらいの食料をいただいた。

最初、クレアは断じて受け取ろうとしなかったが村の人々が受け取って欲しいと心から言ってくださったのでありがたく受け取ることにした。

僕たちはさっそく馬車に乗り大勢の人々に見送られながら村を出る。












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