Alice in the Darkness~闇の国のアリス~

闇狐

プロローグ

今宵は皆が寝静まった丑三つ時。
誰も足を運ばないメルスケルクの繁華街。

「マミー!私、遊びに行って来るわね!!」

夜月の光は孤独な彼女を照らしだす。

「いってらっしゃい、アリス。そこら辺に屯してる悪漢には気を付けるのよ」

「はーい!マミー!」

彼女は誰にも望まれない、負の宿命を背負った哀れな少女。

街は彼女を歓迎するだろうか?
それはこの満天の星空に聞かないと分からない。

「アリス、忘れ物よ。はい、懐中時計と投げナイフ」

「あ、ごめん。忘れてたわ!有り難うマミー!」

全ての時は、此処から動き出す。

悲しき運命を課せられた少女は、今宵も此処、『メルスケルク』を舞台に駆け回る。
美しき月光に照らされて。

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