死んでしまったので神様とともに異世界で新しい人生スタートします。

りゅう

強欲














「クレア、一体何が起こってるんだ?」

ギルドに入った僕はクレアに尋ねるがクレアも何が起こっているのかわからないようだ。クレアだけではなく警報を聞きギルドに駆けつけた他の人たちも何が起こっているのかわからないみたいだ。

「えー、皆さまご静粛に」

ギルドの受付のお姉さんが台の上に立ち大声で叫ぶのを聞きギルド内は静寂に満ちた。

「先程、見張り台から連絡がありました。グレイスが迫って来ていると…」

お姉さんの言葉を聞きギルドから慌てて出て行く者が多数いた。

「クレア、グレイスって何だ?」

「魔王軍の者ですね。魔王の下に着く魔王軍幹部7つの大罪の1人、『強欲』のグレイス…って、春斗さん、どこに行くんですか?」

僕が慌ててギルドから出ようとするのをクレアが止める。ちょ、やめて…頼むから逃げさせて…

「春斗さん、怖いのはわかります。ですが春斗さんが1人で逃げるのはいいのですが、私といた方が多分安全ですよ」

「…………100%同意ですな…一生ついて行きますクレア様!」

「さて、じゃあ『強欲』討伐に行きましょう」

「やっぱり1人で…」

「春斗さん、男に二言はありませんよね?」

「はい…」

クレア様には逆らえませんはこれ、だって怖いんだもん!

「あの、あなた方は逃げないのですか?」

受付のお姉さんが僕達に尋ねる。気づくとギルド内には僕とクレア、そしてお姉さんだけになっていた。

「私達はここで『強欲』を討ちます」

クレアはお姉さんにそう言い残し僕を連れてギルドを飛び出して村の入り口に向かう。

「春斗さん、おそらくあと3分程で現れます。警戒を…」

「クレア様、ちょっと僕カップラーメン作ってきます」

「春斗さん、お願いですから側にいてください。春斗さんは私が守りますから、春斗さんを死なせるわけにはいかないんです」

クレアはそう言いながら僕の腕を掴む。女の子にこう言われて逃げるわけにはいかないよな…

「わかった。僕はなるべく邪魔にならないように援護をします。戦いの主体はクレアに任せるよ」

「お任せくださ…来ましたね」

クレアが僕に返事をしようとした瞬間、僕とクレアのすぐ近くに凄い勢いで何かが落下して来て地面にクレーターを作った。

「こんなところにいた。逃げずに僕を待ってくれてありがとう。さあ、一緒に帰ろう。僕の城に…」

クレーターから飛び出して来た青年風の魔族は一瞬のうちにクレアの横に移動し、クレアの肩を掴んで言う。

「お断りします」

クレアはニコッと笑いながら返事をして一瞬のうちに作り上げた浮遊剣で『強欲』グレイスを狙う。

「つれないな〜せっかく僕が迎えに来たのに」

そう言いながらグレイスはクレアの剣を全て躱しクレアと対峙する。あの、僕完全に場違いなんですけど…















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